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貨幣需要について



経済学の勉強をしていたら、マネーストックを物価で割った値は民間経済主体が持つお金全体の持つ購買力であり、それはすなわち貨幣の需要を表す。みたいなことが書かれていました。マネーストックを物価で割った値が、民間経済主体のお金全体の購買力だというのは理解できたのですが、それが何故貨幣への需要を表すのでしょうか?需要というからには何らかの市場があるはずですが、どんな市場なのでしょう?

A 回答 (3件)

No1です。

毎月のりんごの出荷量のデータがあったとする。このデータはりんご生産者から出荷され、消費者の手元へ届いたデータという意味で、供給量であり、需要量です。りんごに「需要」あるいは「供給」と書いてあるわけではない(笑)。同じように、M/P(マネーストックを物価で割った値)データがあったとして(Mも、Pも、統計値は簡単にネット上で見つけられる)、家計・企業等の民間部門が保有しているM(をPで割った値)という意味でMの実質「需要」を表しているし、日銀・銀行組織が供給したという意味で、Mの実質「供給」を表している。市場で取引されたすべての「財」(りんごのような物的な財だけでなく、株式、債券のような金融資産も含む)の取引量は「需要」され、かつ「供給」された値です。
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潜在的に購買力があるというなら、想定として、購買するのに必要な、貨幣需要があるよ、と言うことになりませんか。

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りんごの出荷量が消費者のりんごに対する需要を表しているように、「マネーストックを物価で割った値」は家計や企業の貨幣(通貨)への実質需要を表している。

貨幣あるいは通貨は現代では民間部門が保有している現金と銀行預金(統計的にはこの合計は「マネーストック」と呼ばれている)からなり、いろいろの動機から保有(需要)される。マクロ経済学では取引き目的、予備的動機、あるいは資産動機から保有されるとされている。理論的にはMをマネーストック、Pを物価水準とすると、実質マネーストックM/Pに対する需要(需要関数)は、YをGDPあるいは所得、rを利子率の関数として
M/P=m(r,Y)
と書ける。GDPが増えると、民間部門の取引手段への需要が増えるので、Yの(増加)関数であることはほとんど自明でしょうが、金利をあらわすrが決定要因として右辺にあるのは、金利が高いときは資産を債券(証券)でなく、通貨で保有するのは高くつく。取引に必要なぎりぎりの資産を通貨で保有し、ほかは債券に投資した方が得だからだ。つまり、リンゴの価格がりんごを消費することの機会費用をあらわしているように、利子率は通貨保有の機会費用を表しているのだ。
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