A 回答 (10件)
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No.10
- 回答日時:
①釈尊は、古代インドの言葉で〝目覚めた人〟の事で
後に中国では漢字で「仏」「仏陀」などと表記します
釈迦族出身の聖者〟という意味で「釈迦牟尼」「釈尊」ともいいます
すなわち
釈尊と言わなくても、仏と称する人は大勢います
大事な事は
全ての人が釈迦と同じ仏になれる「法」なのです
②実在した、釈迦族の王子です、その一生は詳細に分かります
妙法蓮華経並開結には
釈尊は五百塵点劫の昔にすでに悟りを開き仏になっており
その時、「師」がいた事も明かされています
③「人々を救うためにかくのごとく来たりし者」
仏の10の称号である十の特徴一つで
悟りを開いた人の事、つまり仏の別名とでも言えます
神ではなく、現実のこの社会での事実を説いています
余談
仏の10の称号に照らし合わせ
「仏とは大慈悲の勇気の行動を続ける人の事です」
修行に没頭する人や、冠婚葬祭に忙しい坊主や
閉じこもっている聖職者ではありません
「動かざる仏」「戦わざる仏」はいません
法華経には、「未曾暫廢」とあります
「未(いま)だ曾(かつ)て、暫(しばらく)も廢(はい)せず」
仏の行いは瞬時もたゆむことはない、という意味なのです
「仏とは行動の人 間断なき闘争の人」
釈尊は法を説き、人々を強く、善く、賢くするため、その足跡は、
実に日本全土を歩いたに等しいのです
No.9
- 回答日時:
※3.番の回答のみ
3. 〜如来という人(神)が仏陀なのですか。
『如来』というのは、『仏』の十種の尊称のひとつです。
仏が備えた福徳を表します。
【仏の十号】
1.如来・・・一切諸法の根本の真理を体得し、三世にわたる因果律を証得した者。
2.応供・・・応受供養の意で、人天の供養に応ずべき者。
3.正徧知・・・正等覚ともいい、一切の智を備え万法をあまねく了知する者。
4.明行足・・・過去、現在、未来の三世に通達し、一切の善行を修して満足する者。
5.善逝・・・好去ともいい、無量の智慧を持って種々の断じ尽し八正道を行じて、仏の境地に達する者。
6.世間解・・・因果の理法を悟り、世間・出世間の事を良く理解する者。
7.無上士・・・三惑を断じて涅槃に入り、衆生の中でこの上なく優れている者。
8.調御丈夫・・・種々の法を説き、一切衆生を調伏して制御して、仏道情を成ぜしめる力を備えている者。
9.天人士・・・天と人の師匠で、あらゆる人を指導し師となれる者。
10.仏世尊・・・仏(仏陀、知者、覚者)とは、智と徳が円満で目覚めた者。
No.8
- 回答日時:
宗派によって、その解釈はどうやら違うようです。
一部の方は、極めて近く重複したことはお許しいただきたいです。
>1. 釈迦以外に仏陀はいる(いた)のですか。/4. 仏と仏陀は同じ意味ですか。
ブッダとは、サンスクリット語の"buddha" の音写で、目覚めた人という意味です。
だから、インドの諸言語では、もう少し広い意味に取られていただけでなく、現代でも、朝、目を覚ます事自体も、ブッダと「目覚めた人」という表現されるそうです。(インド人の洒落なのかもしれませんが)
インドの宗教では、聖者に対しても「ブッダ」と呼ばれていました。
しかしながら、仏教において「佛陀」としたのは、玄奘三蔵活躍以降のことであり、「佛」という文字も、その頃からだと言われています。人(ニンベン)であって、人にあらず(弗)から、「佛」と書かれるわけです。「佛(仏)」と「佛陀」は語源的にも意味的にも同根ですが、もとのサンスクリット語は"buddha"で、漢字が「佛」一字では格好が良くないということで、「陀」の文字を付けたそうです。一部の宗派では別の意味を示しているようです。
中国の漢訳では、「覚者」と書かれていますが、これが正確な意味を表していると思われます。大乗仏教では、私たち全ては佛陀になれる可能性を秘めている(仏性)というけれども、では現実に佛陀はいるのかというと、それは甚だ疑問がつくと思います。
>2. いる(いた)としたらそれらは実在の人ですか。
汎神論ならぬ汎佛論としてはあっても、現実の人として実在しているわけではありません。
過去仏・未来仏という言葉があり、「本生譚(ジャータカ)」には記されていますが、これは民間伝承を集めた物語です。ところが、『佛伝』のほうは、超自然的な現象や伝記は、ヘルマン・ベック氏の指摘する神話学的・象徴的な意味を含ませているという指摘がもっともだと思います。
> 3. 〜如来という人(神)が仏陀なのですか。
如来(Tathāgata)とは、釈迦の別称とも言われています。その「真理」の到達を意味した称号です。仏教そのものは、自分自身を離れた、意思の存在(いわば霊体)を認めているわけではありませんから、当然、一般的なキリスト教のように、人から離れた神を認めているわけではありません。仏教に出てくる「神々」は、仏教が文化的に拡大していく中で、他宗教の神々を取り入れただけで、直接、それ自体の教えを活(いか)したわけではなさそうです。むろん、密教など(一部の仏教宗派は密教に多大な影響を受けている)は、仏教と言いながらも、本来、多神教ですから、同じ範疇で語ることはできません。むろん、上座部仏教は、思想的には似ていて非なるものですから、同様に同じ範疇の中では語ることはできません。
No.7
- 回答日時:
1. 釈迦以外に仏陀はいる(いた)のですか。
原始仏教では仏陀は釈迦のみでした。
ところがこの思想が発展して「こんな素晴らしい思想だから過去にもいたはずだ」ということで過去六仏という思想がでてくるんです。
大乗仏教では、これがさらに拡張され、阿弥陀仏、阿閦物、毘盧遮那佛(=大日如来)、多宝物等いろんな仏がでてきます。
法華経のように片っ端から「お前は仏になれる(=授記)」を乱発する経典もでてきます。
2. いる(いた)としたらそれらは実在の人ですか。
実在の人なんかいないです。
ただ、日本では日蓮宗系の一部などは経典の根拠もないのに「日蓮大聖人は仏だ!」といっている人たちもいます。
3. 〜如来という人(神)が仏陀なのですか。
如来はサンスクリット語は「タターガタ」、仏陀は「ブッダ」と単語はことなります。
しかし実際にはインド仏教の時代から、如来=仏陀です。
仏教では「神」はあくまで仏教をまもるものとして位置づけられており 仏陀>>>神となっています。
なにか疑問の点があれば、私の知っている範囲でお答えしますよ。
No.6
- 回答日時:
1.ブッダとは「悟りを開いた人」の意味で、仏教を開いたゴータマだけを指さない。
当時はアーリア人の侵入による思想の一大変革期であり、ゴータマのほかにもさまざまな思想を開いて悟りに達した人がいた。
たとえばジャイナ教である。
中国でも春秋戦国時代思想の百花繚乱時代があった。
この時期孔子や孟子、老子などが出ている。
それに似ている。
ゴータマ・ブッダも、そういう人物の一人にすぎない。
2.1.のごとくであるから実在である。
ただし仏典の記述をそのまま信用するととんでもない過ちを犯す。
母の脇の下から生まれ、生まれた瞬間7歩歩いて「天上天下唯我独尊」と叫ぶ人間などどこにもいない。
聖書同様、あれはある含蓄を持たせた寓話なのである。
3.仏教に神はいない。
あえて言うなら「法(ダルマ)」であるが、これも「この世の理」というくらいの意味にすぎない。
仏教は「神の教えに従う」のでなく、「自ら世の中の真理を見出し達する」宗教なのである。
だからこそ懺悔でなく禅問答が発達した。
したがって如来は神ではない、人間である。
修行の結果この世の真理を見出し達し涅槃寂静の境地に至った修行者である。
まだそこに至らず行学二道の修行を続けている者を菩薩という。
如来はキリスト教の守護聖人に当たると思う。
菩薩に該当するのは知らない。
そしてキリスト教の神に当たる存在は仏教には存在ない。
「こんな生き方をした人がいる。参考にしなさい」という意味合いで、当初は如来を像に刻んだのである。
ゴータマ・ブッダ自身が自己の神聖化を否定している。
「私の像など刻んだところで何の救いにもならないよ。それよりも法を見出しなさい」
とはある高弟に語った言である。
死に当たって嘆き悲しむアーナンダに向かっては
「自らを拠り所とし法を拠り所としなさい」と言い「私(ゴータマのこと)を拠り所にしなさい」
とは言わなかった。
彼は事あるごとに「私は真理への道を半歩先に歩んでいる導師にすぎない」と述べている。
彼自身が死ぬまで修行者だったのである。
そのことが端的に述べられているのは法華経の化城喩品に出てくる「化城宝所の喩え」であろう。
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