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半導体生産において、中国が一番製造装置を購入しているのに、半導体の販売シェアが4%と低いのは、米中問題の影響があるかと思いますが、具体的にどんな影響があるから、中国のシェアが低いのでしょか?

すみません。どなたか教えてください!

A 回答 (4件)

下記は、2022年の半導体の生産能力シェアについての記事です。

中国は、韓国 23%、台湾 21%に次ぐ 3 位 16% です。これは、米国の市場調査会社 Knometa Research によるもので、生産量についてのランキングです。

中国の半導体生産能力が急成長、世界3位に
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2203/0 …

下記は、多様な面でのシェアが説明されています。売上高で最も大きいのが中国で 35%、次いで米国 21%、欧州 9% と続き、日本は 8% となっています。これは、その地域でどれだけ半導体が売れたかと言うものです。

米国の市場調査会社Knometa Researchによる
https://www.ycg-advisory.jp/learning/oversea_172/

上記には、半導体の国別のシェアも出ています。「米国半導体企業のグローバルシェア」 がそれで、米国がダントツで強く 46%、韓国 21%、欧州と日本が 9% で、台湾 8%、中国 7% となっています。これは、TMSC のファウンドリで生産しても発注した企業にカウントされるので、こうなってしまうのでしょう。台湾の TMSC の生産量が幾ら大きくても、実際の販売は米国企業と言う訳です。

中国が一番製造装置を購入しても、実際売れていなければそんなものでしょうし、中国国内での需要が大きいのかも知れません。最先端の半導体は台湾ですから、金額的にもメモリ辺りでは対抗できないでしょう。

半導体製造装置と言っても、千差万別で最先端となると目が飛び出るくらい高価ですし、世界的に見ても出荷台数は少ないですから、それらは皆台湾の TMSC に納品されているのではないでしょうか。

米中の半導体戦争ですが、これはかつて日本が仕掛けられて、圧倒的に日本が負けてしまいました。米国は、日本に半導体を牛耳られるのが面白くなく、それなら日本を潰してと、韓国や台湾に技術移転しました。それが結果的に中国を支援することなってしまいました。韓国や台湾は西側でまだよかったのですが、中国は東側で覇権主義の権化のようなものです。それに気付けなかったのは、まだ大丈夫と言う米国のおごりですね。豊かになれば、きっと日本のように民主化が進むと思って放置していたのですが、これが誤りだったのです(笑)。

日本は元々民主的な国家でしたので、平和になれば当然道理の判る民主主義国家になりますが、中国は共産党がある限り独裁国家のままで存在し続けます。太平洋戦争で、日本に戦争をさせたのが米国です。当時も国を見誤って、日本を敵国にしてしまいました。

同じことを半導体でもやってしまいました。中国に覇権主義はますます増長して、米国の立場をも揺るがすようになってしまい、慌てた米国が現在の状況を作り出しています。中国は、豊かになれば民主化するんじゃなかったの? と一晩問いつめたい気分です。

※中国を擁護する訳ではないですが、この半導体戦争は米国が仕掛けています。かつての日本に対するように中国に対して、厳しい規制をかけて発展しないように抑え込もうとしています。中国は東側ですのでこれは判りますが、日本は西側ですよね。米国はひど過ぎませんかね!

結局、泥縄式に中国に対して半導体戦争を仕掛けざるを得なくなってしまいました。むかし ココム(対共産圏輸出統制委員会=Coordinating Committee for Export Control)と言うのがあって、東側に西側の技術を流出されないように規制していました。何故なら彼らは自分で開発することをしないで、西側の進んだ技術を盗んで使おうとしたからです。しかも兵器に流用されてしまう可能性があり、非常に危険でした。

それと同じことが、現在の中国で起きています。それは半導体のシェア云々よりも、非常に危険な状況にあると言えます。もう少し米国が頭が良かったら、もっと早くに気付けたら良かったのですが、あの第二次世界大戦から何も進歩していないのが米国です(泣)。
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この回答へのお礼

詳しくご教示いただき有難う御座います。
大変勉強になり、状況整理できました!
有難う御座います!

お礼日時:2023/03/23 07:31

中国の半導体産業がまだ米国や日本、韓国などの先進国に比べて発展していない理由には、いくつかの要因があります。



まず第一に、中国の半導体産業は比較的新しい産業であり、技術的な遅れがあるため、品質や信頼性の問題があります。そのため、世界中で需要が高まっている高品質の半導体製品を生産することができていません。

第二に、中国の半導体産業は、製造装置や材料などの必要な技術をまだ十分に習得できておらず、製品の生産効率が低く、コストも高くなっています。

また、米中関係の緊張が影響している可能性もあります。例えば、米国政府は中国企業への技術輸出を制限しており、半導体生産に必要な高度な技術や設備の輸出に対しても厳しい規制を設けています。これにより、中国の半導体産業は技術的に遅れたままで、市場シェアを伸ばすことができていません。

さらに、最近ではCOVID-19パンデミックによって、グローバルな半導体市場においても供給不足が生じています。この影響もあって、中国の半導体産業においても製品の供給が遅れるなどの課題が生じています。

これらの要因が合わさって、中国の半導体産業がまだ十分に発展していないため、市場シェアが低いのです。
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この回答へのお礼

詳しくご教示いただき有難う御座います。
大変勉強になりました。

お礼日時:2023/03/23 07:30

>中国が一番製造装置を購入しているのに、半導体の販売シェアが4%と低いのは


それぞれどういう数字なのでしょうか??

メーカシェアでアレばわかりやすいのですけどね
サムスンとインテルで首位争いを行い、少し開けてTSMC、もう少し開けてSKとかマイクロンとかです

各メーカーは設計拠点も製造拠点も国際的なネットワークを構成しているので中国にも拠点はあります<ー中国は製造拠点がメインですね

その中国工場への装置導入を「中国が一番製造装置を購入」というのならそうなのかもしれませんけど
「半導体の販売シェアが4%」を、中国国産メーカーの数字ということなら数字の切り取り方が歪だし
中国国内の海外メーカ拠点も含むという数字なら4%で収まるかな?という感じです

それらの数字の出典はなんでしょうか・・・・
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この回答へのお礼

ご返信有難う御座います。
中国以外の企業が、中国の工場で装置を買ったから中国の装置購入が多いということがわかりました。
お騒がせしました。

ご返信有難う御座いました。

お礼日時:2023/03/23 07:29

国民スパイ法が制定されたから

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この回答へのお礼

ご教示有難う御座います。

お礼日時:2023/03/23 07:25

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