心理学統計法とは何を目的にどんなことをまなぶのでしょうか。まだ専門知識はないので簡単に説明して頂き

Question

心理学統計法とは何を目的にどんなことをまなぶのでしょうか。 まだ専門知識はないので簡単に説明して頂きたいです。

調べて見たのですが、いまいち難しくて分かりませんでした、、、

春閑 · Accepted Answer

心理学に限らず、社会的な統計学とは、全体すべてを調査して実態を把握するのではなく、一部のサンプルを抽出して全体を推定する研究手法のことです。

国勢調査のように全世帯を調査しようとすると、莫大な予算が必要になりますので、とてもやってられませんからね。だから統計学的に意味のあるレベルのサンプル数を確保して研究を進めることになります。

心理学統計法も同じです。おカネと時間を節約するために、人間の脳や体の反応、社会に対する意識と行動などを必要最低限のサンプルのデータだけを集めて実験や研究を進めようということです。

yoreyore · Answer

＞　心理学統計法とは何を目的にどんなことをまなぶのでしょうか。

心理学統計法は、心理学の研究や調査、検証に使うものです。
今は、心理学では実証というのがとても大事になっています。
どのような場合にどういう状態になるのかということを、実際に調べることが大事です。　そのとき、10人、20人、3,000人についてみれば、いろいろなことがおきます。　そのときに、｢傾向｣を数字で示そうということに心理学はなっています。　例えば、アンケート調査でも、何かの実験でも、その他の調査でも、｢これはこういうことなのだ｣ということが言えるにするには、どのような調査をして、その結果をどのように処理すれば、他人に｢なるほど、そういうことかもしれない｣と説得力があることが言えるのかを考えて利用されているのが、心理学統計法です。
元々は、数学の確率統計を利用しています。　ですから、中学や高校で、平均の計算をしていたようなことも使います。　でも、例えば、背丈や身長、視力、体重のようなものでも、平均を出しただけでは、あまり役に立たないのと同じで、心理学でも役に立つことが少な過ぎます。　分布とか分散とかもたくさん使います。　また、心理学研究や仮説･理論では、その言いたいことの確かさの程度を数学(統計学的)に数値で出そうとします。
大学の心理学では、それほど突っ込んだ統計理論の学習をするのではなくて、心理学統計法のポピュラーな手法を使えるように勉強すること、その心理学統計法で出てきた数値の意味や解釈の仕方を学ぶのが普通です。
高校の数学で、二次方程式の解の出し方を覚えていて、電卓が使えれば、なんとか解を出せるというのと同じで、電子レンジの工学的仕組みは分からなくても電子レンジを料理に使えると同じで、心理学統計法の理論をきちんと理屈は理解できなくても、心理学統計法を使うことは、電卓や判定の仕方を覚えることや日常生活では出てこない｢専門用語｣にビビらなければ問題ないです。

雲水 · Answer

心理学の研究では心理実験やアンケート調査をします。

実験の結果やアンケート調査で得られた数値が、はたして本当に意味のある数値（有意）なのか、それとも単なる偶然にすぎない数値なのか、それを判別するために心理統計法の技術を使います。

いろいろな仮説を立てて実験や調査を行いますので、それに応じた検定法（T検定やカイ二乗検定など）を学びます。

lilac-purple · Answer

人間の「心理」は「行動」に現れる。ので、
その「行動」を「統計学」を使って分析するのが
「心理学統計法」です。

例えば「ミュラー・リヤー錯視」
外向き矢印、内向き矢印のカードがスライドで動くようになっています。
内向きと外向きの矢印が同じだと思う位置で止めます。
裏にはメモリがあって、本当はどれくらい長さが違うのかが
分かるようになっています。
この矢印（矢羽根）の角度が小さいほど、
外向き矢印と内向き矢印の長さの差が大きく出る、
ということを
最初は帰無仮説（矢羽根の角度では錯視量に変化は見られない）を立てて
実際に実験をやって、数値を出して、
検定法（分析するデータの量とか人数とかで方法がいろいろあります）で
分析して、
帰無仮説を打ち消す（矢羽根の角度で錯視量に変化が見られた）
というレポートを書きます。

例えばこんな感じで
http://antofvision.blog114.fc2.com/blog-entry-368.html

この例では標準偏差（中央値からどれくらい離れているか）で
考察を行っています。

計算に苦手意識があると
ちょっと大変な授業かもしれませんが、
計算はPCソフトが全部やってくれるので
慣れれば楽しい授業です。

心理学統計法とは何を目的にどんなことをまなぶのでしょうか。 まだ専門知識はないので簡単に説明して頂き

心理学に限らず、社会的な統計学とは、全体すべてを調査して実態を把握するのではなく、一部のサンプルを抽出して全体を推定する研究手法のことです。