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素朴な疑問です。
境界性人格障害(ボーダーライン?)とは、
定義されたこころの病の類なのか、
たんなる困った性格そのものなのか。
わかりません。
身内にこの診断をされた者がいて、対処に大変こまっております。他人であれば、殴りたおすか絶交すれば済むだけの簡単な話ですが、近親者なのでそうもいきません。
本人は病気であることを分かっているようですが、
治す必要性についてはわかってないようです。
これは「治せる」たぐいのものなのでしょうか?

A 回答 (6件)

以前ボーダーと診断を受け、引きこもりの後


一人暮らしをし、現在1児の母をしております。

境界型人格障害というのは、鬱病とかと違うところは
明確なものがないことではないかと思っています。
本当に漠然としたもので、自分でも何が原因かわからないどころか
なぜ生きているのか、なぜ生活をしなくてはならないか
今身の回りにあるもの全てに疑問を感じさえします。

私が参考にしたものの中に
境界型人格障害は、周りが与えたか与えないかに関わらず
本人が愛情を感じずに育ったケースが多いというものです。

私自身、子供の頃から生まれてきた事を恨んでましたし
父親から愛されるどころか、疎まれている
自分が生きているせいで、大切な母親が苦しんでいる
そう思いながらいい年まで生きてました。

治療することは可能です。
が、他のどの病気よりも難しいと言われているそうです。
私も精神科で、中森明菜や華原ともみ程の人なら
治療しようと思う人間もいるだろうが
ごく一般の人じゃ、本気で治そうと思う医者もまずいないね
そういわれた事を覚えています。

どうしてそこまで言われるかと言えば
私の症状が軽かったのかもしれませんが
実際「愛情を知らない」相手に、本当の意味での愛情を
実感させる必要があるからだそうです。
そのため、常に傍で愛情を注ぐことのできるパートナーが
治療には最も効果的なのだと
調べた結果でた結論でした。

幸い私は、今の夫に出会い、サポートしてもらい
普通に仕事をして社会生活を営めるようになり
結婚して子供をもうける事ができました。
境界型人格障害の症状については、それ以来でていません。

あと大切なのは、例えパートナーが見つかったとしても
サポートとヘルプは違うことを認識して
実行できるかどうかも重要になります。

一番最適なのは、生まれてきて一番最初に愛情を
注いだはず、注ぐはずであった両親が
パートナーとしてサポートしていくことだそうです。
私の場合は一人暮らしをすることで親の愛情を感じることができましたが
症状の重さによっては一人暮らしは危険かもしれません。
私も何度か自殺未遂や薬を大量に飲んで
記憶を無くしたこともあります(副作用により)。
そういった事を防ぐために、自立を促すのは避けたいですし
自立に関しては鬱病の方と似た対応になるかと思います。
要は本人の意思に任せる、本人がそうしなくては
してみようと思えるのを待つ。その補助程度で待つことです。

自分のことばかりで申し訳ありませんが
何かの参考になればと思いました。
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この回答へのお礼

貴重な体験談ありがとうございます。
大変な苦労と辛い想いを抱えて生きて来たことが伝わってきて、胸が痛くなります。
自分の身内とは妹であり、2児の母親であり離婚シングルであります。
彼女が小さいときに両親は離婚し、親には頼れない事情があります。
(5年前に母親死去、父親再婚のため頻繁に連絡はとれない)
そういった中で、誰かに頼りたいという気持ちが、過度な他者依存に発展していったのかな?と思います。
しかし、子供の前でリストカットする事や、
切れて壁を壊す、物を窓から投げ捨てる。など
子供の心におおきな傷をつける行為は、
たとえ、病気がその原因を作っていたとしても、看過できるものではありません。
~~おおいに悩ましいことです。
時間をかけて説得していくしかないのかな?
それを受け入れる素地があるのかどうかが問題ですがね。
がんばります。

お礼日時:2005/04/05 16:31

境界型人格障害(BPD)に関する定義についてインターネットで既にお調べかと存じますが、残念ながらネット上には、「気違いじみた」「こき下ろし」といった過去の定義に使用されていた不適切な訳語が多々見受けられます。

これがこの病気に対する誤解を招く大きな要因になっていると思われます。
ネットで調べるには限界があります。「ボーダー、ボダ」という言葉も独り歩きしている感があります。
精神科医の間でも見解が大きく分かれており、治療を拒む医師が居ることも事実です。
BPDについて正しく・詳しく知りたいのなら、
「境界性人格障害(BPD)のすべて」(VOICE社・星野仁彦訳)が比較的最近出版された訳本ですが詳しく記載されています。大手書店の心理学のコーナーにあると思います。
他にも何冊か並んでいると思いますが医療者向けなのか患者・家族向けなのかどっち付かずで中途半端な本もあります。鵜呑みにせず、ご自身で何冊か読まれるのがいいと思います。
かくいう私もBPDと診断されましたが、幸いいい医師にめぐり合えたため、浮き沈みしながらも治療を継続しています。上記の本も読み、自分の状態を認識するのに非常に役立ちました。
ご本人が自覚されているとのことなら、認知療法という方法も勧められます。これはベテランの医師でないとなかなか進みませんが、自分で調べてやってみることも可能です。
長い年月をかけて形成されてきた認知の歪みと捉えてください。時間はかかりますが、認知の歪みを自覚し、自分の中で折り合いをつけて生きていくしかないのです。
そして、ご家族であっても、深入りせずに受け入れるのが大事だと思います。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4899760 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変やくにたちそうな本だと思いますので図書館にて探すか(リクエストする)して読んでみます。
ボーダーラインの独自の認知のひずみについては、非常に体験的に理解しているつもりですが、
当の本人が、「認知のひずみを思考パターンに内包して行動している」という気付きが始まりで、それを矯正していくという具体的行動(治療の始まりと契約)へと、導いていく。
その、プロセスと「方法」が分かりません。
ご紹介の本に、そのあたりのヒントと手法(?)が、あるといいな...と期待しております。
ありがとうございました!

お礼日時:2005/04/19 12:59

よい意見が十分出たので蛇足です。

読まれなくても結構ですよ。

ボーダーの意味、他人と自分の境界が分からない人たち、なんて意見もありますね。いじわる、わがままとの違いは、まったく信じられないくらい個人的に現実を解釈していて、そのゆがんだ認識を頭ッから信じてうたがわない、というところでしょうか。何重にもはりめぐらされた心の防御機構に起因するところの「思い込み」がものすごく強いので、ちょっとやそっとでは言葉が入っていかない。相手が困るのを知っていてワルするのは意地の悪い人で悪人ですが、ボーダーの人たちには悪意はない。そのかわり、ものすごく自己中心的に世界認識している。つまり、ボーダーの人の心の中では、相手は「自然に」自分の思う通りに存在しているのです。実際には身も心も別物を有している対面者は、正常な人間関係が結べなくて疲れ果てる、のですよね。治るか、といえば改善される可能性はあるのでしょうが、誰がそれをするか、でしょうね。その人は間違いなく「自己を崩される」というリスクを抱えるでしょう。異をとなえればいつどのように迷惑かけられるかわからない。同調すれば、いつしか自己が深いレベルで改ざんされていく、、。対面者にできることといえば、まず安全な距離を保つこと、次に相手の感情や意志を尊重しながらも、自分には自分の感情と意志があることをくりかえしアピールしていくこと、かな。対面者になる人はなにもかも抱えずに、自分にも疲れる権利があるということを、まずわかってもらいましょうね。。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
自分にも疲れる権利がある..と同時に、
自分にも自分(精神とか生活)を守る権利があることを、自覚して対処していきたいと思います。

お礼日時:2005/04/18 20:14

娘がボーダーです。


「治る」という精神科の先生もいらっしゃいます。
「治らないが、ほとんど40代くらいになれば症状も治まる」
という先生もいらっしゃいます。
だから娘もいつかは・・と期待してます。

つまり、性格で言えば年齢を重ねるうちに
「丸くなる」状態かなぁと気長につきあっていくつもりです。

と、言いながら私自身まいってしまう時もあります。
要求が通らないと自傷するか、「死ぬ」と言って
脅す、急に機嫌が良くなったと思うと、数時間で
悪くなり、また一言も話さない状態になったりと
周りを振り回し、他人を巻き込みます。
でも八方美人・・。
ほんとに娘でなければ見捨てます、私。確実に・・。

でも見捨てられないので、私自身のストレスを
溜めないため(又は現実逃避)このサイトを利用したり、
好きな事をしたりしてます。

本人は「わかっちゃいるけどやめられない」んです。
あるでしょ、誰にでも。
だから責めてはいけないし、でも周りを振り回す行為を
肯定してもいけない。だから身内は大変です。
行動はエスカレートしてくるかも知れませんが、
「見捨てない」と言い続けることが大事なようです。

お互い大変ですが潰れない程度に頑張りましょう。
私も私を大事にしながら頑張ります。
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この回答へのお礼

大変な思いでの子育て、大いに逃避してください(?)
そうですね~
「見捨てない」というメッセージが大事なんですね。
身内も普段は、外面のよい「良い子」を演じることで、見捨てられを回避しているようです。
しかし良い子のボロが出ると(良い子ではないとばれると)急に攻撃的になりますね。
これってパターン化しているというか、同じループを堂々巡りしているだけなのですが、本人は気付いていないようですし、それとなく指摘すると烈火のごとく荒れ狂います。(お手上げっすね)
ほんとうに潰れないように、自分も守る事を考えながら付き合っていくしかないのかな?
~~う--ん悩ましいかぎりです~~

お礼日時:2005/04/05 16:41

条件反射的にストーカーに多いタイプを思い起しますがボーダー、境界性(例)人格障害の人と、らしき人は妄想が烈しい・依存性が強烈・激情破裂型・猜疑心が強いetc.複合している感じがあり一概に決めつけられません。



ということは一様ではない対応法が必要になるということで……期待は過大ですし、いろんな大学教授でも閉口される場合があるそうですので、親族など廻りの人はかなり疲労を覚えるでしょうね。
(本人が)思い遣りの心がある人は救いがあるとおもいますが私が接触した人は短編小説的な分量の自己主張のメールをくれた人がおりましたが皆さん身勝手というか自己中心的だった印象が強烈に記憶に残っています。


基本的に、ストーカー的な性向で依存心が強く(自分に優しい人に対する)期待が過大である人をどのように自立させるか……逆の環境に置いたらどうなんでしょうねぇ。甘えの構造を破壊して、世話を焼かずに、暮しの全てを自分でさせるようにする。思考を破綻させて放火したりしないように、無視ではなく遠くから親族が見守るというスタンス。
小説・試作etc.何かしら生産的なことをつづけてやっていれば、それは救いになるとおもいます。それを伸ばしてあげるのも一つの方法でしょう。
行動を促すような言葉を本人に言うのは宜しくない対処法の一つなので、それとない環境つくりをしてあげるくらいがいいのではないでしょうか。
ノートに行動の記録を残して検討の参考にするのは古典的ですが良い方法の一つでしょう。

津軽の彼は小説でキラメキを獲得し現在もファンが多いのですが……

成功されたら記録を公開していただければ多くの人たちの救いになるでしょう。鉱脈が見つかるといいですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かにストーカー的と言えばそうですね。
妄想的で依存性が強烈・激情破裂型・猜疑心が強い‥。どれも当てはまっていますね!
総括的に言えば物事や他者の(ひいては自己の)多面性を捉えられない。「視野が非常に狭い」→ゆえに強烈なる「自己チュー」に見える。
といった所なのでしょうか???
ご指摘の「ノートに行動の記録を残す」というのは、
すこしでも自分を客観視するためには有効かもしれませんね。
何気に工夫をしながら、
日記でも何でもいいから、そういう自分の行いを記録させるような提案をしていくことも視野に入れて、
対処を考えてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/05 13:58

本人だけでなく、まわりの人もふり回されているのですね。

大変ですね。
境界というのは、神経症と精神病の間という意味です。神経症より重いけれど、精神病ほど重くない。

いちばん苦しんでいるのは本人で、厳しく接したら、心を入れ替えて立ちなおってくれるという種類のものでもありませんから、病気とつきあっていくしか仕方ないのではないでしょうか。治療はなかなか難しいようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お言葉のとおり「ふりまわされている」という現状です。
しかし、苦しんでいるのは本人ですよね。それを考えると辛いです。
しかし、優しくしても厳しくしても、『逆ギレ』状態になり自分はおろか自分の家族にも、その切れた矛先が向かう始末です。
いろんなHPでは、適当な距離を保つ と書かれています。
その通りだなと思う今日この頃です。
でないと自分も参ってしまう気がしますし、家族も参ってしまいます。
難しい病なんですね。はぁ~(ため息)

お礼日時:2005/04/05 10:47

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