プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

分譲マンションの購入を考えています。
防音性を重視したいのですが、二十天井・二重床というのは、昔からある工法ですか?
中古も検討しているのですが、一般的になったのが最近なら、何年位前までを目安に探せば良いか、アドバイス頂けると助かります。
よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

質問のような工法は昔からありますが、防音性を目的として設計されたものでなければ、逆効果の場合もあります。



床の遮音性能については2種類の性能があり、軽量衝撃音(LL)と重量衝撃音(LH)で区別されています。
軽量衝撃音はスプーンなどを落としたり、椅子を引きずる音、重量衝撃音は足音や子供の飛び跳ね等による音です。

特に単なる2重床は床と床の間で反響がおこり、重量衝撃音が、1重床よりも悪くなることがあるといわれています。

また重量衝撃音については、2重床にしても効果がなく、建物の構造でほぼ性能が決まってしまう性能ですので、コンクリート床の厚さが180~200ミリメートル以上ないものは避けた方がよいです。
古いものだと150ぐらいのものもあります。

防音性が重視されているかどうかは、建物個別・部屋個別の問題なので、販売者や売り主・全居住者などに購入前に性能を確認した方がよいです。

性能が説明できない場合は特に検討していないことなので、避けた方がよいでしょう。

また、上階の人がリフォームなどでフローリングにしている場合は、設計当時より騒音が大きくなっている可能性がありますので、この点も注意しましょう。

次に、隣戸間の防音性は壁の性能などが大きく影響します。
最近は防音性が悪いので造ることはありませんが、GL工法(コンクリートの壁にボンドでコンパネなどを貼り付けた工法)という工法で造られた壁は遮音性能が悪いので、この点も気をつけましょう。
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仕事柄古い建物を見る機会が多いのですが、私の見た中で一番古いのは40年前の物件ですが天井床とも二重でした。


質問されている方は防音を重視されているとのことですが、床はともかく天井が二重になっていることでの遮音性能はあまり効果はありません。

音は物体の振動によって伝わるものなので、振動が伝わりにくい構造が必要です。
なにより壁や床の躯体の厚さ(コンクリート)が重要です。古い建物では壁が100mm、床が120mmくらいでしょうか、最近の物件では壁180mm、床200mmというのが多いようです。
これらは竣工図や建築施工図(構造図)より判断できます。

音の特性として高音域(人の話し声等)は対策の方法が多々ありますが、低音域(床を踏み鳴らすような音)は対策が難しくまた膨大な費用が掛かります。

先ずは購入する物件の構造を良く見て下さい。
但し、構造図は少し複雑なので建築業者などにみてもらうほうが良いでしょう。
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