旧ソ連の軍需産業などの軍需工場から生産される生産品について質問です。

旧ソ連の軍需産業などの軍需工場から生産される生産品について質問です。


１．冷戦時代の旧ソ連では、軍備増強に優先したため、国内の生活用品が少なかった。
そのためソ連政府は軍需産業などの軍需工場に、民生品、つまり生活用品の生産するように命令を受けて、軍需産業などの軍需工場が生産していたというのは本当なのでしょうか?

２．旧ソ連の軍需産業などの、軍需工場から生産される民生品の質は良かったのでしょうか?

No.1 ベストアンサー 回答者： ikandonomushi 回答日時： 2019/08/22 07:20

1,本当も何も、給料だけでは生活できないので、就業後裏経済で流通しているものを生産して居たのは、各工場の常識でした。

裏経済では、物々交換を含め、何でも手に入りますが、表経済で自動車部品を注文すれば、1～2年後やっと手に入ると言った具合です。裏経済の物品は、必要最低限の品質は保持していたようですが、西欧の品質に及ぶべきもないものでした。

2、ソ連時代の工場は、全て国営です。従ってノルマが存在します。毎年引き上げられるノルマの達成は難しく、未達であれば、工場幹部は左遷降格となります。其の為裏経済で得た資金を賄賂にして、ノルマの基準に手加減を加えます。つまり品質を抜きにして、個数の生産、重量の生産と言った具合です。こんな訳で何時まで経っても品質の改善は行われません。