許せない心理テスト

スイスのゼニスの時計の評価はどうですか?なんでもかまいませんので、ご意見をお聞かせください

A 回答 (2件)

No.1です。

再びで失礼します。

ゼニスのイメージ・・・

極私論ですが、

1.良いムーブメントを作る技術力がある
 (高精度、高振動クロノグラフ他マニュファクチュールとしての技術力)

2.ベーシックなモデル、価格も前回記載の2000年代にLVMHグループの傘下に入り現行の高級志向へ歩み出すまでは、高級時計とはいえど、IWCや当時のホイヤー、オメガ等に比べると地味でオーソドックス。よってアンティーク時代(1960年代まで)も含め、メジャーでも中堅の時計メーカー。
なお、スウォッチグループや他に時計業界もグループ化され出したのもこの時期から。前記のムーブメント:ETA社は後にスウォッチグループにしかムーブメントを販売しない事になり、ETA社のムーブメントの版権が切れたのを元に下請けで生産ていたセリタ社が他時計メーカー(例:IWC)にムーブメントを販売したり、もしくは自社でムーブメントを作るしかなくなりました。TAGホイヤーの自社ムーブでCal.1887がありますが、これもSEIKOの6S系ムーブメントの技術提携及び技術特許等を購入し、かつホイヤー独自のオリジナルな部分を数年かけ開発し現在に至ります。完全なマニュファクチュールとなると、LVMHグループとしてはゼニスのような独自にムーブメント開発や製品化できる能力(技術力や施設のある企業)がどうしても欲しくなる、と思います。

3.LVMHグループの時計部門を参考で
http://www.lvmh.co.jp/group/organization.html

この中で、マニュファクチュールとしてはホイヤーもありますが、クロノグラフ等含めるとゼニスが上になります。ただ、ホイヤーはTAG社との提携でF1等のスポーツウォッチとして人気は上ですし、エレガントな系統もなくは無いが、ゼニスのようなオーセンティックなラインも無い。

4.逆に地味なゼニスの心臓部のテンプが36000ビートで作動する姿や、メカニカルなち密さを、パーツの仕上げの向上と、針や文字盤含む外装の高級化で格上げをし、他のマニュファクチュールの時計メーカー並みにレベルを上げた

5.さらにムーブメント等の製作能力は前記のエル・プリメロによって1/10秒測定可能なモデルをTAGホイヤーRS36に与えている。

6.一方ゼニスは更に構造が複雑化した時計(Tourbillonやミニッツリピーター他)をラインナップに限定などでも加えることで、マニュファクチュールと高級時計としての意向の両方を狙っている
(参考例)
http://www.zenith-watches.com/jp_jp/academy
http://www.zenith-watches.com/jp_jp/limited-edit …

7.普遍的なダイヤルが主だった基盤のエル・プリメロに独自の現代的なデザインも含めている。
http://www.zenith-watches.com/jp_jp/collections/ …

8.時計としては技術力も高級感もUPしましたが、一方でどこか選り好みが激しいダイヤルデザインもカタログモデルで見られる。これはルイ・ヴィトン系になった影響と感じます。

9.以上からオーセンティックな傾向で緻密なムーブメントがベースとしてハイクラスまで広げたのが現状のゼニスと思います。でも私はやはりTAGホイヤーやΩのようなスポーツ他の華やかさやアグレッシブ的、メジャーなイメージやデザインではなく、ベーシック、または+αのデザインかな…と思います。
そうした意味で玄人的な時計と思う次第です。
エル・プリメロだけでもモデルが多々なのですが…。
http://www.zenith-watches.com/jp_jp/collections/ …
(例えば『Stratos Flyback Rainbow』は90年代のモデルのブラッシュアップですし、一方でオープンハート・レディスダイヤモデルもある。ただ選択肢が広いようですが、ノーマルかデザイン色が強いダイヤル・ケースか、オープンハート系の大きくは3つで細部の相違を増やしてる、と思いますし、極私的には実際見た感じでも押しの強いデザイン傾向に馴染めるか?を感じます。

技術力と、ルックスの傾向で雑文ですが思うまま(汗笑)・・・<m(__)m>。
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初めまして。

つたない知見と経験からですが宜しくお願いします。

>スイスのゼニスの時計の評価はどうですか?

私個人的意見ですが、ハイビート(36000振動)のクロノグラフ先駆者としてホイヤー(現TAGホイヤー)モバード社と共同開発で生まれた時代はクオーツショック前の1969年ですが、現代の材料、そして、潤滑油の技術向上で、オリジナルのマニュファクチュールとしては良い時計と思います。また後述しますがROLEX:デイトナで自動巻きベースムーブメントで長きに渡り支えた(勿論ROLEXの技術力は素晴らしいが)ベースムーブメントとしては立派と思います。

尚、実際アンティークですが1940~50年代?のブライトリングか何かの懐中時計クロノグラフ(2つ目)で、すでに振動数36000ビートは存在してました(実物も見た事あります。当時非売品)

また、ゼニスはもともと高精度のムーブメントを自社開発できるメーカーで、私は所有してませんがクロノグラフはユニバーサル社やエクシオパーク社といったムーブメントメーカーをベースに独自の改良、3針は手巻きの”PORT ROYAL”、自動巻き”CAPTAIN”のモデル(手巻きスモールセコンドのCal.135は特に好き)を生み出した、懐中時計時代からの高性能・高級時計メーカーです(上記のはすべて18k仕様も有)。今のゼニスの★マークはこの時代の最高級・最高精度のクロノメーターモデルにつけられたものです(この時代は天文台の時計精度コンテスト=星の動きと精度の造形)

この時期SEIKOは前者たちスイスメーカーに先駆け3針で36000振動を世界初で発売して、さらにVFAという驚異的な精度の時計を発売し、完全に先を越された一方、SEIKO=Quartzの図式を世界に展開し、事実上スイスは日本のQuartzショックで大打撃を受けました。
この当時のゼニス含3社合作ムーブメント(Cal.3019PHC)は構造が複雑な故(自動巻きクロノグラフですから当然)、組み方や油の選定・調整が非常に難しく。さらに使用中に調子を崩すとなかなか困難を極める、時計師泣かせの難しいムーブメントでした。
(アンティーク(の最後の頃)としてもCal.3019PHCは本来の調子の良し悪しで個体差関わり他より有り選ぶのが難しい)

しかし、機械式時計の復興となる80年代~90年代以降、経年による改良・実績や飛躍的な潤滑油脂類等の高性能化により、性能は安定し、 マニュファクチュールのメーカーオリジナルムーブメントとして最高のビート数、機能のクロノグラフとして確立しました。また、その後、ある時期(確か2000年過ぎごろの、うる覚えですみませんが)からケースや文字盤の質感・デザインが高級志向の現代へと転換したため、一般層では買いにくい、またデザインもオリジナリティに飛んでる部分の一方嗜好性の差が生じるデザインと存じます。
(経営者:LVMHグループ(ルイ・ヴィトン系)の傘下でビジネス展開が変わったのともいえる)

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手前みそな話で恐縮が、私も過去ゼニスのモデルを所有してました。あと後述のプライムです(中古ですが)。
ゼニス クロノマスターT エルプリメロ ムーンフェイズ トリプルカレンダー
(参考・同型)
http://www.antiwatchman.com/H-6498

当時のゼニス(90年代)のトップモデルでした。両方向巻き上げ自動巻き36000ビート、パワーリザーブが50時間程度、来るのグラフ制御はピラーホイール式(カム式のオメガよりは高級)クロノグラフとともにトリプルカレンダームーンフェイスをも持ってます。当時としてすでに最高機能を有するマニュファクチュールのムーブメントでした。
これも基礎ムーブメントが良かったからと、潤滑油脂の改善、パーツの地道な見直しの結果です。ETA社等では類似がありましたがここまでは出来無かったと存じます(ETA-ヴァルジュー7750のトリプルカレンダームーンフェイスは片巻き上げ自動巻きで28800ビート。数値的にはゼニスのほうが数値的にも内容的にも上でした)。
センターのクロノ針が流れるように動くのが高振動の時計の特徴でした(あとはスプリングドライブのような全く別の構造)

またこの当時のベースムーブメント:Cal.400エル・プリメロ
(参考・文字盤やケースが多種、フライバック付きも有)
http://www.awc.co.jp/Zenith/s179.html

のクロノグラフ部分を外して28800にしたのが現代に続く3針の”Elite”シリーズです。当時ETA社2892等薄型の自動巻き3針が多く使われる中、ゼニスのみ自社開発で作り上げました。
(参考、初期のモデル)
http://www.timetunnel-jp.com/ZEN_class_erite_ss. …

尚、Cal.400の自動巻き部分だけを外したクロノグラフ”プライム”も発売されました。
(参考例・文字盤は多種あり)
http://nakahiro.parfait.ne.jp/moji/prime.html

当時プライムが20~25万円程度、エル・プリメロCal.400が30~40万円台、クロノマスターTはその上でした。

この90年代~2000年代の機械式時計の復興の大きな力でもあったとともに、Cal.400の振動数を28800にし、かつメーカー独自の安定性や性能を考慮したのが、当時の傑作:ROLEX・デイトナです。手巻きのヴァルジュー72から自動巻きとしてベースムーブメントにゼニスを選んだのも必然的かな、と当時のムーブメントからも私的思ってます。
参考:自動巻きクロノ比較
http://www.tokeizanmai.com/watch-zenith-chrono.h …
(フレデリック・ピゲは振動数等に差があるもムーブメントとしてはクロノで最小サイズの高級ムーブです。またSEIKOの6S系列は現代のTAG・ホイヤーCal.1887のベースムーブメント)

確かに精度=振動数のあくなき追及もあるのですが、いかに機械が安定し動くか?嗜好性としての部分を満足するか?が現代の時計かと存じます。50年代のパテック・フィリップが日差10秒を切る、またクロノメーター並みの制度が出るのも、振動数だけでなく構造や工作精度の良さが関わります。
(参考:2000年代にはLVMHグループの傘下に入り現行の高級志向へ歩み出す)
http://www.awc.co.jp/watch/n421.html

どうしても時計は外観と機械の好みの両方が合わさります。70年代~特に90年代以降、あの名機を作ったロンジン等は見た目はオーセンティックでも、ムーブメントは汎用でレベル(嗜好性としても)も・・・になった・・・そうした会社は多々あります。でもこれも時代、その中で孤軍奮闘しつつ他社に比べると多少地味か独創的デザインもありますが、特にムーブメントを好む、嗜好性のある方には外すことのできない、今や数少ないマニュファクチュール高級メーカーです。どちらかというと玄人的嗜好性になるかもしれませんネ。特に近年のデザインは高級・独自性を狙っているようですし・・・それもゼニス・およびグループ内の位置づけに伴う販売戦略や個性です。デザインとムーブ、どちらを重要視するか…最後は自分の好み・嗜好性かと思うこの頃です。
(少し前直径38㎜のスモールバージョンが出ました。あれもレディース的な扱いとも違う、ビックサイズの現代の流れから少しずつ模索してる。ブライトリング他も日本人や腕の細い人、流行の変化が時々垣間見れます)

ざっとで愚答で散文的ですが参考になれれば幸いです。<m(__)m>
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この回答へのお礼

奥が深いです。勉強します。

お礼日時:2016/03/21 13:14

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