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発達障害は治るんですか?

A 回答 (1件)

精確には「寛解」とはいえないのかもしれませんが、仮に「寛解」としておきます。


つまり、発達障害の症状が、日常生活に影響を与えないほどに小さくなった状態のことです。

自閉症領域に入る発達障害ですと、なかなか「寛解」は難しいものがあります。
しかし、アスペルガー障害を中心とした軽度・広汎性発達障害は、社会訓練・社交訓練によって、支障なく日常生活を送れるようになります。
そのために、各都道府県にある発達障害者支援センターでは、成人も対象に支援を行なっています。

しかし、傍目に健常者と変わらない仕事ができるようになるといっても、当事者の内面では健常者の何倍もの労力が払われているのです。
健常者が何気なく交わす挨拶だけでも、場の空気に合った挨拶の返し方なのかどうか、発達障害者は思案しながら言葉を選んでいます。
このような労力・苦しさ・違和感を抱きながらも、日常生活が営める・仕事が続いているというだけで、「寛解」を喜んでいいものなのか、私は疑問に思うのです。

私の主治医は、
「1年以上今の職場で続いているのなら、発達障害を疑う必要はない。仮に発達障害であっても、診断の必要はない」と述べました。
かつて支援センターにメールで相談したところ、支援員からも、
「診断の必要があるのかどうかを、まず考えて欲しい。その上で参考程度に、医療機関を紹介します」との回答がありました。
しかし、私は、最も長く続いた仕事で5年です。
転職は5回以上しています。
いわゆる「コミュ障」だと思われています。
果たして、これは「寛解」だと判断していいのでしょうか。甚だ疑問なのです。

臨床的には、診断の必要がないレベルなのでしょう。
そうであるなら認めます。
しかし、発達障害を診る医療機関には予約電話が殺到している現状を鑑みるに、周囲との本質的違和感を抱えながら社会生活を“普通に”送っている成人にも、何らかの支援が必要なのではないでしょうか。
“コミュ障”だけで終わらせることは、当事者の精神的苦悩を放置することであり、仮に発達障害であるならば二次障害を惹き起こします。

診断の必要性を医師や養育者が判断するのではなく、あくまで当事者本人の意思によって、科学的検査を行なう体制を、全国に広める必要があると思われます。
「寛解」しても苦悩はなくなっていないのですし、逆に苦悩の原因をはっきりさせることで適切な治療やコミュニケーション能力育成への道筋がたつのだと考えます。

https://ameblo.jp/hatena1975/entry-11132294914.h …
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