■店員さんへの対応はチェックされている
男性と女性の関係というと、恋愛を想像しがちだが、職場や学校での人間関係も含まれる。まずは、深い関係性を築いていない段階から嫌われてしまうような振る舞いについて聞いた。
「普段は偉そうで周りに対して威圧的だが、いざというときには弱いという人は嫌がられます」(古川さん)
古川さんが挙げてくれたのは「威圧的、いざというときに弱い」というものだが、具体的にはどのような行動を指すのだろうか。
「いわゆる立場の弱い人に対しては強い人が嫌われやすいです。一番分かりやすいのは、店員さんなどに偉そうな対応をすることでしょうか。相手が逆らうことができないような状況で威圧的に振る舞うのは印象が悪いです」(古川さん)
飲食店や公共機関で、店員や職員に対して乱暴な口調で話しかけたりする人を見たことはないだろうか。何気ない振る舞いだが、女性から見るとかなりなマイナスポイントである。
■お金の話や恩着せがましい態度はNG
友人や知り合いの段階では良好な関係を築けていたのに、交際を始めてから急に嫌われるという経験はないだろうか。古川さんいわく、些細な言動でも恋愛感情が冷めるきっかけになるという。
「なにかにつけてお金の話を出すことには気をつけたほうがよいです。『何かをしてあげたよ』といちいち恩着せがましい人も嫌われがちですね」(古川さん)
ついつい「おごってあげた」や「何かを買ってあげた」ということを相手に言ってしまう人は、注意が必要だ。
「また、何でも人のせいにする人は当然嫌われるでしょう。例えば『自分がこうなったのはおまえがいけないんだ』というような怒り方はNGです」(古川さん)
感情が高ぶると思わず言動が激しくなってしまうもの。そんなときでも、相手に責任を擦り付けるような発言は避けたい。
■ファッションや外見はある程度の印象を決める
性格に大きな問題がなくても、なぜか女性に嫌われてしまうという人もいるだろう。外見や行動についても聞いた。
「不潔だったり、服装のセンスが特殊という人は嫌われやすいです。また、やたらと服や靴をブランド物で固めて着飾るタイプは、分かりやすく避けられるでしょう。至って当たり障りない外見の人でも性格に裏表があるといったことは考えられますが、過剰なファッションは中身で勝負していない印と見られることがあります」(古川さん)
外見が全てではないが、やはりある程度の印象を決定付ける。あまりによろしくない印象を与えるようなファッションは避けたほうがよいだろう。
「すべてに言えますが、何事にも余裕を持つことが大切です。余裕がないと男女間でも細かい争いが起き、互いを憎むようになってしまいます」(古川さん)
女性にもいえることだが、余裕を持った行動や言動を心掛けることが大切だという。周囲の人間関係や些細な価値観の違いなどで、日々愚痴を漏らしたり、ストレスを相手にぶつけるのはご法度だ。男性は特に、余裕を持った振る舞いをすることが、女性から好意を寄せられる第一歩になるといえる。
●専門家プロフィール:古川拓磨
株式会社Protection Agency 代表取締役。サイト「男女問題相談窓口」を運営。男女間の金銭トラブルやストーカー問題、DV問題などに関する相談を受け付ける機関。電話やメールでの相談受付をしており、日本全国・24時間対応可能。