
■新入社員が気をつけておきたいこと
まず新入社員が気に掛けたいこととして、本山さんからこんなアドバイスをもらった。
「季節の変わり目ごとに増える懇親会や接待で切り離せないのがカラオケです。あなたの立ち振る舞い次第で、上司や取引先との心の距離を縮めるきっかけにもなるでしょう。また、懇親会や接待などでカラオケに行く場合、上司や取引先のカラオケの十八番をある程度リサーチしましょう。『そんなことまで気にかけてくれたのか』と、あなたの評価は上がるに違いありません」(本山さん)
なるほど。カラオケは、上司や取引先の気持ちを気に掛けることが、何より大事とのこと。
「さらに、上司や取引先の歌う曲を覚えておくことで、ちゃんと聴くことが出来るようになります。曲を選び続けたり、スマホを見続けているのではなく、一緒にハミングをしたり、歌い終わりで歌い方や歌声、曲そのものになどに対して、コメントをしたりするのも大事ですね。コメントの中身は、ポジティブなものがベストです。もし歌が上手でなくても、『この歌詞、切ないんですよね!』『このメロディ、好きなんです!』と伝えるとか。その曲を知らなかったとしても、『(歌手本人が)カッコイイですよね!』『カワイイですよね!』と伝えるとか。歌った本人にしてみれば、選んだ曲にはそれなりに思い入れがあるので、そこに気を配れるといいですね」(本山さん)
なるほどなるほど。こうした配慮ができる部下なら、上司や同僚から気配りができるということで、評価もアップしそうである。
■新入社員が歌うといい曲
以上を踏まえて、新入社員が30~50代の上司を意識して歌うなら、どんな歌がオススメだろうか? 男女別、年代別にご紹介したい。
【歌いやすくて30代にウケる曲】
●男性ボーカル曲
H Junglewith t『WOW WAR TONIGHT』
斉藤和義『やさしくなりたい』
SMAP『らいおんハート』
BUMP OF CHIKEN『天体観測』
●女性ボーカル曲
松任谷由実『春よ、来い』
今井美樹『PRIDE』
島谷ひとみ『亜麻色の髪の乙女』
PUFFY『アジアの純真』
【歌いやすくて40代にウケる曲】
●男性ボーカル曲
SMAP『世界に一つだけの花』
福山雅治『桜坂』
THE BOOM『島唄』
サザンオールスターズ『TSUNAMI』/『勝手にシンドバッド』
●女性ボーカル曲
杏里『悲しみがとまらない』
沢田知可子『会いたい』
岡村孝子『夢をあきらめないで』
小林明子『恋におちて―Fall in Love―』
【歌いやすくて50代にウケる曲】
●男性ボーカル曲
海援隊『贈る言葉』
さだまさし『精霊流し』/『案山子』
にしきのあきら『空に太陽がある限り』
かぐや姫『神田川』
●女性ボーカル曲
ピンクレディー『渚のシンドバッド』/『UFO』
松田聖子『青い珊瑚礁』
荒井由実『ルージュの伝言』
イルカ『なごり雪』
■上司が歌うといい曲
続いて、上司が歌うと若い部下も盛り上がってくれる曲についてもリサーチすることに。本山さん、40代後半の上司が歌うと20~30代の若手が喜んでくれる曲を教えて!
【20~30代の部下が喜ぶ!絶対にウケる鉄板曲】
SEKAI NO OWARI 『スターライトパレード』
EXILE『Choo Choo TRAIN』
福山雅治 『HELLO』
「『スターライトパレード』は有名な曲なので、みんなでワイワイと騒げること請け合いです。盛り上がりに即効性があるので、いざという時のレパートリーに入れておくといいでしょう。『Choo Choo TRAIN』も歌う人のキャラを問わないので、誰にでも挑戦しやすいと思います。できれば何人かで一緒に歌えると、さらにいいですね(40代課長グループ5人で、とか絶対に盛り上がりますよ)。『HELLO』はノリがいいですし、声が出なくても比較的歌いやすい曲です。聴いている人が手拍子を打ちやすいところもミソです」(本山さん)
会社でカラオケに行くと、何を歌えばいいかわからないから行かない……。そんな人も多いのでは。でも歌う曲が決まれば、行きやすくなるはず。上司部下ともにカラオケの飲み会に苦手意識を持っている人がいたならば、ぜひ今回のプロの選曲を参考にしてみて!
ちなみに「教えて!goo」では、「会社の飲み会の2次会のカラオケで何を歌えばよいですか??」ということでユーザーが考える楽曲も紹介中。気になる方は併せてチェックしてみて。