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日経サイエンスの1月号の記事を興味深く読んでいます。

1977年にボイジャ―1号と2号が打ち上げられ、現在海王星の外側5倍程度の遠距離を飛行しているそうです。
電気出力の節約のため、観測種目は逐次縮小され、今は磁気計とプラズマ化学装置だけが生きているようです。
この装置は、電力消費を勘案しつつも、おそらく重要な観測項目に役だっているのでしょうね。

質問は、この遠距離の宇宙において、磁気計とプラズマ化学装置はどのような観測に使われているのでしょうか?

A 回答 (1件)

磁気計;磁力計のことですか?星間空間の磁場強度を測定しています。

太陽が作る磁場は宇宙線(星間空間を飛び交う高エネルギー粒子)がなければ無限に広がりますが宇宙線によって押されて(磁場の凍りつき)ある有限の距離までしか広がっていません。その境界をヘリオシース(ヘリオは太陽の意味、シースはプラズマの中性が崩れた時に電場が影響する層のこと)と言います。
NASAの説明図は
https://www.nasa.gov/mission_pages/voyager/pia13 …
プラズマ化学装置;このような名称は聞いたことがありません。プラズマプローブ(プローブは探針の意味)は動いているはずです。これはプローブに流れ込む電流を測定してその場所のプラズマの温度と密度を測るためのものです。ラングミュアープローブとも言います。詳しくは、
http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2005_ …
どちらも受動的な計測なので電力はほとんど使いません。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
そのような遠方ですと、単純に引力と光(輝き)くらいしか知っておりませんでしたが、磁場もあり、<ヘリオシース>という境界があるのですね。おそらく境界についての理論値と磁場強度に基づく実測値とを比較をするのでしょうね。
幸い<電力はほとんど使いません。>そうで、長~く遠~くまで観測してもらいたいですね。

お礼日時:2022/12/29 15:10

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