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韓国と北朝鮮の地名を漢字で書いて日本語読みするのは何故でしょうか。
例えば北朝鮮の首都は「平壌」と書きますが読み方は「ひらづち」でも「へいじょう」でもなく「ピョンヤン」と読みます。
これでは分かりづらいです。
漢字で書くなら日本語読みをするべきです。
漢字で書いて日本語読みをするか、それか漢字を使わないで朝鮮語読みするか、どちらかにして欲しいものです。
「平壌(ひらづち)」or「ピョンヤン」
「釜山(かまやま)」or「プサン」
「大田(おおた)」or「テジョン」
「開城(かいじょう)」or「ケソン」

A 回答 (16件中1~10件)

朝鮮半島はもともと漢字文化圏なので地名も漢字表記でした。


読み方は朝鮮語読み(朝鮮語での訓読み)でしょう。少なくとも中国語読みではない。

戦前の日本では、中国の地名を漢字で書いて日本語読み(訓読み)するのと同様に、朝鮮半島の地名の漢字表記を日本式の訓読みにしていました。
なかには朝鮮語読みをそのまま、あるいは日本風に発音・表記したものもあったかもしれません。
また、日本統治時代は日本風の地名(漢字表記と訓読み)に変更したものも少なからずあったはずです。
戦前は、中国・朝鮮だけでなくアジアや欧米国の地名も漢字表記が多く行われていました。
明治以降だけでなく中世・近世以来の慣用として残っている漢字表記も多々あります。

それらを含め、戦後は「なるべく現地(国・地域)の呼び方に近いカタカナ表記」とするよう改められました。中国はもともと漢字表記なので基本的には戦前と同様。朝鮮半島でも、韓国の新聞などで漢字が廃止されたのは1970年頃なので、漢字表記・朝鮮語読みの地名が長く残っていたと思われます。
現地の地名が現地で漢字表記されていれば、中国の地名と同様、日本人が従来通り日本語読みすることは不自然ではありません。

現在は、韓国・北朝鮮では漢字表記が公式に廃止されているので、現地音による片仮名表記が原則となっています。少なくとも学校教科書や公用文では「現地音主義」に基づいているはずです。

ちなみに、学校教科書での外国地名の表記方法の「現地音主義」については、昭和33年に文部省が発表した方針が受け継がれています。
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第1 地名の表記に関する方針
 2. 地名の呼び方と書き方
 (3)外国の地名は、漢字平仮名交じりの文の場合及び地図などの場合、原則として片仮名で書く。
 (4)外国の地名は、なるべく、その国なりその地域なりの呼び方によって書く。
   ただし慣用の熟しているものについては、それに従って書く。
 (5)現地での呼び方の基準として、それぞれの国における公用のほか国際的機関による統一表記を重視する。
   慣用についても、日本における慣用のほか、国際的慣用についても考慮する。

第2 一般外国の地名
原則
 1. 一般外国地名の表記は、原則として、片仮名を用いる。
 2. 片仮名書きによる外国の地名の表記は、日本人にとってなるべく親しみやすいものにする。
 3. 片仮名書きの表記は、原則として、小学校・中学校・高等学校を通じて一定する。

第3 中国の地名
原則
 一般外国の地名の表記について挙げた原則は、この項についてもそのまま準用する。その上に更に注意すべき事項を含めると、次のとおりである。
 1. 中国の地名の呼び方は、中国語の発音による。
 2. 中国の地名は片仮名で書く。ただし、慣用として広く使用されているもの、その他必要のあるものについては漢字を付記する。

第4 韓国・北朝鮮の地名
原則
 一般外国の地名の表記について挙げた原則は、この項についてもそのまま準用する。その上に更に注意すべき事項を含めると、次のとおりである。
 1. 韓国・北朝鮮の地名の呼び方は、それぞれの現地音による。
 2. 韓国・北朝鮮の地名は片仮名で書く。ただし、慣用として広く使用されているもの、その他必要のあるものについては漢字を付記する。
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一方、新聞では、中国・韓国・北朝鮮の地名は漢字表記を原則としています。
中国・韓国・北朝鮮以外の一般外国地名については、先に示した方針・原則に基づいています。

中国・韓国・北朝鮮の地名を漢字表記する理由は明示されていませんが、「慣用が定着している」「多くの日本人にとって分かりやすい」という判断なのでしょう。少なくともノスタルジーとか忖度といった情緒的な理由ではない(はず)。

マスコミ各社同じ基準なので、日本新聞協会の新聞用語集がベースでしょう。
日本新聞協会は新聞社・通信社・放送事業者が加盟しています。

■朝日新聞「用語の手引」
3 韓国、北朝鮮の地名は原則として漢字で書く。北朝鮮は漢字を廃止したが、従来の例に従う。
   例 釜山、平壌、板門店
4 当てはめる漢字のない場合は片仮名で書く。
   例 ソウル
5 地名の読み仮名は原則として付けない。ただし、当該の地名が大きなニュースになっている場合はなどは読み仮名を付ける。
   例 2010年11月に北朝鮮に砲撃された大延坪島(テヨンピヨンド)

■読売新聞「用字用語の手引」
2 中国、朝鮮の国名、地名、人名は、原則として原表記の漢字で書く(北朝鮮は漢字を廃止したが、従来の例に従う)。
  〔例〕北京 釜山 平壌 <略>
 また韓国、北朝鮮で、当てはめる漢字がないときや明示されないときは、現地音をカタカナで書く。
  〔例〕朴セリ ぺ・ヨンジュン

■共同通信「記者ハンドブック 新聞用字用語集」
(10) 韓国語・朝鮮語
(ア)地名、人名とも漢字で書くことを原則とする。<中略> 当てはめる字がないときは、現地音を片仮名で書く。<略>
  〔例〕平壌 板門店 ソウル <略>
(オ)韓国と北朝鮮で発音が異なる場合は、現地の読みに従う。
  〔例〕李は韓国では「イ」、北朝鮮では「リ」と読む。
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現地語読みするのは「相互主義に基づくもの」で、ついでに北朝鮮にも適用されたんじゃないかと思います。



しかしながら、北朝鮮では既に漢字は使っていないので、ピョンヤンやウォンサン、チョンジン、ケソンなどと書くのはともかく、それに平壌、元山、清津、開城と書くのは中国人かノスタルジーを感じる日本人、それに感化されたか思い込まされた日本人ぐらいなんでしょう。
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漢字で書いて朝鮮語読みする理由は、


・漢字で書いて、日本語の音読みしたい人
・朝鮮語読みをカタカナで書きたい人
の妥協なんだと思います。
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うまく表現できませんが、お説の通りなら、「おもてなし」の心なんて、とてもとても期待でそうにない人、と感じるのは私だけでしょうか?。

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極端に言うと中国は日本読みを許しているが韓国、北朝鮮は日本語読みを許してないからです。

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回答No.4の「相互主義に基づくもの」という解釈が正しい筈です。

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どういうつもりか不明ですが。


漢字そのものは、日本古来のものではありません。
ただし、日本古来の大和言葉と同じ意味については訓読みで漢字を使用しています、その結果、日本語での漢字使用は表意文字の特性が浮き彫りになります。
そんな中で、外国の地名でその国で漢字表記だからと言って、日本語の発音で・・の強要はむしろ日本語に対する侮辱でもあります。
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中国に近いところなので漢字を用いていたが、


訓読みや送り仮名を使う日本と違い、中国同様、感じは音読みしかない。

現地の人が希望するのだからピョンヤンと発音して何ら問題はない。
「トンキン」と言われて「東京」を思い浮かぶ人がいないように
「ひらづち」と発音しても誰も解らないのが事実に思います。
大したことではありません。
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国際儀礼だから。


根底にあるのは、韓国北朝鮮は、発音を重んじる文化、中国は漢字を重んじる文化だから。
以下は、No4氏回答どおり。
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ハングル文字がなかった時代は中国の属国だったので、字はすべて漢字でした。

その後、日本が統治するように要請されて、あまりにも字が読めない人が多すぎたので、まったく普及されていなかったハングル文字は「あいうえお」のように表音文字なので教えるのに簡単と、日本政府がハングル文字の普及に。

また、カタカナで書けばいいとの意見もありますが、カタカナでは朝鮮語発音でならないので、現地に行って日本語カタカナ発音だと、通じない地名に。

それから、中国の地名とも同じです。日本語漢字発音と全く同じ地名などほとんどないです。
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