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高卒だから、大企業で働けないのではなく、大企業や、多くの中小企業が、大卒だからという理由のみで、高卒との賃金の格差を設けたりするために、優秀な高卒が集まらず、結果的に、高コストの割には、仕事の出来ないような人材ばかりを養う羽目になるわけなのでは??

名前だけ、看板だけの大卒の人とは異なり、優秀な高卒や、実は頭のいい人、目的意識が高く、主体性があり、実行力のあるような人達も世の中には沢山いるはずなのですが、何らかの理由により意図的に大学に行かなかったような人は、社会に出てから一般の会社で働こうとした際に、高卒というだけで、不当に大卒よりも安い給料で働かされたりします。

こういったようなケースの場合、もともとが目的意識が高く、勤勉かつ、真面目で、人の役にも立ちたいとそう考えているような高卒の人達は、自分がたんに高卒だという理由だけで、不当に安い賃金で働かされたいなんて思うような人は少ないため、結果的に、フリーランスになったり、自分で会社を起こしたりなんかして、多くの中小や大企業には、あまりよい人材が集まらないということになるのではないのでしょうか??

確か、台湾の有名なIT担当相?のオードリー・タン氏も、学歴だけでみれば、随分と低学歴だったはずですよね??

A 回答 (4件)

基本的に、近代的な資本主義というか自由経済主義は「使役される労働者とそれを管理する資本家(企業幹部)」という区分で運営されています。



これは軍隊も同じで、士官・下士官の違いがそれにあたり、欧米などは幹部や士官は労働者・下士官と全く話もしない(命令するだけ)ということも結構あります。

このやり方の場合、日本の学区制では「高卒・専門学校卒は労働者」で「大卒・大学院卒は幹部候補」に自動的に振り分けられます。もちろん今は大卒が新卒の半分ぐらいいるので、必ずしもそうではなく、よく「Fランだったら高卒で働いたほうがまし」と言われるのは、幹部候補はMARCH以上という学歴差が生まれているからです。

しかし、質問者様が言う「目的意識が高く、主体性があり、実行力のあるような人達」が高卒だと自動的に「命令を実行する労働者」に振り分けられてしまうので、大企業でも工場労働者などになってしまうわけです。

だから「結果的に、フリーランスになったり、自分で会社を起こしたりなんかして」というのはその通りですが、企業によい人材が集まらない理由はちょっと違います。

まず高卒でも大卒でもそれ以上でも「目的意識が高く、主体性があり、実行力のあるような人達」は会社の歯車になりたがりません。

 目的意識が高くて主体性がある人が、いくら企業幹部候補だからといって30歳以上も上の今の経営幹部の指示を聞かなくていい、ということはないからです。

だからどれほど優秀で主体性があっても「組織」の中で働くと、かなり摩耗していきます。特に日本の企業はまだまだ年功序列ですので、主体性も目的意識もどんどん削られていくわけです」

また「企業が求める優秀な人材」というものにも注意が必要です。一般的に企業は大企業でも中小企業でも、8割までは「上の命令に従って、そつなく難なく作業をこなす人材」が欲しいのです。

たとえば10人ぐらいしかいない会社で、みんながそれぞれ目的意識をもって主体的に行動したら、それは「個人企業家が10人集まった寄り合い所帯」にすぎません。

それで成功する会社もあるかもしれませんが、常識的に考えて「労働者」が労働しないと会社は利益を出せないものです。

そのような会社組織の構造的な問題と「学歴に関係なく優秀さを証明すること」は特に日本のような年功序列では相性が悪いので、いったんフリーターレベルに落ちると、そこから這い上がってくることが難しいのです。
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この回答へのお礼

>だから~というのはその通りですが、企業によい人材が集まらない理由はちょっと違います。

まず高卒でも大卒でもそれ以上でも「目的意識が高く、主体性があり、実行力のあるような人達」は会社の歯車になりたがりません。


全般的に仰っていることは、よく分かります。

ただ、優秀な高卒や適材適所としてふさわしい能力を持つような高卒等の人達が、そういった場で働きたがらないのは、その人の性格や気質的なところからくるものだけでなく、仰られているように、社会や会社の構造的な部分から来るところが、とても大きいように思うのです。

その形が、その会社で働いている人達、又は、会社の戦略などにとってももっともベストだと言うのならばいいのですが、もしそうではない、、というのならば、いい意味でも悪い意味でも、それらをぶち壊し、新しい風を組織に吹き込めるのは、そういった人材なのではないかとも思うのです。

このサイトもそうでしょうが、世の中には自身の学歴にかかわらず、優秀な人達というのは沢山いますよね。

大卒よりも問題解決の非常に得意な人もいれば、人を纏めるのが上手いような人もいます。全体を見廻し周囲を統率するのが上手い人もいれば、並の心理カウンセラーよりも、はるかに人の気持ちをよく考え、人を前向きにさせるのが上手いような主婦もいます。

それでも高卒は高卒として、比較的社会の底辺でしか仕事をさせてもらえるチャンスがないというのでしたら、一体、誰が社会全体にとっての彼らの代わりをするというのでしょうか?? 

実際、力技や現代のテクノロジーをもってしても解決の困難な部分、領域が有るゆえに、会社も社会も行き詰まってしまっているわけですよね、、?

間違っても、皆がサボっているからだとか、より長時間働かないからだとかといった理由ではないですよね??

お礼日時:2022/03/24 22:01

>ただ、優秀な高卒や適材適所としてふさわしい能力を持つような高卒等の人達が、そういった場で働きたがらないのは、その人の性格や気質的なところからくるものだけでなく、仰られているように、社会や会社の構造的な部分から来るところが、とても大きいように思うのです。



先ほどは書きませんでしたがまず「優秀な高卒」ってなんでしょう?優秀なら大学に行くのが普通で、日本だと「優秀だけど大学に進学できない」と言う人は、かなり少ないのが実際です。

 だから日本において「優秀な高卒」が何を指しているのか具体化しないとこれ以上の議論に進展がないし、会社に資する優秀な高卒は「組織の歯車になりたがらない」という命題が正しいなら、なおのこと「就職する高卒に優秀な人はほとんどいない。ゆえに無視できる」ということになりかねません。

それに「適材適所としてふさわしい能力」ってどうやって測るのでしょうか?現実的に企業は「どうやって適材適所を見極めるか?」ができないから「学力の高い大学卒から採用する」ということをやっているわけです。

質問者様の命題は「そういう可能性はある」といえるとしても、そもそも社会や会社がその能力を測れないのですから、能力がある人がいたとしても、それが埋もれているのかどうか?すら判明しない、のが現実です。

>その形が、その会社で働いている人達、又は、会社の戦略などにとってももっともベストだと言うのならばいいのですが、もしそうではない、、というのならば、いい意味でも悪い意味でも、それらをぶち壊し、新しい風を組織に吹き込めるのは、そういった人材なのではないかとも思うのです。

それは正しい部分もありますが、会社組織という点ではその人材が「労働者」では無力です。
 会社にとって新しい風を送り込めるのは「経営側」であって、労働者の側ではない、からです。

だから労働者にどれほど「現状打破の能力」があっても、それを幹部が引き上げ、その人材を主軸にした経営改革をしないかぎり「新しい風を組織に吹き込む」のは不可能だし、現実問題として指揮命令系統が完全に破綻するリスクを冒して「ある人材を主軸に変革する」ということはしません。

また、その人材が本当に「会社に資する適材」なのかどうかを測る術はない、ということを踏まえると、質問者様の考え方は絵にかいた餅でしかありえない、というのが社会の現実です。

>このサイトもそうでしょうが、世の中には自身の学歴にかかわらず、優秀な人達というのは沢山いますよね。

はい、その通りです。ただし「高卒の時点で優秀」だったのか「20年ぐらい働いて優秀になった」のか、能力としては優秀だけど、学問レベルでは高卒では優秀と言えなかったのか、様々なパターンがありえるでしょう。
 
 いずれにしても本当の意味での「優秀さ」を測るテスト方法はこの世に存在しません。なので、質問者様が「〇〇は優秀だ」と思っても、それは質問者様の主観でしかありえず、他の方から見れば「全然優秀じゃない」ということもありえるわけです。

>大卒よりも問題解決の非常に得意な人もいれば、人を纏めるのが上手いような人もいます。全体を見廻し周囲を統率するのが上手い人もいれば、並の心理カウンセラーよりも、はるかに人の気持ちをよく考え、人を前向きにさせるのが上手いような主婦もいます。

確かに「そういう人はいる」のですが、その人物がいつの時点でその能力を獲得したかは不明です。もし高卒までにそのようなスキルを持っているなら、それなりの処遇を得ているでしょうし、もしそれが得られないなら大卒かどうかの問題より「優秀な人を見抜けるテスト方法がない」という問題であるといえます。

>それでも高卒は高卒として、比較的社会の底辺でしか仕事をさせてもらえるチャンスがないというのでしたら、一体、誰が社会全体にとっての彼らの代わりをするというのでしょうか?? 

ここでいう「彼ら」とは「社会や会社にイノベーションを起こす人物」という意味ですよね。

だとすると「社内で頭角を現す」か「起業して認められる」しか方法はありません。

たとえばスシローという会社が今の規模になったのは、生え抜きの高卒板前従業員がスシロー社内で頭角を現し、社長になったからですが、かれを社長に抜擢した経営陣の能力のほうが素晴らしいのかもしれません。
 
結局、仕事というのは「誰かにそのポジションに付けてもらう」しかないからです。これが社内におけるもっともネックな部分であり、もし高卒でも「本当に優秀」なら「しかるべき立場の人に、しかるべき地位に抜擢してもらう」という社内闘争が必要になります。

結局、大卒でもそうですが「社内で自分を優秀だと他人に認めさせるぐらいの優秀さがないとダメ」なので、その点において高卒で妥協した人がそのような社内闘争を行える能力があるかどうか、言い換えれば「高みに上る努力が社内でできるなら、なぜ学歴でそれをやらなかったのか?」が高卒者に常について回る、ということなのです。

何度も書きますが、それは「日本なら大学に行こうと思えば、ほとんどの人は行ける」という前提があるからです。

>実際、力技や現代のテクノロジーをもってしても解決の困難な部分、領域が有るゆえに、会社も社会も行き詰まってしまっているわけですよね、、?

その通りですが、それが「優秀な高卒者」がいれば変革できる、というのは幻想です。逆に「高卒だけど世の中を変えたい」ならいくらでもやりようはあります。特に起業する自由やハードルは日本ではものすごく低いです。

>間違っても、皆がサボっているからだとか、より長時間働かないからだとかといった理由ではないですよね??

日本が機能不全に陥っている理由は実は簡単なのです。それは「優秀な人が抜擢されない」ということより「無能な人物が経営する会社が倒産しない」ことが最も大きな理由だからです。

アメリカはこの30年、大型倒産がいくつもあり、リーマンショックの時はものすごい数の倒産が起きました。でも「優秀さ」がそこでテストされ、優秀な会社は生き残り、または再生して今ではリーマンショックからはるかに経済成長しています。

日本は、高卒で優秀な人を抜擢する、ということができるとしても、その前に「無能な人たちを退場させること」ができないのです。
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この回答へのお礼

今日は少し寝不足ということもあり、せっかく書いていただいたのにも関わらず、論点が多すぎて、とても全てに回答できそうにありません。

取り敢えずですが、、この場合の「優秀な人」というのは、各々の状況に見合うだけの、より大きな成果を出せそうな人達のことをいいます。

で、どの時点で優秀であったのか、、ということに関しては、大卒高卒関係ありませんので、あくまでもそれは、会社が必要とする時期に於いての「時価」ということになります。

また、優秀さを測るテスト、方法ですが、私から言わせればこれは、人と5分も話していて、もしそれでも、その人となりが掴めないというのでしたら、そもそもその人は人事の仕事には基本的に向いてないと思います。

あとは、認められる認められない、ということに関しても、上記の人事の話と同じ内容になりますので、ここでは割愛させて頂きます。

使用期間やインターン制度等をもっとフレキシブルに活用しつつ、多少のことであれば、社内でも教えていくか、補助要因を付けるようにすればいいというだけのことだと思います。

また、仰られるように、無能な人が経営する会社が倒産しない、というのは、事実として確かにありますが、無能な経営者の会社が増えてしまうその理由や、そこでしか働く場所のない人達の生活などのこともあることから、どちらかというと、自社の力だけで経営改革が出来ないで困っている、又は、金銭的に見ても余裕がない等の事情を行政等が汲みし、適時、サポートしていく必要があると思います。

優秀な人であれば、放っておいても、何らかの行動を起こせ、世の中を代えていく原動力になれるだろう、とのことですが、これも言うまでもなく、企業の数というのは無駄に増やせばよいというわけでもありませんし、世の中に既にある情報や技術等のスキル、金銭をも含めた各種リソースは有効に活用した方が、会社のみならず、全体にとっても有用だとそう思うからです。

他、細かいことに関しては、内容的にも膨大になりすぎるため、会社等の各々の制度にもお詳しいとそう仰られるならば、申し訳ないのですが、その辺は今回は割愛をさせてください。

ご丁寧に回答いただき、誠に有難うございました、、、。


m(_ _)m

お礼日時:2022/03/24 23:41

あなたは高卒なの?


でも18歳と22歳の4年間って何かと差が出ると思うけど・・。
同じ賃金なんて有り得なくない?
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この回答へのお礼

高卒です。

この場合の4年間というのは、どちらのことを指しているのかは分かりませんが、付加価値という意味では、先に社会に出た人も、大学後に働き始めた人もそれは同じですよね、、、。

大学に行った人がそれなりに努力をしたといっても、それは数年のことだけの話ですし、先に社会に出てから、又は、極端なはなし、ロクに学校にさえも行っていなかったような人の場合であったとしても、勤勉かつ優秀で、学校を卒業した後も、何らかの意思や目的を持って、十年単位で働きながら勉強しているような人も居ますよね。

それでも、高卒は高卒ですよね。

そんな扱いを受けてまで、一体誰が雇われたいと思うのでしょう、、、。

私も経営者ですので、そう仰りたい、言わんとするところは、もちろん分かりますよ、、、、。

>同じ賃金なんてあり得なくない、、、

単純に賃金の多い少ないの話ではなく、私がこの質問で言いたいのは、結果的に個人の持つ能力が適材適所として活かされておらず、ある部分では、そのせいで負担となり、またある部分では、本当に能力のある人達が特定のポジションに就けていなかったりするため、社会全体のパフォーマンスがそれにより低下しまっている、、ということを言いたいのですね、、、。

将棋の駒や車のパーツとして考えてもらっても分かるように、適材適所であるならば、それは特定の資格を必要とする技能職等を除いては、大卒である必要もありませんし、目先のお金のために会社に居座り続けるだけの平凡なな人達を雇い続けることは、その会社や社会全体としての問題、より本質的な課題等を解決できるような有能な人材の登用を妨げることになり、結果として、それで社会が良くならないだとか、給料があがらないだとか、犯罪が減らないだとか、というようなことはおかしいと思うのです、、、。

お礼日時:2022/03/24 21:04

見掛け倒しの人は確かに多い。

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