アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

夏目漱石の「こころ」という小説を読んだ方々に質問します。

①お嬢様、後の先生の奥様は、先生の友人Kを自殺に追いやった原因が、自身(奥様自身)にもあったと少しは思っていたのでしょうか?
②先生の奥様への愛情より、Kへの申し訳ない気持ちみたいなものが勝っていたのならば、何故、奥様とは離婚しなかったのでしょうか?

A 回答 (4件)

>①お嬢様、後の先生の奥様は、先生の友人Kを自殺に追いやった原因が、自身(奥様自身)にもあったと少しは思っていたのでしょうか?


多分気づいていなかったでしょう。気づいていたら、夫(先生)が友の墓参りに行くことにもっとこだわったはずです。仲がよかった友の墓参りに行く位にしか捉えていなかったようですから。そして、K自身からもお嬢さんに何の意思表示もなかったのですから。

>②先生の奥様への愛情より、Kへの申し訳ない気持ちみたいなものが勝っていたのならば、何故、奥様とは離婚しなかったのでしょうか?
 当時の離婚はほとんどは、男性側から言い出すことであり、そのほとんどは妻の側に原因があると考えられていました。その点から言えば、奥さんには何一つ離婚の原因になることはなかったのですから。問題はすべて先生の側にあり、そのために自殺が選ばれたのです。
    • good
    • 0

①お嬢様はそう言う細かい事には得てして気づかないものと解釈していました



②ソレとコレとは別の話かと
    • good
    • 0

はじめまして、数十年前に読んだので記憶違いもあるかと思います。



①先生の性格描写に比較してお嬢様の性格描写がほとんどされていません。単に世間知らずのかわいい娘さんという面でしか書かれていなかったように思います。ですからKの想いもおそらく気付かなかったでしょう。せいぜい「お気の毒に」「何を悩んでいらっしゃったんだろう」程度ではないでしょうか。このような女性心理の描写の物足りなさは、漱石の代表作の「坊ちゃん」の「マドンナ」にも共通しているように思います。

②奥様と離婚してもすでにKは亡くなっているわけですからKが幸せになれるわけではありません。Kに後ろめたさを感じながらも結婚をしたわけですから。Kが自殺してからは先生はすでに「ぬけがら」になっていたのでしょう。現代でいう「うつ病」でしょうね。その中で自責の念がどんどん強くなってきして自殺の道を選んだんだと思いますよ。

PS:現代ですら離婚は結婚よりもエネルギー使います。明治時代は結婚は「家」と「家」の縁をむすぶものですから離婚ということは敷居がさらに高かったのですよ。
    • good
    • 0

正解は分かりませんが


①自分が原因だと分かっていたと思いますが、現代ほど選択肢も無く世間体もあるから苦悩は夫に任せて普通に生きたと思います。母親と仲良いからKさんにはお気の毒な事でした、とかしんみりする日くらいはあったでしょうけど小説のテーマやエピソードになるような「こころ」ではないので彼女目線のスピンオフ版があればまた見方は変わるかもしれませんね。
②Kには申し訳無いけどあの清純な女性は私も欲しいから譲れない、みたいなドロドロしたものがあるから葛藤し、小説になっているような気がします。テーマなこころ、はこれなわけですし。欲とは切っても切れないと思います。漱石自身が悪妻と添い遂げ、あの時代の作家のお家芸である自殺をしていません。だから私は漱石好きなんですけど。離婚して解決、死んで解決、は漱石的には無しなんじゃないですか?死ぬまで苦悩と生きるのが人生だ、みたいな感じだから先生にも離婚や自殺させなかったのだと思います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!