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言うほど難しいですか?

A 回答 (2件)

難しいというか、音楽をどう捉えるかというコルトレーンの冒険です。

世間の人・ジャズメンに、この曲が分析できるかな?と問うているのです。

|Bj7 D7|Gj7 B♭7|E♭j7|Am Dj7|
|Gj7 B♭7|E♭j7 G♭7|Bj7|Fm B♭7|
|E♭j7|Am Dj7|Gj7|D♭m G♭7|
|Bj7|Fm B♭7|E♭j7|D♭m G♭7|

2小節置きに、冒頭の音名を示すアルファベットを拾ってみると
 B - E♭- G - B - E♭- G - B - E♭ ←3種類しかない。

コルトレーン以前のバップミュージシャンはII-Vを修飾セットとして、5度進行を基本に考えるのが前提となっています。

5度進行とは、C - F - B♭- E♭- A♭- D♭- G♭- B - E - A - D - G (- C - F ・・)と循環します。このコードの頭のアルファベットのCからGまでの循環を、時計逆回りに対応させると、「12 - 11 - 10 - 9 - 8 - 7 - 6 - 5 - 4 - 3 - 2 - 1」となり1時間感覚で循環します。30度(5分)間隔です。

しかし、"Giant Steps"の"B - E♭- G"(よく見ると3つしかない。)
これを時計回りで、直線で結ぶと、120度(4時間)間隔になっています。つまり正三角形になっているのです。

つまり、前者を"Short(/ Small) Steps"と呼べば、後者は"Giant Steps"になるということです。もちろんコルトレーンは半分だじゃれの意味で題名をつけたのでしょう。

これは小方厚というビーム物理学専門の学者が分析されたものです。もちろん氏はビブラフォンでジャズを演奏されています。ご興味があれば「音律と音階の科学」という講談社のBlue Backsをお読み下さい。

つまり、現代音楽の楽器が平均律という調律でほとんどの楽器が調律されるようになったため、このようにコルトレーンのような冒険というか戯れた楽曲もできるということです。音律の話を始めるとこの質問の回答では収まりませんので、ご自分で勉強なさって下さい。

トミー・フラナガンが途中のアドリブで途方に暮れた理由もお分かりかと思います。フラナガンは前者の5度進行の理論にしたがって、アドリブしようとしたけれども、どうもコード進行がそのようにできていなかったということです。フラナガンは従来のさむらいでしたが、コルトレーンは袴に靴を履いていた坂本龍馬というところでしょうか。コルトレーンの戯れと意地悪もずいぶん入っていたと思います。フラナガンがあとあと、何度もこの曲に挑戦し、CDも出していますが、いずれもうまくいっていません。YouTubeでマッコイ・タイナーがピアノでアドリブっています。これはうまくいっているかな?と思います。これ以上は先の書籍でご勉強下さい。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
確かにフレーズを基本にアドリブしてる方には難しいかもしれませんね。
詳しく解説頂きましてありがとうございます。

お礼日時:2013/11/22 12:51

Giant stepって曲あるんですか。



Giant Steps[複数形、英語は複数と単数じゃ別物]ならコルトレーンの難曲として知られてますね。

チェロキーみたいな高速テンポで調性がどんどん変化していくので、聴衆が楽しめるようなソロをうまく取るのは一流ジャズミュージシャンでも難しいとのこと。自己満足だけでOK,聴衆のことを考えない、というのなら大して難しい曲じゃないかもね。
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。

お礼日時:2013/11/22 12:38

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