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住居新築時の基礎工事に関してですが
強度や施工の問題からこの時期が良いというのはあるのでしょうか?
ちなみに今の計画だと12月末もしくは1月の真冬になります。
素人考えですが乾燥が遅くなり、強度が出ないまま棟上なんて事はないのですか?

千葉県ですのでそれほど寒い地区ではないです。

よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (8件)

#5ですが、追記です。


温度補正は気温を管理することではありません。
コンクリートは、打設後4週間目の強度を基準とします
気温が低いと硬化速度が遅くなるので、同じコンクリートでは、秋と冬では4週目の強度が異なってきます。
その為、冬場の方がより強度の高いものを使用するようになります。
また、硬化速度が遅いと型枠バラシが遅れるので、施工を早める為に強度の高い材料を使用する事もあります。
RC造では、テストピースをとり、強度を確認してから型枠をばらします。
住宅でも、ハウスメーカによっては、冬季は打設後1ヶ月置いてから上物の施工に入るところもあります。
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一般の建て主さんはデザインや使い勝手ばかりを重視され、あとで泣きを見る方も少なくないのですが、基礎に関心を持たれるとは感心です。

とてもありがたいことだと思います。基礎は建物の土台なのですからとても大切な部分です。

皆さんの説明でだいたいおわかりかと思いますが、真冬はコンクリートの強度の出方が遅くなります。これはセメントと水の化学反応(水和といいます。)がゆっくり進むからです。

しかし、遅くてもきちんとした施工が行われれば最終的には設計で必要な強度が出ますのであまり心配はありません。

強度を阻害する要素としては、
1.コンクリートの配合が悪い→水が多すぎると強度が低くなり、ひび割れなど耐久性が劣る可能性があります。

2.養生の不良
千葉県ならば寒冷地並の神経を使う必要はありませんが、よくある不良施工には型枠を早く外してしまうことがあります。乾燥して水和に必要な水が足りなくなくなると強度が低下することがあります。

3.打ち込みの不良
コンクリートを打つときは入念な締め固めが必要です。これがいい加減ですとすきまの多いコンクリートになって、強度不足になったり、鉄筋が錆びやすくなったりします。

(その前に敷地の地盤は良好ですか?もし悪いときは地盤対策がなされていないとそれ以前の問題になります。)

本当は工事監理者(建築士の資格を持った人)を立てて、工務店とは直接の利害関係のない第3者の目でチェックをしてもらうとよいですが、そのお金を惜しんで監理がなされないことが多いのが実状です。専門知識が十分ある工事監理者ならば工務店から「コンクリート工事施工要領書」や「配合計算書」の提出を受けて適切な施工が行われるかをチェックしてもらえます。

長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。
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>乾燥と強度のことは勘違いしているようで、私的にはなんだかイメージがわきませんねー。


簡単に言うとセメントは片栗粉と思ってください。(片栗粉は化学反応によりモノマーからポリマー分子に変化します)
片栗粉を固めるには、熱と水が必要です。どちらがかけても十分固まりません。
化学反応なので水が無いとだめなのです。
熱については自分で発熱しますので、低温で熱が奪われて反応が進まなくならないように、ある程度以上の気温が必要です。
ただ暑すぎると今度は乾燥が進むので、水が不足して、たとえで言えば片栗粉が粉のままの塊になってしまうようなものです。

>気温補正は前の方に教えていただいた、5度ということですね。
いえ、セメント工場に発注する時に、セメントの強度を指定して、その強度になるように調合を変えてもらうのです。
5度という話はこれ以下では施工を避けるという話です。

打設後の養生は、その上に乗るものの重量次第です。
木造住宅の二階建てであれば冬でも2週間あれば、必要な強度は十分出ているでしょう。

これら養生に必要な期間も気温により変化します。
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この回答へのお礼

なるほどですね。だいぶイメージがわきました。
コンクリは反応して熱を発する。その熱を逃がさないよう養生シートを張るということですね。

お礼日時:2004/10/21 17:58

コンクリートは、乾燥して固まるのではなく、


水とセメントの化学反応で硬化します。
冬では、コンクリート中の水分が凍結を起こすと、十分な強度が取れなくなります。
建築基準法施行令では、
第七十五条  コンクリート打込み中及び打込み後五日間は、コンクリートの温度が二度を下らないようにし、かつ、乾燥、震動等によつてコンクリートの凝結及び硬化が妨げられないように養生しなければならない。ただし、コンクリートの凝結及び硬化を促進するための特別の措置を講ずる場合においては、この限りでない。
となっています。
コンクリート打ちの時の気温に注意をすれば大丈夫です。
現場によっては、夜中にヒーターを持ち込む事もあります。

この回答への補足

ここまでの皆さんのご回答をまとめると
1、基本的に真冬は避ける
2、冬に施工する場合は5度以上に保つ、養生シートまた  はヒーターで暖める、散水する
3、打ち込み後の5日間はかなり注意が必要

ということですね。皆さんありがとうございます。
12月末に基礎工事を終え、その後年末年始を迎えますのでその期間にほっといても良いのか心配です。雪など降ってしまったらなおさら心配になりそうです。
また、通常の基礎工事完了後はしばらく養生することになると思いますが、どのくらいの期間を設けるのでしょうか?やはりその間は上記2の保温など行うのでしょうか?

補足日時:2004/10/20 23:59
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>乾燥が遅くなり、強度が出ないまま棟上


逆です。乾燥が速いと強度が出ません。
乾燥は極力遅くするのがコンクリートの養生の方法です。
コンクリートの硬化には水が必要だからです。(水の中に入れておいた方がより強度が増す)

冬の時期は乾燥の心配はありませんが、気温が低いので硬化する速度は遅くなります。
なので気温補正をかけますので、補正してあれば問題ありません。
(凍結しないように、また、極力反応熱を逃がさないように養生の時には保温シートをかけます)

この回答への補足

乾燥と強度のことは勘違いしているようで、私的にはなんだかイメージがわきませんねー。
気温補正は前の方に教えていただいた、5度ということですね。

補足日時:2004/10/20 23:57
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コンクリートは品質管理が一番重要です



1.5度以下の時は保温して5度以上にたもつ必要があります
2.コンクリ-ト打設後に養生期間中(普通セメントは5日以上、高炉Bは7日以上)適度に湿りが無いとコンクリート表面がひび割れしやくすなります
そのため、養生シートで覆う又は、散水などをする必要があります

さて強度ですが、コンクリートを水で薄める悪どい業者でないかぎりちゃんと管理すれば、打設から28日後には指定強度に達します

寒い時期は業者がしっかりしていれば、問題無いのですがもし、時期的に余裕があるときは春まで待つ方がいいですね

打つ時期ですが5度以下及び30度以上になる日はさけるのが鉄則で、となると真冬、夏は避けて春、秋が宜しいです

この回答への補足

5度以上ということがポイントですね。
セキスイハイムなのでそれなりに安心はしているんですが、基礎完了後に年末年始の休みを迎えますのでそのあたりがどうなるのか心配です。

補足日時:2004/10/20 23:55
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寒い季節は、「温度補正」といって割増した強度のコンクリートを使うので、強度的に問題はありません。


強度監理(打設したコンクリートの一部を供試体として現場養生し、約一ヵ月後に試験所に持ち込んで圧縮試験をおこなう)を行なえばさらに安心できると思います。

この回答への補足

コンクリートが固まるのが1ヶ月かかるということでしょうか?

補足日時:2004/10/20 23:53
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こんにちは、


>乾燥が遅くなり
関東地方の真冬は1年のうちで一番乾燥している時期だと思うんですが・・・

基礎のコンクリの大敵は霜です。
千葉なら問題ないんじゃないでしょうか
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