化学の中毒？の治療について

Question

樹脂の成形加工をしています。ナイロンの加工前の乾燥材料を中量程度浴びました。その後、目まい、顔面しびれ（特に口周辺）、動悸等の症状が出て総合病院の神経内科で脳のＣＴ、血液及び尿検査、心電図と調べましたが異常無しでした。担当の先生に中毒では無いのではと質問しましたが中量程度浴びても中毒にはならないと言われ、精神的なものと判断されました。普段、心療内科に通っていてパニック障害でＳＳＲＩとロンラックスを飲んでいます。診療内科の先生は症状からして中毒ではないかと言います。ただ、分野が違うので総合病院で検査したらと言いますが、総合病院ではその様な返答をされまして困っています。
どういった医療機関に診て頂き、どういった検査をし、どういった治療法が有るのでしょうか？教えて下さい。
気になるのが今まで血圧がどのような状態でも低めだったのがその後、上が１５０前後、下が９５前後になりました。因果関係は有るのでしょうか？総合病院の先生はやや高めだか問題無しとの事です。

inoge · Accepted Answer

中毒は原因物質が多岐多彩であり、それぞれごとに症状や治療が異なります。また、日本の環境基準が厳しいこともあって発生頻度がたいへん少ない。そのため、専門家も少ないし、医者の関心も多少低いんです。身近に専門機関がない場合がほとんどでしょう。

医師が中毒を疑った場合、日本中毒情報センター↓に問い合わせて対処することも多いです。一般の方のご相談も受け付けているようなので参考にしてください。（よくみると有料でした）その際には中毒を疑う物質の成分名を職場の方に問い合わせて把握してからの方がよいでしょう。

わたくしの印象としては症状に疾患特異的な症状に乏しいと思います。（自信なし）また、中毒だとしても慢性期に入っているなら根治的治療は無い可能性大だと思います。が　いちおう専門家に聞いてください。

参考URL：http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf

N_Flow · Answer

「ナイロンの加工前の乾燥材料」の中で、ヘキサメチレン‐ジアミンとアジピン酸との重
縮合によりできるものをナイロン６６、カプロラクタムの重合によりできるものをナイロ
ン６、塩化セバコイルとヘキサメチレンジアミンが重合してできるものをナイロン6-10と
言いますが、いずれも単体では毒性があります。

短期暴露の影響については、眼、皮膚、気道に対して腐食性を示して　強度の組織刺激お
よび壊死することがあり、吸入すると、肺水腫を起こすことがあります。
これらの影響は遅れて現われることがありますので、医学的な経過観察が必要です。
加工業の女性従業員に月経機能障害と、中毒・早産・生後出血の増加が報告されています。

これらの化学物質は、分子構造特性により、皮膚及び皮下脂肪を通過して体内たんぱく質
と化学結合します。そのため、いったん進入すると体外に排除することは困難です。
その後、抗体が生成されアレルギー反応により皮膚障害が起こります。
皮膚等から進入した化学物質と人体の防御機能（抗原・抗体反応）により体内の組織にお
いても様々な炎症を起こすと考えられています。

人体が、進入した化学物質を抗原として認識した場合、感作が成立して免疫反応として記
憶されます。次に同じ化学物質と接触した場合、感作物質としてアレルギー反応が生じま
す。アレルギー反応は全身の皮膚に抗原が記憶されているので、はじめに接触した部位以
外でも炎症が起きます。　このため人体の防御機能がやや低下することがあります。


>どういった医療機関に診て頂き、どういった検査をし、
>どういった治療法が有るのでしょうか？

「総合病院の先生」に紹介状を書いてもらい、大学病院で精密検査を受けると良いでしょ
う。「治療法」については、一般論になりますが、残念ながら有効な治療法はなく、医学
的な経過観察による対症療法が中心となります。

肺炎に対しては、肺理学療法に加えて抗生物質の投与、血圧が異常高値であれば降圧剤を
投与など。栄養を十分とり体力をつけて病気（不快な症状）と付き合っていく覚悟（諦念）が必要です。


以上　参考の一部程度に。
お大事に。

化学の中毒？の治療について

中毒は原因物質が多岐多彩であり、それぞれごとに症状や治療が異なります。

「ナイロンの加工前の乾燥材料」の中で、ヘキサメチレン‐ジアミンとアジピン酸との重

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