私には小さな書店を自分の力だけで運営している友人がいて、たまに話を聞きにいく。個人店ならではの苦労ももちろんあるけど、自分の好きな本ばかりが並ぶ空間はかけがえのない宝物だと語る友人の顔は輝いて見えた。
そんな友人を見ていると、オリジナルのアクセサリーを作るのが好きな私もいつか自分のお店を持ってみたい、と思ったりもするのだが、実際そこにたどりつくためにはどんな準備が必要なのか、想像もつかない。
■お店を始める時に絶対に必要なこと
個人書店をやっているその友人に聞いたことがあるのだが、自分のお店を始める時に一番大事なのは、「それは自分が本当にやりたいことか」という心構えの部分なのだという。
自分がやりたいことであれば多少の苦労は当然のこととして乗り越えられるし、逆に、どんなに優れた商品やサービスでもそれに対して自分が愛を持てなければ結局いつかくじけてしまう。
まずは自分のやりたいこと、「こんなお店にしたい!」という思いとじっくり向き合い、イメージを固めることが大事で、あとは実際にお店をやりながら足りない部分を常にアップデートしていけばいいと友人は語る。
■売り上げ管理や会計システムはシンプルに
そんな友人が実際にお店をやっていく上で最も苦心したのが商品の在庫管理だったという。最初は商品点数も少なく、エクセルで管理すれば事足りるレベルだったのが、徐々に扱う商品数も増え、管理が煩雑になってきた。毎年、年末に棚卸しをすると売り上げと在庫数に大きなズレが出て、頭を抱えたそうだ。
また、最近ではキャッシュレス決済が普及していて、一方で現金での買い物もまだまだ一般的なので、レジシステム周りが複雑だとも漏らしていた。そういう部分は便利なサービスに一括してサポートしてもらうのがおすすめとのこと。
NTT西日本 ICTお仕事悩み相談デスクは、新しくお店を開業した人、開業したいと考えている人の持っている悩みに関するICTの相談を受け付けてくれるサービス。WEBサイト上では悩み別、業種別に相談内容が紹介されている。店内のWi-Fi環境について、防犯対策についてなどなど、細かい困りごとに色々と対応してくれるようだ。
小さな悩みをスムーズに解決して、夢のような自分だけのお店を作り上げる……。そんな目標を早く実現したいと改めて思う私だった。
提供:西日本電信電話株式会社