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触接信管の魚雷が無くなったのはなぜですか?

A 回答 (1件)

もともと魚雷は直接艦船に当てて爆発させるよりも、艦底で爆発させたほうが威力があるし、普通の触接信管は命中角度が悪いと起爆しないこともあったため、命中しなくても爆発する近接信管が非常に有効でした。

 そのため磁気を感知して爆発する磁気信管が大戦中に日本でも採用されましたし、アメリカでは開戦前から配備されています。 磁気信管というのは、艦艇が磁気を帯びていることを利用して、艦艇に接近した信管が磁気の乱れを感知して起爆する仕組みになっています。
命中しなくても艦底を横切っただけでも爆発する優れものですが、アメリカが開戦時に使用していた磁気信管の魚雷、潜水艦用のMk14魚雷には欠陥があったため、当初は磁気信管と触接信管の両方が装備されていて、近接でも命中しても爆発するようになっていましたが、信管の動作が不安定で、過早爆発したり、逆に異様に鈍かったために近接しても爆発しないことが多々ありました。 しかし、直ぐに磁気信管の改良が進み、元々触接信管より有効な磁気信管のみが使われるようになり、触接信管の魚雷は無くなったのです。
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