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蚊に刺されにくい服の色や素材はある?袖や裾の形も重要だった!

蚊に刺されにくい服の色や素材はある?袖や裾の形も重要だった!夏真っ盛り。花火大会にバーベキューにと、楽しい場所には必ず付きまとうのが「蚊」。知らないうちに刺されているのが厄介だが、「最近の蚊は服をきていても貫通するハリをもつときいていますが、本当でしょうか」という質問が「教えて!goo」には投稿されている。確かに、ジーパンを履いているのに脚を刺された、ということはよくある。そこで気になるのが、蚊に刺されにくい服装はあるのだろうか?ということ。皮膚科医に聞いてみることにした。

■淡い色の夏素材+長袖長ズボンがGOOD


お話を伺ったのは、皮膚科医の蘇原しのぶ先生。

「蚊の針は1~2mmと言われていますので、薄い素材の服だと貫通すると考えられます。デニムなど、厚めの生地の方が刺されにくいでしょう。また、黒や紺など、色の濃い服装は蚊が寄ってくるので、淡い色の服を。あとは、汗も蚊が寄ってくる原因なので、吸水性のよい綿や麻などの素材がおすすめです」(蘇原先生)

しかし、と蘇原先生は続ける。

「服の上から刺されたと感じていても、実はトイレでズボンを降ろしたときや、袖から蚊が入ってきて、服の下で刺されていることが多いんです。長袖長ズボンを着用するのはもちろんのこと、袖や裾の口が広くない、ピタッとした服を選ぶことが大切です」(蘇原先生)

肌を出さないことが一番重要なようだが、長袖だからといって袖口が広いものだと蚊の侵入を許してしまう。手首や足首のところをキュッと絞ったようなデザインのものだと◎。
だが、蚊に刺される原因は服の色や汗、二酸化炭素、お酒の成分など複数あり、服装だけで蚊を寄せ付けないようにするのは限界があるとのこと。

「やはり、虫除けスプレーや殺虫剤が最も効果的です。上手に使って蚊を撃退しましょう」(蘇原先生)

ちなみに、巷では「O型は一番蚊にさされやすい」と言われているが、科学的根拠は今のところ無いのだとか。

■蚊が媒介する感染症に十分警戒を


蚊に刺されたとき、最初に適切な処置をしているかどうかが肝心だという。

「かゆみを感じて掻くというのは原始的な動作で、異物を取り除こうとする反応なんです。でも、掻き過ぎると湿疹になりますので、冷やしたり、薬を塗って落ち着かせたりすることが大切です。また、蚊に刺されることで一番怖いのはかゆみではなく、デング熱やジカウイルス感染症など、蚊が媒介する感染症を引き起こすことです。対策は万全にしましょう」(蘇原先生)

蚊に刺された部分が腫れあがってきたり、発熱など体に不調があらわれたりしたときは黄信号。自己判断に頼らず、病院で適切な処置を受けよう。

●蘇原 しのぶ (そはら しのぶ)
医師。東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、2016年にしのぶ皮膚科開業。ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的行う。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。アトピー性皮膚炎治療を専門とし、アトピーチャンネルの総監修などもしている。

(酒井理恵)
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