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原付バイクのエンジンを洗浄するのに,プラグの穴からキャブレタークリーナーを吹いて、しばらくおいてエンジンをかけたらいいと聞いたことがあるのですが,本当でしょうか?チャンバーがついていても大丈夫でしょうか?教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

それでもよいですが・・・効果は、『キレイになったような気がして、気持ちがよくなる』程度です。



※キャブクリーナの成分は、非常に純度が高い揮発油の混合物で、MEK(メチルエチルケトン)に、昔いわゆる『シンナー遊び』に使われたトルエンとキシレンを混ぜたものです。(MEKは毒物劇物取締法で劇物に指定されている危険物質です。人体に対し強い毒性があり、『シンナー遊び』みたいに吸ったら死にます、念のため。)
 故にキャブクリーナは、ガソリン以上によく気化し、よく燃えます。エンジン内に大量に入れたら、シリンダ壁や軸受け類の油膜を溶かしてしまい、始動時にちょっと回すだけでもダメージがあると考えられますが、スプレーで吹く程度の量ならどうということも無いでしょう。
 しかし。

※キャブクリーナは、ガソリン生成物(いわゆるガソリンガム)とかブローバイガス(4ストの場合)などの汚れを溶かす能力があるだけです。
 燃焼室から下流に溜まるゴミは、燃焼により発生した堆積物=カーボンで、これは溶かせません。

※試しにプラグを抜いて、キャブクリーナでプラグをビチャビチャにしてみてください。焼き付いていない分(触ると指が黒くなる成分)はキレイに流れ落ちますが、よく見ると、電極のカーボンは落ちません。
 プラグの掃除は、ガソリンやアセトンなどで拭くのでは無く、ワイヤブラシで磨きますよね?燃焼で焼き付いたカーボンを落とすには、ワイヤブラシで削り落とすしかないからです。
 燃焼室やピストントップの汚れも、同じものです。キャブクリーナでは落ちません。

※ちょっと話が逸れますが・・・・そもそも皆さん、キャブクリーナを過信し過ぎです。
 バイクが古くなってキャブの調子が悪くなると、『キャブクリーナをエアクリ側から吹き込んでやれば』と言いますが、それで完治することはまずありません。
 エンジンや変速機のOHをやっているヒトならよく御存知でしょうが・・・バラした部品は、灯油や白ガス(オクタン価向上剤などの添加剤が入っていない生ガソリン)などで洗浄します。キャブとはその『洗浄剤にも使われる』ガソリンが霧になって高速で流れている場所で、それでも溶けずに堆積するゴミです。スプレーをちょろっと吹いただけでスカッと落ちるほどヤワな汚れなら、最初から堆積しません。(但し、念のため。トルエンやキシレンはガソリンガムなども溶かすことが出来ますが、それは部品をジャブ漬けした場合です。故にキャブのオーバーホールで、部品一つ一つをキャブクリーナで洗うのは、クリーナとして効果があります。)

>チャンバーがついていても大丈夫でしょうか?

 チャンバが付いているということは、2ストですか?
 上述した様に、キャブクリーナ自体は揮発油なので、チャンバに悪影響はありません。(中に溜まってもすぐに気化しますし、次にエンジンをかけた時、排圧で吹き飛びます。)

 2ストでも4ストでも、燃焼室の掃除は、ヘッドを外してピストントップとヘッドに堆積しているカーボンを、『物理的に』削り落とす作業が必要になります。(但し、4ストでカーボンが『削らないとならないほど』堆積していたら、そのエンジンはどこかが壊れているか、異常な粗悪ガソリンを使っていることになります。)
 2ストでは4ストよりもずっと大量のカーボンが堆積しますが、2ストだと『カーボン落とし』はビックリするほどカンタンなので、やってみるのも十分アリです。
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この回答へのお礼

とても詳しく教えていただき,大変勉強になりました。キャブクリーナーのこと,エンジンのことよくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2020/08/31 20:39

チャンバーがついていたら2stの可能性が高いので洗浄性の高いものはエンジン内に投入しないほうがいい。

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クリーナーで洗浄してオーバーホールしましょう

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