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type51などにはスーパーチャージャ(ルーツブロア)が取り付けられておりますが、先日その写真を見ていて、どうしてもそのメカニズムが理解出来ず。何方か、そのメカニズムについてお教えくだされば幸いです。
スーパーチャージャの吐出部パイプはエンジンのインレット・マニホールドに繋がるのですが、その途中で二つに分かれ、一方がマニホールドに、もう一方は行きどまりになっていまして、その側面に直径4cm位の穴が開いています。その写真の説明では「エンジンからの吹き返しを逃がす穴」と書かれています。
しかし、これではせっかく圧縮された空気が大気に放出されてしまいます。この部分に「逆止弁」でも取り付けられているのでしょうか? そんなハズは無いと思うのですが・・・・
(本来は写真を添付すべきですが、著作権の問題があるやも知れず断念しました)
どうぞよろしくお教えください。

A 回答 (3件)

スーパーチャージャー~インマニ間にある、エンジン右側にツキ出た穴のことでしょうか?


 っとすると。

 あれは『ブローオフバルブ』と解説されている資料が多いですが、厳密には『リリーフバルブ』です。
 今日のスーパーチャージャー装着車におけるリリーフバルブと、構造も働きもほぼ同じです。

>そんなハズは無いと思うのですが・・・・

?もしかしてターボチャージャーのブローオフバルブ(スロットルオフ時に開くバルブ)と間違えてませんか?

※スーパーチャージャーでは、なるべく低回転から過給効果を得ようとすると、エンジンの最高回転数付近では過過給(オーバー・チャージング)になってしまい、スーパーチャージャーにモーレツな回転抵抗が発生します。

※この損失を多少でも軽減するために、過給圧が『しきい値』を超えたら、インテーク内を大気開放としてスーパーチャージャーの駆動抵抗を低減させています。
 タイプ51のエンジンの仕様は判りませんが・・・例えばタイプ51の少し後の世代のメルセデスのスーパーチャージャーは、エンジンの最高回転数では実に68馬力を『スーパーチャージャーの駆動のためだけに』損失していた、というデータもあります。
 リリーフバルブ含め、あの手この手でスーパーチャージャーの駆動損失を減らそうとするのは、当然でしょう。

※このリリーフバルブは、スーパーチャージャーではどうしても必要なものであり、最近のスーパーチャージャー車にも装着されています。
 但し、圧縮空気を大気開放した瞬間は破裂音が響きますし、またスーパーチャージャーの場合は、ターボと違い圧縮されているのは混合気なので、リリーフさせると生ガスを大気にブチまけることになり、これは排ガス規制に抵触します。
 そこでリリーフバルブ全体をマニホールドに入れ、リリーフバルブから抜けた混合気はスーパーチャージャーの上流に戻して『スーパーチャージャーで混合気を循環させる』様に流体回路が組まれています。その為現代のスーパーチャージャーでは、リリーフバルブがすぐに見える位置にはついていないことが多いです。

※最新のダウンサイジングエンジンでは、スーパーチャージャーをCVTで駆動して過過給にならないようにスーパーチャージャーの回転数をコントロールするデバイスも提案されており、未来永劫リリーフバルブが必要か?っというと、なんとも言えません。

※ついでに。
 同時代のメルセデスでは、アクセルペダルで作動するリミットスイッチを仕込み、アクセル全開時のみ電磁クラッチが働いてスーパーチャージャーを駆動する(アクセル半開ではスーパーチャージャーを駆動していない)というシステムを使い、スーパーチャージャーを『最高速UP』にのみ使っていました。これは最新のダウンサイジングエンジンとは真逆のコンセプトですが、インディアナポリスのオーバルサーキットさえ足元にも及ばない『直線番長』アーヴスサーキットがあった当時のグランプリでは、完全な最高速勝負が重要だったんでしょう。(アーヴスサーキット=ベルリンサーキットとも。4.5㎞に及ぶ完全な直線が往路と復路で2本あり、これはジャンボジェットさえ余裕で離着陸できる距離です。)

※タイプ51のリリーフバルブは、ただフラッターバルブというかポップオフバルブをばねで押しているだけで、今日のリリーフバルブと機構自体は変わりません。ばねのプリロードで開放圧を設定するタイプです。
 タイプ51のリリーフ穴には放射状(照準器状)に切り抜かれたアルミの板がはまっていて、工具を通す丸穴が中心に開いています。
 ところで、

>一方がマニホールドに、もう一方は行きどまりになっていまして、

・・・っいう形状がよくわかりませんが・・・・もしかしたらタイプ35Cのリリーフバルブの方を参照されたのではないか?と。
 っとすると、タイプ35Cのリリーフバルブはポカーンと巨大な穴が開いているだけですが、こちらはアルミ鋳物のハウジング内にバルブ機構が組み込まれており、リリーフ穴はリリーフバルブから90°折れた側面に設けてあります。
 ばねでリリーフ圧を設定する原理自体はタイプ51でもタイプ35Cでも同じですが、タイプ35Cではインマニの上に載せる構造となっており、DOHC化したタイプ51ではカムカバーが邪魔でタイプ35C用のリリーフバルブが載せられなかったんでしょう。
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この回答へのお礼

詳細なご説明 ありがとうございました。
私が見ていた写真の説明に「エンジンからの吹き返しを逃がす穴」と書いてありましたので、これに惑わされました。(誤った説明のようですね)
スロットルを閉めたときに生じる過剰な加給圧を開放するため該部にリリーフバルブを設け、それを逃がす「穴」だったのですね。良く判りました。ありがとうございました。
追記 私の見ていた写真はType 35Cでした。仰る通りType51はDOHCですので、このあたりの形状は異なりますね。

お礼日時:2020/03/31 20:48

ひどい妄想の垂れ流しがあるな・・



リリーフバルブもブローオフバルブもポップオフバルブも、呼び方がちがうだけでやってることは同じです。一定以上の圧力で開く=圧力を逃がす弁がついています。圧力を逃がす先は加給の手前が普通ですが、大気開放もあります。大気開放は汚い未燃焼のガスを出すのでNG、今ではレーシングカーでも使われていませんが、昔はばんばん出していたってことでしょう。
リリーフバルブが大気開放でスーパーチャージャーには必須、みたいなアホなことを書いているのは、単語を知ってるだけの知ったかぶり(内容は理解できていない)。
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この回答へのお礼

ご回答 ありがとうございました。

お礼日時:2020/03/31 20:50

普通は、そこに逆止弁というかブローオフバルブが取り付けられ、過剰な圧力を逃すはずです。

完全な解放は有り得ません。仰るとおり、吸気が全て逃げてしまいます。
密閉であれば、チャンバー、脈動を吸収する空間として使えます。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答 ありがとうございました。

お礼日時:2020/03/31 20:50

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