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次はこうしようとかああしようと決める場合に、自分でさえどう決めているのかはっきりわかりません。
たぶん思い付いたことからそれを、何々だからする、何々だからしないと決めているのかなと思います。
また、こういうことも思います。
双子って遺伝子も同じなんですよね。もしこのそれぞれの生まれたての二人に、お互いが影響し合うことがない様にそれぞれの環境を独立させた全く同じ環境が与えられたなら、この二人は同じ人生を歩むのかというものです。
今の技術では全くできないでしょうが、地球Aの一人と地球Bの一人という感じです。
もう少し整理して言うと、全く同じ二人に全く同じ環境を用意すると(お互いは独立している)この二人は同じ行動を取り続けるのかどうかということです。そこでもし二人が同じ行動を取り続けたとしたら、まるで人生が初めから決まっているみたいですよね。二人が同じ行動を取り続けないとしたら、何が違いを生み出したんでしょう?
自由意志という言葉が浮かんできますが、それはどのように働いているのでしょうね?
人はどのようにして次の行動を決めているのでしょうね?

A 回答 (6件)

あなたの質問は、水準の違う複数の問題を含んでいます。



まず第2段落以降に書かれている問題から。この問題の本質は第4段落に書かれている例が端的に示しているでしょう。
「もしこの世の全ての物体の動きがある物理法則によって完全に支配されているとするならば、ある時点での物体の状態がわかれば、それ以降の全ての状態は計算できるし、すなわちそれ以降の状態は全て決定されていると考えることが出来る。
 すなわち全く同じ物理法則と状態を持つ二つの世界を用意したら、その二つはまったく同じに振る舞うはずだし、それは最初から決定されている。自由意志が入る余地はない」
という考え方のことをいっているのだと思われます。これは通称「ラプラスの悪魔」と呼ばれる考え方で、この類の問題は一般に「決定論」と呼ばれます。
 この問題は未解決の問題で様々な説がありますので、図書館で本をあさって見るものいいでしょう。私なりの考えとしては、
「人間は世界の一部である。従って、人間の持つ情報量は世界の持つ情報量より必ず小さい。ゆえに、世界が決定論的に動いているとしても、人間はその状態全てを把握することが出来ないのだから、人間は世界が決定論的に動いていると認識(体感)することは出来ない。よって、人間は事実上自分が自由意志を持っているとしか認識(体感)できない」
という考えをしています。

 二番目の問題は第1段落に書かれています。すなわち、「自分の意思を決定するメカニズムそれ自体を自分が意識できるか」という問題です。
 「意識はどうして生まれるのか」ないし「意識は何によって作られるか」という問題は、現在だれもさっぱりわかりません。脳みそが意識を作るんだと行っている人もいますが、脳みそが意識を作り出す過程を納得できる形で説明した人はいないので、無効でしょう。
 さてさて、もう少し問題を考えますと、「意思が決まるのに何かの原因がある」と考えると、意思はそれを決定するメタ的な存在に支配されていることになりますし、そのメタ的存在をそのままの形で認識する、すなわち自分が何かを決める過程を認識することは不可能であると考えられることになります。
 ここまでくると一元論vs二元論の問題に近く、「魂は魂であってそれ以外の何かによって構成されるものではない」とか「所詮意思は物質の生み出した幻想にすぎない」とかなんとか、哲学の一番ヤバい領域の入り口にきてしまう訳です。


 とりあえず下に参考URLを示しましたが、ネット上にあまりいいソースを見かけたことがありません。図書館に行くといいでしょう。しかし最近の図書館の書棚にはまともな本が並んでいないので、適当に選り分けて読んでください。このあたりはあなたの「嗅覚」にかかっていると言っても過言ではありません。
 最後に一言。この問題について、まともな解答というのは世界史上誰も出したことがありません。全ての本は懐疑的に見た方がいいでしょう。またあなたが世界最初のまともな回答を出すかもしれないので、安易に適当な答えに落ち着くのではなく、一生涯じっくり練ったらいいんじゃないでしょうか。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%BA%E5%AE%9A% …
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この回答へのお礼

量子力学の、運動量と位置を同時に観測することができないということが、全く同じ物理法則と状態を持つ二つの世界が同じに振る舞わないことを示すわけではないですよね?
ラプラスの悪魔の考えに生き物は入っているのでしょうか。
僕は生き物が居ない全く同じ二つの世界を用意したら、その二つは同じに振る舞うと思っています。生き物は自分から振る舞うことができるけど物質はそうではないと思うので。
自由意志がないという人は、そう主張することも以前から決まっていたということですよね。僕には全く実感できないです。
mydummyさんの情報量という言葉には色々深い意味がありそうですね。
このような問題について一生涯というのは辛いですね。たぶん僕の生きている間に意識の解明から始まってすごい勢いでこのような問題が理解されていくと思っています。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/30 16:06

探したらこんなのもあった……


http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1090773
良回答ほど悪質な答えだけど……

e.g.
カオスは決定的過程の記述であって量子力学の拡張なんかじゃないんだが……
意思が確率を操作する?確率過程に意思の入る余地はないだろ?さいころを振って1が出たことを「意思の結果」と呼ぶことに意味があるのか?

とか……

まあペンローズのやつはツッコミどころが多いので、自分で考えるといい訓練になるんじゃないでしょうか。「行動(意思)を決める何か」の存在を仮定すると、やはり物心一元論vs二元論にたどり着いちゃうし。
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この回答へのお礼

ペンローズのやつっていうのは、マイクロチューブルのことですか?
参考URLを2回潜った分しか知りませんが、僕はその量子器官というものは面白いと思うし期待もしています。
色々な考えを知ることで、新たなアイディアや考察などが自覚できるようになると思うので、今はそうしながらも色々と自分で考えて行きたいと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/30 16:13

人間の行動が、


・個体による要因がDNAのみ
・その他の要因が 環境(外部)要因によるもの
となるなら、卵子の状態から同じに環境なら 一卵性なら同じ判断をするかもしれませんね!

パーマンで、おでこをあてて コピーするのがありますが こどもの頃に
「コピーしても 次の瞬間には お互いを見てて 同じものを見てないから 同じ人間を作っても 次の瞬間から違う人間なんだよなー」って考えてました。
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この回答へのお礼

確かにDNAや外部環境など色々な仮定はできますよね。本当は何なのかが知りたいし、どう働くのかもしりたいですね。
パーマンのコピーのことは良く知りませんが、コピーして同じ人を作ったつもりでも、同じ環境にその二人が居ることで既に同じ二人ではないと思いますが、パーマンにとってはどうでも良いことのようですね。
同じ人ってそれぞれの同じ人同士が影響し合うことがないことが条件の一つと思います。対照実験でもそうですよね。
同じ環境と人を用意するということですが、それは全く現実的ではないように思えますが捉え方によっては、今の自分と今の次の自分は、同じ環境と人なのだと思えてきました。
僕がしたいのは、自分も含めた人はどう行動を決めるのかを知って、それを自分に応用することです。
それを考え易くする為に同じ環境と人を用意するということを考えたわけですが、結局は今の自分と今の次の自分、自分はどのようにして次の行動を決めているのかになってくるのかな・・・?


今まで回答をくれた皆さん、ありがとうございました。
どのようにして次の行動を決めているのかについての意見・考察など何かあったら、他の人もどうぞ。

お礼日時:2005/03/27 19:55

 人に限らず、生物は、自分自身を維持することと、子孫を維持することを最大の目的として、最適な行動をするように進化してきたと考えられます。

その結果、種及び環境に応じたプログラムが作り上げられてきました。それが本能です。本能に従って生きていけば、増えも減りもせず、とりあえずは子孫が維持されます。しかし、本能に従って生きているだけでは、環境の変化に対応できません。環境の変化によってそれまで食べていた食物が取れなくなれば、生きていくことができません。そこで、環境に適応する能力が必要となりました。それが「知恵」です(用語が適切かどうか分かりませんが、意味としてはまさに知恵)。これは、環境を知り、それまで蓄えた知識を駆使して、最適な行動をとれるようになったということです。
 人間は、この知恵を活用してここまで進化してきたわけです。現在の人間は、自分の行動を決める基準としては、本能はほんの少しで、大部分は知恵を活用しています。この知恵は、その人の持つ知識(直接経験したもの以外に、他人の経験も共有できるというのが、人間をここまで進化させたと言えます)によりますから、たとえ双子であったとしても、違って当然です。ですから、双子でも違う行動をするでしょう。ただし、まったく同じ条件(胎児のときも含めて)を設定できるとしたら、同じ行動をする人間ができるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

shiaraさんは、行動を決めるのは知識・知恵・本能だと、知識・知恵・本能の説明を交えて説明してくれているわけですが、それに科学的な裏付けがあるのかどうか僕は知りません。本当に行動を決めるのは知識・知恵・本能なのかということですね。
そしてもしそうなのだとしても、知識・知恵・本能がどう働いて行動を決めさせるのか、または人が知識・知恵・本能をどのように働かせて行動を決めるかが知りたいわけです。

お礼日時:2005/03/27 19:32

以下のURLは参考になりますでしょうか?



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF% …

同じ遺伝子といっても、胎児の段階で既に2人の条件は違っています。(栄養の摂取の違い、位置関係など)
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この回答へのお礼

同じ遺伝子といっても、胎児の段階で栄養の摂取の違いや位置関係などで既に2人の条件は違っていて、それがバタフライ効果の影響も受けて違ってくるということでしょうか。
双子という例を出しましたが双子でなくても、お互いが独立した全く同じ二人なら良いわけです。もちろんそれは現実ではないことだと思います。双子なら一緒に同じ環境にいることでお互いが影響し合うので全く同じ二人ではないですね。例が良くなかったです。

お礼日時:2005/03/27 19:02

私の質問と似ている気がするので一応…。


科学的な回答ではありませんが…。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1288713
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この回答へのお礼

もう一方の結果がわからないとかどうなのか以前に、もう一方の行動があるとしたらどのような仕組みでその行動が決定されたのかが僕の質問ですね。
それを考えるために、全く同じ二人に全く同じ環境を用意する(お互いは独立している)ことを考えたわけです。
そしてその二人が同じ行動を取り続けないとしたら、何が違いを生み出したのかを考えることによって、人はどのようにして次の行動を決めているのかがわかるのだと思っています。

パラレルワールドなどの色々な仮定や想像は私たちをより豊かにしてくれる気がしますね。

お礼日時:2005/03/27 18:49

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