プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

基本的なことと詳細、概要を教えてください。
調べても良くわかんなくって・・・。
わかりやすい言葉で説明してくださると嬉しいです。
ちなみに私は19です。

A 回答 (1件)

「スツルメント」ではなく「セツルメント」と書くのが一般的かもしれません。


「セツルメント」とは、もともとは、「貧しい人たちが住む区域でその人たちの生活の向上を助ける活動およびそれに携わる団体」のことを言います。
現在は内容も様変わりしていて、もともとの目的のほか、子どもたちや障害者と一緒に遊ぶ活動も含めます。
貧しい人や恵まれない人たちのための一種の地域福祉活動、ととらえるとわかりやすいかもしれません。

「セツルメント」を日本語に直訳して「実践」と呼ぶこともあります。
貧しい人や恵まれない人たちと体験を共にする中で、それらの人のいろいろな面を支援し、それと同時にその人たちからもさまざまなことを学んでゆこう、というのが目的ですから、まさに「実践」ですね。
要するに、「自分たちから支援に動くことで、人の役に立とう。そして、対象者の方から学んでゆこう」というものです(社会福祉事業の究極の目的でもあります)。

さて。
もともとのセツルメントは、1867年に、イギリスのケンブリッジ大学のジェームス・スチュワート教授によって始められました。
当時は「大学拡張運動」と呼ばれます。「大学の講義を大学の外で行なって、社会の動きからいろいろなことを学んでゆこう」というものでした。
これがきっかけとなって、オックスフォード大学がロンドンの貧しい人たちを支援していくようになったり、バーネット(注:人名です)とヒルサ(注:人名です)がロンドンの貧民街に住み込んで体験を共にするようになりました。さらに、トインビー(注:人名です)は、貧しい労働者が組織したオックスフォード消費組合の経営を支援したり、経営学を教えたりするようになりました。

これらの「大学拡張活動」を記念し、彼らの遺志(彼らが死ぬ前に持っていた理想とか信念のこと)を継ぐために1884年に設けられたのが「トインビー・ホール」です。
これを契機に、イギリスやアメリカを中心にしてセツルメントが急速に拡がってゆきますが、トインビー・ホールは「セツルメントの母」と呼ばれます。
ちなみに、トインビー・ホールを具体的に計画・建設し、内容の充実に努めたのはバーネット(注:人名です)です。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。
こんなに早く回答を頂いて驚いてます。
セツルメント、なんですね。
一種の地域福祉活動、はボランティアと捉えてもよろしいのでしょうか。
セツルメントとトインビーホールとの関係は深いんですね。よくわかりました。
補足までつけていただいて・・・。
重ね重ね質問に答えていただきありがとうございました。

お礼日時:2005/04/26 09:07

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