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ドゥカティのバイクには

デスモエンジン
デスモドロミック
デスモセディチ

など、部品や車体にまでデスモという言葉が入ってますよね。
この「デスモ」ってどういう意味なんでしょうか?

ちょっと気になる程度の質問なので、お暇でしたら回答いただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

詳しくは知りませんが、ドゥカの4ストロークエンジンはバルブを機械的に2つのカムで開閉させています。

普通のエンジンはカムでタペットを押すだけでバルブが開き、戻りはバネの力でもどります。この場合エンジンの回転数が上がってくるとバネが共振周波数で跳ねだします(サージングといいます)。それで2重ピストンなどにしていますが限界があります。エンジンの回転数の限界はこのバネのサージングをはじめる回転数がいわばレッドゾーンでこれ以上まわすとエンジンがこわれてしまいます。これを避けるためF1のエンジンなどは空気バネをつかっていましたが、デスモとは強制開閉機構の名称です。バルブがバネによってサージングすることはないので、エンジンの回転数の限界はピストンスピードのみに依存します。過去からいろんな構造のものが作られていますが、今生き残っている数少ないメカニズムで、メカ好きにはたえられない構造です。
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この回答へのお礼

回答遅くなって申し訳ありません。
詳しい説明ありがとうございます、非常にわかりやすかったです。
F1はエアバルブなんですね。やはり2万近く回るとバネまたは強制開閉機構でもダメなんでしょうか。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/08/23 20:42

デスモドロミックとはバルブの強制開閉機構です


通常のエンジンでバルブを開くときに使うカムを閉じるときにも使う機構です。
通常パワーアップのためにはより大きなバルブとリフト量が求められますが、高回転に耐えるためには閉じる際のバルブスプリングによるパワーロスが問題でした。

1954.5年のメルセデスのGPレーサー(いまのF1)W196のエンジンM196S直列8気筒2.5Lにもデスモドロミック機構が採用されていました。

現在では4バルブ、5バルブで吸気バルブが小さくなったり、バルブスプリングの性能の向上などであまり意味がなくなったようです。
デスモにもスプリングはありませんが、バルブを密着させるピンはあります。

80年代のパンタはデスモがうまく使われた名車だと思います。ただ高回転といっても9000rpm限度でした。
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この回答へのお礼

お礼遅くなって申し訳ありません。
1954年って、相当昔ですね。80~90年台の4st250レプリカが普通に2万回転も回り、かつスプリングで閉じてたと思うと技術の進歩ってすごいな、と思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/23 20:45

デスモドロミック(強制弁開閉式)タイプのエンジンということみたいです。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A5% …
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。
リンク先、参考になりました。スプリングじゃなくてカムでバルブを閉じる機構のことなんですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/23 20:39

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