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音楽CDをPCに取り込んでいるときに気付いたことです。
昔のCDと今のCDとでは全体の音量が異なるのですが、それはなぜなのでしょう?
昔リリースされたCDは全体的に音が小さく、CDプレイヤーや音楽ソフトのボリュームを上げてちょうどいい音量にすると、今度は最近リリースされたCDを聴いたときに音が大きすぎてびっくりし、慌ててボリュームを下げるといったことの繰り返しです。
自分でチェックしたところでは、境目はだいたい1998年~1999年頃のようで、この時期にリリースされたCDは音が大きいものと小さいものとが混在していました。
この時期、何か変化があったのでしょうか?
私が想像した理由としては、
・CDの構造などが変わった
・いわゆる「ロック難聴」で小さい音を聞き取れない人が増えたので、全体的にボリュームが上がった
・PCで音楽を管理する人が増えたので、その再生に都合よくするため
などがあるのですが、本当のところはどうなのでしょうか。
ちなみに、12cmCDでも昔は音が小さく、後期の8cmCDには音が大きいものがあったので、CDの大きさは関係ないと思います。

A 回答 (5件)

だいたいは皆さんが答えられているとおりですが、


音量上げはミックスではなくそのあとのマスタリングという作業で行います。

もともとはアメリカのラジオ局がいい加減なせいなんですけどね。
アメリカのラジオ局は極端に数が多く小規模なものが多いので、
専門のエンジニアを使わないことが多いのです。
で、当然CDは一定のフェーダの位置で流しておいて
その間は打ち合わせやら次の準備やらでてんてこ舞い
当然前の曲とのバランスとかに気を配る余裕がありません。

で、あればもともとCDに入っている音をでかくすれば、自分たちの
CDだけ大きい音で流れて、インパクトがあるはずだ!

というような発想が最初なんですよ。

ただ、昔のCDがレベルを小さく録音しているわけではなく、
一番大きい音に正直にあわせてあるだけなんです。
一番大きい音なんて、ほんの一瞬しか出てきませんから、
全体的にはずいぶんと余裕のある録音になります。
1 2 3 4 5と全部ある状態です。

そこで、そのほんの一瞬の大きい音だけ小さくしてしまえば
全体的にもっと大きい音で入れられるというのが基本的な
発想で、この機械をリミッタといいます。
まず1 2 3 4 5を1 2 3 4 4にして、全部に1を足し
2 3 4 5 5にするということです。

で、最近はこれがエスカレートしてさほど大きくない音まで
小さくしてしまうので息苦しい音になっているのが現状です。
1 2 3 4 5→1 2 3 3 3→3 4 5 5 5
大げさにいえばフォルテばかりでピアノをなくした録音です。

エンジニアサイドとしては悪習だと分かっているのですが、
クライアント(アーティストや事務所・レーベルなど)から
「音量が足りない」とクレームを入れられるので、悪循環が続いています。

あと数年経てばもう少しジャンルにあった音量に下がっていくと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
とても詳しいご説明で、よく理解できました。
なるほど、聴いてみれば、大きな音で録音されている最近のCDには「小さな音」がないですね。
数年後、きちんとバランスの取れた音量に下がってくれることを、私も期待しています。

お礼日時:2005/05/02 08:27

ラジオ等で流れたときにリスナーへのアピール度が高いという理由で、音圧合戦がエスカレートしたという話を聞いたことがあります。


クリッピングさせずにいかに音を大きく聴かせるか、というのがレコーディングエンジニアの腕の見せ所になりますので、上記のような理由でレコード会社から「音を大きく」と言われれば、エンジニア同士の音圧合戦は激しくなって当然でしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
きっかけは自己主張のためのボリュームアップだったのですか。

お礼日時:2005/05/02 08:25

私も意図的なものと、昔SONYのDATなどに搭載した


スーパービットマッピングという技術だと聞いたことがあります。
16bitを1回24bit相当にして、人間の耳に残りやすい
ノイズの音域の4bit分だけカットして戻し、聞いたときのダイナミックレンジを上げる。
んだったと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
意図的なものの他に、技術面での進歩も確かにあったということですね。

お礼日時:2005/05/02 08:24

多分、製作者側の流行なんじゃないかなぁ、と思います。



山下達郎さんが、だいぶ前のラジオ番組で、最近の「CDは音を詰め込みすぎだ、限界まで詰め込んでいる」、などと言っておられました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
アレンジャーとしても有名な山下達郎さんのコメントだけに、信頼できますね。

お礼日時:2005/05/02 08:23

私も前から気になったので調べてみました。


個人サイトのようでしたので、リンクにはあげていませんが、
googleで「昔 CD ボリューム ダイナミックレンジ」をキーワードで見つけました。

>・PCで音楽を管理する人が増えたので、その再生に都合よくするため

全く逆の理由で、PCでMP3などに変換するときに劣化しやすいように
音量をあげているのではないか、との説があげられていました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、違法コピーの乱立を防ぐために、あえて劣化しやすいようにしているという説もあるのですね。

お礼日時:2005/05/02 08:22

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