「恋愛しろ」「彼女を作れ」というプレッシャー（長文です）

２９才で恋愛未経験の男です。
三十路も目前に迫っていますが、十代の頃から女性（この人と）と「付き合いたい」という感情を持ったことがありません。
本気で人を好きになったことがない人間です。

世間の風潮は「恋愛第一！」というところもありますし、（実際は違うのでしょうが、マスコミの影響力は偉大だと感じます）
周りの友人も彼女がいたり、結婚していて当たり前なので両親や兄妹も詮索してきたり、心配してきます。
（「人を好きになったことがない」と家族に伝えるのはさすがに気が引けるので言ってはいませんが・・・）

さすがに世間の風潮や周りのプレッシャーもあって、合コンや友人の紹介、お見合いパーティーなども行ってみましたが、
初対面の女性にわずか数時間で興味を「持たなければいけない」というプレッシャーを感じてしまうので、正直苦手です。
（自然に興味を持てれば関係ない！と言われるのは承知ですが・・・）
むしろ、「好きな相手を作る」という行為に違和感があり、そのために自分を無理矢理変えることもできませんでした。
相手に好かれたくて生きているわけじゃないし、相手の好みに自分を変える意味って何なんだろうと？

恥かしながら「好きだ！」「付き合いたい！」「俺のものにしたい！」という感情が全く分からないのです。
家族のように強い絆で結ばれているわけでもない、友人関係のように適度な距離感を保てるわけでもない。
相手に深く入り込まなければいけない、その割に見返り（すいません、敢えてこういう表現をします）は少ない。
こっちが好いたからって、好きになってもらえるとは限らない。
（人生損得で生きているわけではないですが、「恋愛しなさい」という風に考えるとこう思ってしまいます）

周りは「何で彼女いないの？」「早く作りなよ」「寂しくないの？」等言ってくるので、
さすがに「自分がおかしいの？」とプレッシャーになりますし、周りが結婚したりすると遊んでくれる友人も減ってきました。

女性に興味はあるし、彼女も欲しいとは思うけど「好き」という気持ちの概念が分からない。
ここの回答で良く見る「好きな人もいないのに彼女欲しいって発想がおかしい」という意見は非常にごもっとも。
しかし、「好きな人がずっといない」という人間の質問はないからモデルケースとして参考にできない。

どんなにみっともない、かっこ悪いことも出来るほど「好き」って一体どんな気持ちなんでしょうか？
ずるい考えですがそこまで出来る（感情を込める）ほどの見返りがあるものなのでしょうか？
自分のためにやることは自分に結果として返ってくる、けど他人を想うことでやることは結果として返ってこない、
なのにどうして「好き」という気持ちになれるのでしょうか？（人間関係を損得で考えているのではなくて、「恋愛しろ」というプレッシャーに対する疑問です）

これから先の人生で好きな人が出来て結ばれればミラクル、できなければこのままで仕方ないってスタンスしかないと自分は思いますが、
「恋愛は人間として出来て当たり前」という暗黙の了解に則っている社会（考えすぎでしょうか？）はどうにも生き辛く感じます。

可愛そうな人、冷たい人、他人に興味がない人、感受性を無くした人、心がない人、等何を言われても反論の余地はないです。
実際に自分でも「恋愛ができないほど、そんなに心がない人間なのか」と思うこともあります。
「家族でもない、他人でもない」というその間の感情なのでしょうか？
普通に一人で生きてこれた（厳密にはちがいますが）のでこの先もそれで仕方ないと思います。
でも一度くらいは経験したい、でも好きな相手はいない。
「普通に恋愛する」というプレッシャーは自分にとって凄い重荷です。
一意見で構わないので「人を好きになる」という感情について教えていただければと思います。

No.1 回答者： ZOOT 回答日時： 2009/09/22 15:03

「痛い」という概念がない人に対して

痛みの説明をいくらしてもピンとこないでしょう。
「自分の中にないもの」は、感じたくても感じられないものです。

なんて言っちゃうと終わっちゃいますが。

たとえば子供のころ
同性のお友達でも先生も近所のわんこでも
好きだと思う人や動物はいませんでしたか。
その人の顔を見た時に「あ♪」と自分が笑顔になるような。
たぶん、一人くらいはいたでしょう。
自分よりも他の子と仲良くしているとちょっと悔しい、悲しい。
こちらに向かって笑顔で走ってきてくれると、凄く嬉しい。
その、無意識にこちらが笑顔になるような温かい感じが
性的な欲求と相まって、相手をとことん欲しくなるのが
恋愛感情…かなあ～～。

で、子供時代はきっとひとりくらい好きな人がいたとして
普通はそこから性的な目覚めの発露として初恋が生まれるわけですが
何かそこで、強くご自分を抑制する事態になっていたのかも？？
つまり、今質問者さんは「自分は感じない」と思っていることが
実は「感じることを抑制されてきた」ことかもしれないってことです。
その抑制が解かれないと、というか解かれることを自分に許さないと
恋愛感情はなかなか生まれないんじゃないかなーと。
ひとつの可能性としてですけどね。

もしも、その可能性があるとしたら
ご自分の幼少期にさかのぼって、いろいろな事を思い出してみると
何がその強い抑制のきっかけになったのか
ヒントが見えてくるかもしれません。
少し大袈裟に感じられるかもしれないですが
カウンセリングとか受けるのもいいと思いますよ。

この回答へのお礼

どうでしょうか？
子供の頃から家族以外は信用できないような子だったかもしれません。
「他人に優しくしたって何も返ってこないよ」と漠然と感じていました。

＞自分よりも他の子と仲良くしているとちょっと悔しい、悲しい。
これが人一倍強い子供だったかもしれませんね、自分はいっぱいしてあげてるのに・・・って思っていたと思います。
（実際子供は結構残酷、というか短絡的だから私自身も周りの子も仕方なかったのかもと今は思いますが）
家族に対しては無償の愛、ではないですが大切にする条件をつける必要がない。
なぜなら自分をちゃんと必要として愛してくれるから。
友人に対してはやはりギブ＆テイクが根本にはあります。
「喜んでくれたからする」「してくれて嬉しいからする」という気持ちはやっぱりあります。
でも、やっぱり自分自身が一番可愛いし、大切です。
だから「自分を好きになってくれないものに自分以上の愛情は注げない」のが私なのかなと思います。
こういうのは世間でいう「恋愛できない男」なんですよね、自分が大事な男。

カウンセリングは考えていました・・・中々行く勇気が出ないのですが。

回答ありがとうございました。

お礼日時：2009/09/22 18:13