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レザー製品に大変興味があり、色々な本を見ているとタンナーの話しを目にします。
レザーにどういう差があるのか教えて下さい。


初めてオーダーしたウォレットは栃木レザーを使用していると聞きましたし、赤い栃木レザーのタグももらいました。

次にオーダーしたウォレットは姫路のレザーと聞きました。
特にタグもありません。

見た目の差は毛穴?というか栃木レザーの方がツルツルで光沢があります。
姫路レザーは毛穴があるというかツルツル感は栃木に比べ少なく光沢もそこまでありません。
好みで言えば栃木レザーです。

何がどう違い、どちらが良いと言えるのかご教授頂きたいです。

素人質問で申し訳ありませんが宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

オーダーされた2つのウォレットは同じ種類の革ですか?


説明を聞く限りでは革その物が違う感じがしているんですが。

栃木レザー(栃木皮革)は自社で原皮の仕入れからなめしまで一貫してやっている日本で数少ないタンナーです。
昔は国内の色んなブランドに革を卸していましたからかなり知名度はありましたが、有名に「なり過ぎた」ことで海外タンナーとの競争とかコストの問題など色々あって一時「倒産」まで追い込まれました。
その後復活して現在もレザーの生産はやってはいますが、正直昔に比べると革の質は落ちたように感じています。

一方の「姫路のレザー」ですが、厳密には「姫路レザー」という企業は存在しません。
なので、購入されたウォレットが「どこのブランドなのか」というのはこの情報だけでは分かりませんね。
姫路は地域柄、昔から革製品を作る場所として多くの工房があります。
牛革だけでなく色んな種類の革を作っていますが、特に馬革(コードヴァン)が専門の「新喜皮革」はアメリカの「ホーウィン社」と肩を並べる位のレベルで有名です。
ホーウィン社の革は「靴用の革」ですが、新喜の革は「小物用の革」ということで同じコードヴァンでも微妙な違いがあります。

単純な牛革(ヌメ革)ということならば、それでもやはり栃木レザーの方がまだモノ的なレベルは上でしょうね。
革の種類が変わればまた話が違ってきます。
コードヴァンなら日本の場合は新喜皮革にかなうところは無いでしょう。
ディアスキン(鹿革)なら「藤岡勇吉本店」は有名です。
勿論国内でいい革を作っているタンナーはもっとあるんでしょうが、その「いい革」という基準はユーザーによって好みがあるので意見が分かれてしまうのは仕方ないでしょう。

そしてこれは日本での話であって、そのいい革と言うのを「世界レベル」に持って行くと残念ですが日本はまだまだ技術的には追いついていない、というのが現状だろうと思いますね。
アメリカのホーウィンもそうですが、他にもフランスのデュプイ、イギリスのコノリー、イタリアのブリターニャなど、海外には指折りのタンナーが多く存在します。
私は革職人ではないのでその「レベルの差は何か?」と聞かれても具体的に答えることは出来ませんが、実物を手に取れば「何か違う」というのは素人でも分かるもんです。

もし機会があればそういう海外のレザーに1度触れてみてください。
小物なら今は割と簡単に購入も出来ますし。
まぁ将来的には本当の「Made in Japan」のレザーの質がもっと上がってくれることを期待したいですね。

ご質問に対して直接的な回答にはなっていないかもしれませんが、今までよりもっとレザーの世界に興味を持っていただけたら、と思います。
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No.1の方へ。



いえいえ、一応、革業界に属しているものですから、知っている限りの事を書いたまでですので。

さて、質問者さんの件ですが、この業界の難しい所は、数値で定量出来る項目が大変少なく、あやふやな言葉でのやり取りが多くなってしまう事です。

また、画面で見るのと実際に手に取って見るのとでも異なる事が多いです。

なので、情報があまりに少なく、文面から推理する事は非常に難しい為、ここで断定する事は控えさせて頂きます。

ただ、最近は姫路近辺で作られた革の事を「姫路レザー」と「勝手に」名付ける事例が増えて来ている為、今回の様なトラブルが増加しているのも事実です。

むしろ、「栃木レザー」の様な、フルベジタブルタンニンのピット槽で革造りをしているタンナーは珍しく、それこそレディースの手袋用の薄くて柔らかい革を造って居る様なタンナーや、シボの出た柔らかい革を造るタンナーも姫路近辺には多く存在します。

ですので、「姫路レザー」と書いてあっても、決して「栃木レザー」の様な革であるとは限りません。

業界としても、混乱を防ぐために何とかしたいのですが、安易な金儲けの為のネーミングの勢いに負けてしまっている状況です。
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♯2の方から回答した内容について間違いがあるというご指摘を受けました。


質問者の方に対しても間違った情報を提供してはいけませんから、その点に関してはこの場を借りてお詫びします。

文面からの想像ですが、♯2の方はその道の「本職の方」だろうと思われます。
今回の質問者さんからの件について、その「違い」を素人の私でも分かるような的確な回答をいただけるとありがたいと思いますので是非お願い致します。
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この回答へのお礼

No1から細かく教えて頂きありがとうございます。大変参考になりました。補足頂いた方にも感謝しておりますし、貴殿が補足頂いた方に噛みつかず丁寧にご質問頂きとても紳士な方と思いました。 No1でベストアンサーとさせて頂きます。ありがとうございました。

お礼日時:2013/04/09 18:47

No.1の人に補足と訂正です。



先ず、栃木レザー(株)(旧栃木皮革(株))は、株式会社産業再生機構に再生支援は受けましたが、倒産は逃れた筈です。
また、革の品質に関しては、採算性の問題等により、決して満足な物づくりをさせて貰えてはいない模様です。

栃木レザー(株)の会社の革なので、栃木レザーと呼ばれる事には何の問題も有りませんが、姫路レザーと言う会社は存在しないため、少し問題が出てきます。

姫路市並びにたつの市は革産業が盛んな地域で、100社を超えるタンナーが存在します。
薄物から厚物、ソフトな物からハードな物まで会社により幅広く生産されている為、これが姫路レザーだと言う事は不可能でしょう。

栃木レザーに対抗する意味で「姫路レザー」と名付けて販売する小売店やメーカーも存在する様ですが、そこには厳密な基準も存在しない為、質問された方のように混乱が生じ始めています。

「日本はまだまだ技術的には追いついていない」

それはどうでしょうか?

私は単に、日本のメーカーからいい革を求められていないだけな様に感じます。
よりトラブルの少ない革、よりメーカーにとって生産性の高い革の注文が多いだけの気がします。
年に2回の浅草の展示会で、タンナーのブースをご覧になられてはいかがでしょうか?
メーカーからの縛りのない、のびのびと作られた革を目にすることが出来ると思います。

また、コノリー社は解散し、オリジナルの物づくりは行われていないと記憶しています。
ブレターニャも日本では有名ですが、ボローニャの展示会では、より優れたタンナーを目にすることが出来ます。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。お二人のご意見大変参考になりました。 私も間違えない知識を入れない様にしないとです。
補足頂きありがとうございました。

お礼日時:2013/04/09 18:44

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