プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんばんは。よろしくお願いします。

年があけてからいくつもの映画賞が発表されましたね。
選択の基準は各賞によって違うのでしょうけど、
よく映画などの話をする時に「○○は演技がうまい」とか
うまくないって言いますよね。
それで「演技がうまい」ってどういうことなのかが気になりました。

テレビドラマや映画では役者の演技がいまひとつでも
アングルや編集や音楽の効果でうまく見えたりすることが
絶対あるはずだと思います。
でも私は上記のような“周りの努力”に惑わされて
役者本人が演技がうまいかどうかを見抜くとこが出来てないように思います。

みなさん、演技がうまい・うまくないをどういうところで
ジャッジしていますか?
「演技がうまい」ってどういうことですか?
また、演技がうまいと思う俳優はだれですか(古今東西男女問わず)。
あの映画のあのシーンのあの役者の演技がよかった!、なども知りたいです。

洋画にはすこし疎いのでピンぼけなお礼しか出来ないかも
知れませんが、絶対今後の鑑賞の参考にしますので
ふるってご回答下さい。お待ちしております。

A 回答 (11件中1~10件)

わたしもなんとな~く、「あ、この人うまいな~」って漠然と感じる程度ですが…


ひとつだけ、明瞭に判断しているところがあります。

目です。
役者さんの、特にセリフのない場面で見せる目の演技に痺れることが多いです

たとえば、
『デッドマン・ウォーキング』のシスター役のスーザン・サランドンと死刑囚役のショーン・ペンのクライマックスシーン。
前者は限りない人間愛、悲しみを超越したまなざしを見せます。後者は、自分の罪をはじめて悔いた、“人間”の目をしています。(それまで彼は、ふてぶてしく斜に構えたまなざしをたたえていました)

『チョコレート』(※ネタバレあります)
ラストの、夜空を見上げる主人公(ハル・ベリー)の目。
真実をうけとめ、つらさも愛しさもすべて含有した希望へのまなざし。
セリフはまったくないのに、彼女が辛いままではない、ということが顕れた演技だと思います。

『真実の行方』(※少々ネタバレあります)
怯えた子犬のような気弱な青年と、冷酷な犯罪者の二面を持った多重人格者を、目ひとつの演技で早変わりさせるエドワード・ノートンの目力ったらありません。
ほんとうに目だけで人格の変異がわかるんです。

『めぐりあう時間たち』のジュリアン・ムーア。
繊細で不安定な主婦の脆さを目の演技でぐいぐい見せてくれます。


まだまだありますが、例ということで…。
上記の役者たちは、みなこの作品でのオスカー受賞者か、ノミネートされた方々ばかりです。(オスカー関係者がみんな演技がうまいかというとそうではないですが…判りやすい例として)
少しでも参考になったらうれしいです。
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この回答へのお礼

>セリフのない場面での目の演技
なるほどです。演技力がなくては目で語ることは出来ないですね!

『チョコレート』、録画したのがありますので
よ~く〈目〉を見てみようと思います。

回答ありがとうございました。

〈目〉かぁ。フムフム。

お礼日時:2005/03/16 19:30

一寸評価の仕方が違うかも知れませんが、


出しゃばらずに・・・
でも個性的な脇役の皆さんがいてこそ
主役の方々が光って見えるのだと思います。

また役者さんの中にも 舞台の役者さんとTVの役者さん、映画の役者さんとは微妙に求められるものが違うような気がします。それぞれのニーズに合わせた場所でご活躍されているものと思います。

壺にはまった時の個性派の役者さん達は、いつもワクワクどきどきします。
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この回答へのお礼

私の場合スクリーンで松本じゅんさんを見つけると
「ウォーリー」を見つけた時みたいにうれしくなります。
“おばちゃん役”の人だとタカを括っているとあにはからず
いろんなおばちゃんパターンで出現してその作品に
溶け込んでいるので、見付け辛い。けど、出てくると
ピーンとセンサーが反応しますw。

笹野高史さんが出てくると、「重要なシーンが次に来る!」と
反射的に思ってしまうのですが、だいたい間違い無いようです。
だから笹野さんが出るとドキドキします。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/19 21:01

誤解を恐れずに言えば、精神障害者の役はむしろ演技しやすいんです。

モデルがあるし、誇張しやすいし、感動を与えやすい。「レナードの朝」「レインマン」「ギルバート・グレイプ」「フォレスト・ガンプ」。しかしこれらの名作の主役たちは間違いなく天才俳優たちですね。
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この回答へのお礼

んんん、そうでしょうか。
モデルがあるからというよりむしろ
モデルが無いからという気がします。
だって、私の場合、身近に精神障害者っていないもの。
精神障害者とはこうである、というデータベースをちゃんと持って
いないから、どういう演じ方をされても疑いようがないから
なのではないでしょうか。

でも、刑事役は身近にいないにもかかわらず、柴田恭平さんを
観ると「こんな刑事いねーよ」って思ってしまいます。(『半落ち』で)

実像と観る側の頭の中のイメージが違う場合も
たくさんありそうですね。とすると、生真面目にリアルさを
追求すると、どんどん「観る側にとってのリアルさ」から
かけ離れて行ってしまうのかしら。
考えすぎて頭パンクしそうですw。

ともかく、「ギルバート・グレイプ」必見、と。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/19 20:43

ぱっと思いつくので、大竹しのぶ、浅野忠信…などの俗に”カメレオン役者”とか言われるひと。

いろんなキャラクターになれる役者、が上手いと個人的には思います。
また、たとえば、木村拓哉なんですが、彼の演技は自然にみえますが、でも演じるキャラクターは、全部”キムタク”になってみえます。そのキャラを自分にしてしまうのも、ひとつの上手さなのかもしれません。難しいですね。(ただ彼のは脚本上、似たり寄ったりなキャラなのかも…?)

確かに、カメラや録音技術、照明、メイク、編集や音楽…といった仕事によって演技が上手くみえます。でもそれは、役者を立てるが為にある仕事だからです。そのあらゆる技術の演出によっていい演技、シーあくンが出来上がる。そこからの+αは役者の力量となってくるんですが…。

それらの演出と役者の力量で(?)最近観たもので良かったのは、シャーリーズ・セロン主演の「モンスター」です。アメリカで実際あった連続殺人犯の女性を描いた物語なんですが、セロンは特殊メイクによって忠実にその女性に顔を似せて演技をしていました。そのせいか(?)セロンの演技はとても圧巻されました。

あと、昨年話題になった「誰も知らない」の是枝裕和監督なんですが、彼の作品のほとんどは、彼の演出は台詞を与えず即興で言葉を出させるというのが多いらしく、作中の役者はとても演技をしているとは思えないほど自然です。個人的に彼の作品はとてもお薦めです。
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この回答へのお礼

大竹しのぶについては、バラエティもやり、さんまさんからは
あれだけ素をしゃべられ(脚色されてるにせよ)て、
これでは作品の中でも素が見えてしまうんじゃないかと思ってたら、
『やさしい時間』の中ではちゃんとしっとりしたお母さんになっています、驚きです。

浅野忠信さんは『父と暮らせば』しか観ていませんが、
始め宮沢りえさんの体型がどう見ても昭和の女性でないので
(つまんないとこに引っかかるσ(^_^A))
話にのめり込めずにいたのが、浅野さんが現れると
一気に時間を飛び越え、ぐっと引き込まれました。
すごい俳優ですね。

日本の俳優で今すごいと思うのは、篠原涼子さんです。
バラエティであれだけおとぼけキャラを発揮していながら
すっごい賢い役も哀しい役もちゃんとそう見えます。


役者の力量と演出による効果は、切り離して見るのはほんとに難しいですね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/19 20:32

私の判定基準は、他の方も書かれているとおり、なりきり度ですかね。


役どころにもよりますが、ごく普通にその辺にいそうな「ああ、いるいるこんな人」ていうのを
思わせることがポイント。

棒読みではないし、感情も込めているにも関わらず、どうも台本を読んでいる感じが拭えない人っていますよね。
台本に“泣きながら”とあるから泣きながら言う(=泣かされている)というような。
そういうのが見えちゃうと、あまり上手ではないなと思います。

逆に、ああこれはきっと台詞をいう内に本人も気持ちが高ぶって泣いちゃったんだな、
と思える人もいますよね。そういう人は演技がうまいなあと思います。
(実際には気持ちの高ぶりでも何でもなかったとしても、そう思わせることができるってことは
演技がうまいという証拠なんじゃないかなと)

私が個人的に演技がうまいと思った作品(俳優さん)は以下の通りです。
「ギルバート・グレイプ」レオナルドディカプリオさん
「オアシス」ソル・ギョングさん
「フォレスト・ガンプ」トム・ハンクスさん
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この回答へのお礼

この言葉がキました。
>(実際には気持ちの高ぶりでも何でもなかったとしても、
そう思わせることができるってことは
演技がうまいという証拠なんじゃないかなと)

ああ、もう、感服って感じですね。深ーく納得です。
観客はだまされてナンボってことですね。
私はどちらかというと、コロっとだまされる方なので、
ちょっと疑りつつ見るようにしようと思います。
(それで映画がつまらなくなっちゃったらヤだな・・・。苦悩w!)

回答、ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/19 20:12

演技のうまいってのはよくわからないけどギルバートグレイブのディカプリオとバスケットボールなんたらのディカプリオとタイタニックのディカプリオは同一人物だと思えない。

多分そういうことだと思う。
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この回答へのお礼

「ギルバートグレイプ」と「バスケットなんたら」ですね。
「タイタニック」は観たので(テレビでだけど)。

レオさまで見比べてみようと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/19 20:07

素人の意見ですが・・・。



「どんな役をやってもあまり違和感を感じさせない人が演技のうまい人」

と、捕らえていますかねぇ。
たとえば、トム・ハンクス。「フィラデルフィア」のゲイ役や「ロード・トゥ・パーディション」のマフィア役もこなすけど、「ターミナル」みたいなコメディもお手の物。「フォレスト・ガンプ」だって出来る。「ユー・ガット・メール」みたいなロマンスだって・・・。と、こういう人を演技がうまいっていうのかなぁ、と思ったりしますねぇ。自分の味は消してないですし。トム・ハンクスのほかに、ロバート・デニーロ、レニー・ゼルウィガーのように、どんな役をやってても「これはイヤ~~!」と、思うようなことがないくせに、いろいろな監督の下で、いろいろなタイプの人を演じている人。こういう人って、演技上手いな~って思います。もちろん役選びが上手いってのもあると思いますけど。3人ともすご~~くもてる役とか、SFとかあまりやらないですしね^^;

それほど詳い人間ではないので、わかりやすくそんなところで演技力を感じています。もちろん、同じような役をやる役者さんでもたくさん演技力を感じる人はいます。でもイマイチ上手く説明できないので、こんなところで評価しています。
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この回答へのお礼

役選び、これも重要ですよね。
私、キアヌ・リーブスがサングラスしないで銃も持たないでいると
逆に現実感がなくて、その映画の世界に入れないもの(困ったもんだ)。

姿形はあまり変わらなくても、身にまとう空気をちゃんと
変えられればホント別人に見えますものね。
それが一番難しいのかも知れない(念力みたいなものかな)。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/16 19:47

こんにちは。



私が思う演技のうまい人とは、
台詞の字面をただしゃべるのではなく、
その台詞の裏にある人間の真実を
観ている私達に伝える能力のある
役者さんだと思います。
抽象的で、申し訳ありません^_^
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この回答へのお礼

>その台詞の裏にある人間の真実を伝える能力。
うん、確かに。
台詞聞いてて「心にも思ってねーだろ」ってこっちが思ってしまうと
もう全てがぐずぐずですもんね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/16 19:38

ぼくは「演技がうまい」というのは、「いかにその人物像を観客に魅せ、感情移入させることができるか」ということに尽きるんじゃないかと思います。

それをするのに、役者さんによっては、その人物像と同じ体験をしてみるとかするでしょうし、脚本を読むだけでできてしまう役者さんもいるかもしれません。方法は問題ではないんじゃないかと。

そういう意味で、様々な人物を演じ分けられることができる役者さんは「演技がうまい」と評して良いんじゃないでしょうか。

例は個人的な好みもあるんで、万人が同じ評価をするとは思えないですが、ぼくが「これはうまい」と思った最近の作品は。。
『たそがれ清兵衛』真田広之氏
『コラテラル』トム・クルーズ氏
『アレキサンダー』アンジェリーナ・ジョリー氏

参考になれば。
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この回答へのお礼

真田広之さんについては、『写楽』と『助太刀屋助六』は時代設定が
近いせいもあったのだとは思いますが、おなじに見えました。
『たそがれ・・』を見てみようと思います。あ、これも時代は近いのか・・・。
当たり役ということなのかも知れませんね。
『たそがれ清兵衛』ますます気になります。

『コラテラル』のトム・クルーズはさくさく平気で人を殺して微塵も罪悪感を感じない役をよくやってたと思いました。

アンジェリーナさんは未見。ナイスバディに目を奪われてしまいそう(それも役者としては損なのかも)。

オススメの作品見てみようと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/16 19:34

答になっていない、と怒られるかもしれませんが・・・・。



日本の映画の「俳優」の多くは、演劇学校で訓練をしてきていない。わずかな下積みさえ経験していない。泣く、怒る、笑う、ができない。車でいえば、走る・曲がる・止まるができていない。日本語でいえば「てにをは」がなっていない。あまつさえ字幕がないと何を言っているのか分からない。フクシキ呼吸ができていない。彼らの多くは、人気ミュージシャンだったり、スポーツ選手だったり、元作家だったり、TVタレントだったりする。監督が何度もダメ出しすると、事務所やマネージャーが割ってはいる。ほかの仕事があるから体型や髪型は変えられない。医者になりきるために、病院に泊り込んでみようぐらいの意気込みもない。検事になりきるために、法廷を傍聴してみようぐらいの意欲もない。農民の役なのに日焼けもしていない。

私は彼らの演技がうまいか否かに関してとっくに興味がないです。素人の私がこんなことを言ったら、映画の玄人のかたに叱られるでしょうか?質問者さん、どう思いますか?
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この回答へのお礼

演技力以前の問題がいろいろとあるのですね。
日本では芸術というか、目に見えないものに対する価値を低く見るところに、
芸=片手間仕事となってしまう温床があるのかも知れませんね。
(みんながそうだとは決して思いませんが。検事になりきるために、
裁判を傍聴したという俳優さんを知っていますし)

>・・・映画の玄人のかたに叱られるでしょうか?質問者さん、どう思いますか?
んん、私も一素人ですのでなんとも・・・。
でも万事において素人の方が容赦ないので、
その素人を納得させられるものを作れないのならば
玄人を名乗る資格はないのではないでしょうか、何事につけ。
でも、見るのは簡単だけど、作るのはその何百倍も大変ですから、映画に限らず。
そういう苦労を進んでする方達は愛すべきお馬鹿さんだと思います。
なんてね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/16 19:27

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