プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

野球場に敷かれる芝には天然芝と人工芝があります。
昔の人工芝(後楽園球場とか、できたばかりの西武ライオンズ球場とか)は野手がきわどい球を捕球するためにダイビングキャッチやスライディングキャッチをすると、摩擦熱のためにやけどを起こす、という欠点がありました。
なぜそんな摩擦熱が起きるのでしょうか?
またそんな危険なものをなぜグラウンドに敷き詰めたのでしょうか?
まあ、それは天然芝の養生と管理に掛かるお金と、人工芝を買って敷きっぱなしにするお金とを比較した場合、後者の方が圧倒的に費用が少なかったからでしょうけど、選手の事は考えなかったのでしょうか? まあ、考えなかったんでしょうね、とくに西武ライオンズオーナーの堤氏なんて多分選手生命の事なんてこれっポッチも考えなかったんでしょう。

そもそも人工芝メーカーは製品開発中に
「競技場、野球場において、選手はどのような動きをするか?
 人工芝の上をシューズを履いた足でランニングするだけではなく、寝っ転がったり、スライディングするような練習やプレイはありはしないか?
 その場合に何か対策することはあるか?」
ということを考えなかったのでしょうか?

話はちょっと変わりますが、某球団がファンサービスの為にハワイアンダンサーの女の子を招いて、試合前のイベントで踊ってもらおうとしました。普段、ハワイアンダンサーは裸足で踊っていたので、何の準備もなくいつも通りに踊ろうとしました。ところが真夏の太陽光線で熱せられた人工芝はやけどするほど熱く、とても裸足で立てる状態ではないことがわかりました。イベント直前に関係者がビーチサンダルを大量に買ってきて、それを履いて踊ってもらったそうです。

それほどまでに人工芝というのは天然芝と違う状態の地面になるということですが、これからも人工芝は使われ続けるのでしょうか?

A 回答 (1件)

> なぜそんな摩擦熱が起きるのでしょうか?



天然芝の場合、スライディングなどで一定以上の圧力がかかると容易にちぎれます。
ちぎれた芝は選手の肌にくっつくので、それ以上摩擦熱が発生しません。
ちぎれた芝は、しばらくすると生えてきます。
逆に言うと、芝が生えてくるサイクルよりも短い間隔で利用すると、だんだん芝が減っていき、使用できなくなります。

人工芝はプラスチックで出来ています。
かなりの圧力がかからなければちぎれません。
ちぎれないので発熱します。

> またそんな危険なものをなぜグラウンドに敷き詰めたのでしょうか?

人工芝は屋内で利用できることと、高頻度で利用できるのがメリットです。
天然芝で毎日利用するのなら、今週は右側、来週は左側などと使い分けなければなりません。
また、芝は冬になったら枯れてしまうので、冬用の芝を植えるなど、メンテナンス日が必要となります。


> ということを考えなかったのでしょうか?

考えるにしても限度があります。
ちぎれても自動的に再生するプラスチックを作る技術ができたら、今よりも安全な人工芝が作ることができるようになると思います。


> イベント直前に関係者がビーチサンダルを大量に買ってきて、それを履いて踊ってもらったそうです。

植物は水を吸い、蒸散するのでそれほど熱くなりません。

> それほどまでに人工芝というのは天然芝と違う状態の地面になるということですが、これからも人工芝は使われ続けるのでしょうか?

そりゃあもちろん。
人工芝がなかった時代は、天然芝か土かの二択でした。
今は天然芝か人工芝か土かの三択です。
土でも良いという人が多いのなら、人工芝がこれほど普及することはありませんでした。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>天然芝の場合、スライディングなどで一定以上の圧力がかかると容易にちぎれます。
ちぎれた芝は選手の肌にくっつくので、それ以上摩擦熱が発生しません。

なるほど、ちぎれることによって摩擦の発生がなくなるわけですね。これは人工芝には真似できませんね。ちぎれる人工芝を作ってもいいですが、すり減ってきたら交換が必要になりますね。また天然芝ならちぎれた部分はやがて土に還りますが、人工芝のちぎれた部分はただのゴミになるから回収しなくてはなりませんね。

>人工芝がなかった時代は、天然芝か土かの二択でした。
今は天然芝か人工芝か土かの三択です

まあ東京ドームのように完全閉鎖式のドーム球場なら人工芝一択ですが、
開閉式のドーム球場や普通の屋外球場の場合は選手の為に天然芝を第一候補にしてもらいたいですね。

お礼日時:2023/03/24 14:16

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!