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こんにちは。
私は昔からお箸と鉛筆が左利きの23歳です。
小さな頃から「ぎっちょ」と言われて嫌な思いをしてきました。最近もレジでサインをした時に店員の人に「ぎっちょなのに器用に書くね」と言われとても不愉快でした。私にとってぎっちょという言葉は差別用語としか思えないのですが語源をご存知の方教えて下さい。

A 回答 (7件)

 「利き手」の呼び方の話をしていたのに、私の2/4のカキコみのb)で、てが抜けていましたので、


呼ばれ「て」いません云々に修正して置きましょう。

 さて、(PC等が発明前の)手書のみの時代を考えてみるのもマイナスと私は捉えません。

 即ち、右利きの方々にとり、(現行の右から左の)縦書き」では文字が擦れ(or滲み)易く、逆に左利きでは横書きの時同様の状態に難儀する訳です。
 つまり、右利きの方が多数派と言う点で、左利きを抑圧する前に、「縦書きでは左から右に変更すれば便利で合理性に富みそう」に映るのです。(尚、左利きの私が「抑圧」に与しないのは言う迄もありません)

 「そうしない(即ち、縦書きの時は右利きが不利に陥る)のが受忍されるなら、左利きで横書きの時も同様では」、と強調したいだけです。それに右利きの人でも(例えば捻挫等で)右腕だけが使えぬ時は瞬間的に「左利き」にならざるを得ないのですからね。

 更に、多数決云々に関してですが、「多数派が正しい時、少数派が間違いとは限らない」のは次の様に考えたら、どうでしょう。
 「1万円の買物代金の支払には計1万円支払えば済むのであって、1万円札で常時支払わなくて構わぬ」と。
 右利きでない(or変更出来ぬ)時は左利きで、代替可能で、「1万円の支払が2千円札5枚でもOK」なのと同じく、(堂々としない迄も)「卑下するに値しない」のを再掲して置きます。

 蛇足ながら02/10は「レフト」の日だそうです。こういう日の認知度が高まってくれば「ぎっちょ」と言う呼び方が消滅するのもそんなに遠くないと、私は信じているのですが・・・
 
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 幾つかの辞書と例文を時代で追って見ました。



1.器用(きよう)
 役に立つ人物。才幹のあること。

2.器用(きよう)
 手先がよく利くこと。「日葡辞書」(慶長8(1603)年)

3.器用(きやう/きよふ)/不器用(ぶきやう/ぶきよふ)
 ある技芸に巧みなこと。何わざをさせても巧みなこと
 「きやうにて物をよくかく」(「擲銭青楼占」安永3(1774)年)
 「アレハきよふなものじゃ多芸なものじゃ」(「弁蒙通人講釈」安永9(1780)年)
 
4.不器用(ぶきやう/ぶきよふ)
 「けいこすれどもぶきやうにておぼえず」」(「擲銭青楼占」安永3(1774)年)

5.不器(ぶき)
 不器用の略。下手。拙劣。へま。
 「お袋はぶきな姿に雁を書き」(「明和2(1765)年」) 

6.不器用(ぶきつやう/ぶきちやう/ぶきつちやう)
 不器用が、いちど不器という略呼びをへて促呼変化したものか。
 「思いつきがぶきつちやふゆへ」(「御世之御宝」天明3(1783)年) 
 「アレサ、不器用(ぶきつちやう)なお子だ」(式亭三馬「浮世風呂」文化6(1809)年以降)
 「不器ッちやうに大きな網で」(「七偏人」安政4(1857)年以降)

7.器用(きつちやう)
 6.の「ぶきつちよう」の持つ不の意味が込められて、からかいの意味が含まれた限りでの「器用」か。

8.左器用(ひだり・きつちやう/ひだり・ぎつちやう)
 2.や3.の頃の意味ではなく、7.の意味を経由されているため、左利きを褒めているというよりも、右利きではないといったニュアンスも篭ってはいまいか。

9.ぎつちやう/ぎっちょ
 もはや「ひだり」が省かれたのに、ひだりと連濁した「ぎつちやう」が一人歩きしている点で、揶揄や嘲りのトーンが増しているのでは。末尾を約(つづ)めた「ぎっちょ」は、もはや蔑視的な意味合い以外は感じられないのでは。

 まったく自信のない推測の累積ですので、まさしく累卵の危うきの如きですが、主に「江戸語の辞典」をベースに、岩淵悦太郎「語源散策」、萩谷朴「語源の快楽」などを参考にさせてもらいました。
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 「No1~4の方々の回答により、質問者の知的フラストレーションは解消されたのでは?」と私は捉えます。



 私も左利きで「ぎっちょ」なる言い方には「怒髪天を突く(否、壊す)」程の不快感を持ちますが、それは以下の様な訳の故なのです。

a)「ぎっちょ」という言い方は「左利き」で言い換えが可能な事

b)人間(生活)には利き手以外に左右に区別される部位等があるのに、その時には「ぎっちょ云々」と言う形容はなされない事 例、左肩を「ぎっちょ」肩とは2005年2月現在では呼ばれいません!

c)既出の参考URLによると、左鞠打(ぎっちょう)が略されて、「ぎっちょ」を誰かが生んだ様ですネ。
 でもそうならば右利きを「(右鞠打)うぎっちょう(仮称)」であって然るべきなのに、そうなっていない事。
 即ち「左が右とコントラストをなさず、何か隠すべきという、ニュアンスを含む」と私(や質問者含む大多数?)は捉えるからでしょう。

 纏りに欠きますが、例えば、「グーレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」を英国と呼ぶのとは異なり、「左利き」が呼び難いなら、いざ知らず、そう考えられぬ故、「ぎっちょ」派が絶滅して「左利き」派一辺倒になる のを待ち続けている者によるカキコみでした。

追記、質問者の方へ、「ぎっちょ」と(無神経に)呼ぶ層の大半は敗戦前の60才以上の方である場合が多いので、何れ、問題は消滅する筈ですから、時が解決しますよ
 
 又「左利き」が「右利き」に比し少数派なのは確かですが、例えば「日本のノーベル賞受賞者」<「日本のノーベル賞非受賞者」の関係が成り立つのと同じく、少数派だから、卑下することもない、と私は思い続けているのですが、如何なものでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
a,b)そのとおりです。c)小学生の頃先生から「日本は民主主義で多数決で物事を決める為、大勢=正しいという考えの人が多い」と聞きましたが大昔から変わっていないようですね。
私は関西に住んでいるせいか同年代の人にもぎっちょと言われることもあります。今度誰かに言われたら「だから何?」と聞いてみたいと思います。
「少数派だから、卑下することもない」この言葉にはとても励まされました。
余談ですがこんな私も左利きでいい思い?をしたことがあります。小学生の時油絵を習っていたのですが、絵描きさんの中では左で筆を持つのがかっこいいらしく「無理に左利きになる人もいるのよ」と羨ましがられました。
貴重な左利きの方の意見が聞けてとても嬉しいです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/07 02:01

はっきりとした語源がわかっているわけではないようです。



おそらく放送各社は、放送禁止用語としているだろうと思いますが、個人的には差別的に使用しているのかどうかが問題であろうと思います。

不愉快に感じたという例で挙げられた「ぎっちょなのに起用に書くね」というのは、「左利きは不器用なはずだ」と言っているようにも聞こえるので、不快に感じるのかも知れません。ただ、そう言った店員は、「文字は右利き用に作られているので、左手で書くと難しいはずだが、上手に書くものだ」と感心しているのだろうと思います。配慮を欠くということかも知れませんが。

参考URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~outfocus/ir-ninshiki …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かにテレビでは聞きませんね。ただ自分の名前を書いただけでそう言われても困りますよね。

お礼日時:2005/02/07 01:39

一番有力とされているのは以下のような説です。


平安時代に(今で言うホッケーかラクロスみたいな)玉遊びがあり、そのとき使っていた(これまた今で言うスティックみたいな)杖のことを「毬打(ぎっちょう)」と呼んでいた。
左利きの人は当然左手にこ「毬打」を持つので、そーゆー人のことを「左毬打(さぎっちょう)」と呼んでいた。
これが省略されて「左利き=ぎっちょ」となった。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ぎっちょの漢字は無いと思っていましたが毬打と書いてぎっちょうと知り驚きました。
とても参考になりました。どうもありがとうございました

お礼日時:2005/02/04 14:55

 参考URLにある説は蔑視的な語源ではないですね。



 私はお札を数える事だけ左利き。

参考URL:http://www.iki-iki.net/v6/zatugaku/index-z2.htm
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。結構古くからある言葉(由緒正しい?)だったのですね。また蔑視的な言葉でもないようですね。
>私はお札を数える事だけ左利き
これは笑うところですよね。
とても参考になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/02/04 14:31

諸説あるようですね。


必ずしも、差別用語というわけでもなさそうですよ。
まあ、差別用語になるかどうかは、語源ではなく、どのように使われてきたかということが主な要素でしょうが。

参考URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~outfocus/ir-ninshiki …
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
辞書に載っていない言葉だと思っていましたが載っているのですね。また差別用語ではないことも分かりました。とても参考になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/02/04 13:04

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