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我が家にはシアタールームがあるのですが、内壁にグラスウールを入れてもらっています。
これって、防音?遮音?吸音?
吸音は違うと思うのですが、そもそも、この3つの言葉の違いって何なのでしょう?
教えていただけませんでしょうか?

A 回答 (8件)

>これって、防音?遮音?吸音?


グラスウール自体は吸音です。
遮音材(壁の板も遮音効果はある)と組み合わせることで防音の効果をもたらします。

>吸音は違うと思うのですが、そもそも、この3つの言葉の違いって何なのでしょう?

吸音とはその名のごとく音を吸収するという意味です。
グラスウールなどは良質の吸音材になります。
ただ音が通らないのではなく音が通過するときに減衰するという意味しかありませんので、1mとかあれば透過する音の量はそれなりに少なくなりますが、そうでなければ音はかなり通過します。

遮音とは要するに音を跳ね返すと考えればよいでしょう。

上記2つは物理現象をそのまま表した言葉ですが、防音とは平たく言えば外に音が漏れないようにすることです。

そのために必要なことは、

 ・音を跳ね返す
 ・音を吸収する

の両方を使います。遮音しただけでは音のエネルギーは小さくなりませんので、防音性能は上がりません。
そこで吸音材を遮音材の間に入れることで、遮音材同士でおきる音の反射の間に吸音材を入れると、何度も吸音材を通ることで音を減衰させることが出来ます。

そうしますと、上記遮音材と吸音材の組み合わせの壁の後に漏れる音は小さくなるという仕組みです。

もちろん遮音材だけでも非常に重量のあるものであればかなりの遮音効果は生まれますが、しかし重量物というと鉄筋コンクリートにぐらいですし、それを分厚くするのは言外があるので、防音効果を出すために組み合わせを考えるわけです。
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この回答へのお礼

さほど広いシアタールームではないので、組み合わせまでは考えませんでした。単に大きな音が漏れなければいいと思っていたので。また、家具(ソファなど)が吸音するかなと思ったのですが。
グラスウールも吸音材なんですね。
防音=吸音+遮音ということなのでしょうか。
勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 21:32

既に吸音・遮音という用語の定義については#2,3さんが明快な回答をしていますが、回答させてください。



吸音というのは音を吸収することだとよく勘違いされるのですが、それだけではありません。

エネルギーは保存されますので、音のエネルギーはものにぶつかると反射と透過と材料での内部減衰エネルギーの3つに分かれると考えられます。

吸音というのは、このうち反射をしない量を示しています。すなわち透過エネルギーと内部減衰エネルギーの合計です。そのため、吸音材を使用しても音の透過量があまり変わらないことがあります。
吸音材の代表はグラスウール・ロックウールで不整形な穴が開いたような製品が多いです。

次に遮音というのは透過しない量を示しています。すなわち反射と内部吸収の合計量が遮音性能です。
一般には反射による方法で遮音性能を出しているものが多いです。この場合質量と厚さが遮音性能に影響しますので、一般に重量の重い製品が多いです。
金属やコンクリートは反射による遮音材料の代表です。鉛シートなどは単純に密度の高い鉛の重さにより遮音性能を高めているだけの製品です。

また、先に回答に制振材が出ていますが、制振材というのは内部減衰量に着目した製品です。遮音・吸音とも内部減衰は含んだ性能を示していますので、使用目的により遮音・吸音の両方に使用できますが、どちらかというと遮音材としての利用が多いです。ちなみに制振材料を用いていても遮音という名称で販売されているものがかなりあります。

最後に防音というのは、遮音・吸音を総合的に考えて、騒音問題を生じないようにするというものだと思います。
道路の防音壁は外側に金属による反射を行い、道路側に道路の音を減らす目的で吸音材が入っているものがよく使われています。
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この回答へのお礼

他の部屋に響かないようにするということで、いわゆる「縁を切る」ということは考えたのですが、一般住宅ではなかなかそこまでできませんでした。
防音=遮音+吸音ということなんですね。
勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 21:36

まだどなたも答えてないようなので・・・。



吸音材だとか、そうではないとか、正反対の事言われては迷ってしまいますよね。
グラスウール自体には、吸音能力がありますが、遮音効果を高める補助材としても使えます。
有効に使用するためには、内壁が何でどう施工されているかの方に、重点を置いて考えるのが普通です。

グラスウールや布カーテンなど柔らかいものは、高音域をを吸音し、低音域を反射します。

タイルや金属など固いものは、低音域を吸音し、高音域を反射します。

内装材として、柔らかい有孔ボード、固い有孔ボード、細かい波型の木板、布を貼ったボード・・・などなど、音響効果を考慮して色んな効果を期待します。

有孔ボードを使用していれば、そのうしろに何をどう施工するかも壁の効果のための仕上になります。

遮音や吸音だけではシアターとしてはマズイし、音の反射も、共鳴しない様に効果的に狙うことも吝かではありません。

その仕上によってはグラスウールを施工する事が、無意味な事もありますし、どんな効果のために入れているのかは、一概に言えません。

きっと、様々な効果を計算の上で使用されて居ると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2005/06/15 21:33

吸音とは字のとおり、音を吸収すると言うこと、つまり反射しないと言うことです。


遮音とは音を遮る、つまり音を必要のないところに届かないようにする、と言う意味です。
防音は一般的に遮音と同じ意味で使われます。
グラスウォールは吸音性能は大変良いとされていますが、厚さや密度によってその性能は大変違います。
吸音、遮音に共通していえることですが、この性能(度合い)は音の高さ(周波数)によって大変変ってきます。
高い周波数の音は吸収することも遮ることも比較的易しいですが、低い周波数の音の反射を止めたり遮ったりすることは容易ではありません。
壁にグラスウールを入れる事は、冷暖房の効果を高めるげるためには大変効果的ですが、遮音性を挙げるために使うときはかなりの厚みの高密度グラスウールを使わないとあまり効果は上がらないでしょう。
それと、吸音性を高めるために使うもの(グラスウールに限らず)は壁の中にではなくて、壁の(壁に限らず床にしても天井にしても)表面に使わないとあまり効果はないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2005/06/15 21:32

防音構造には何種類かの基準があるようですね。



グラスウールしか入っていないということは
一般構造の防音または吸音ではないでしょうか。

防音構造及び遮音については遮音シートや密度の濃いグラスウール、防音壁材、防音ドアなどを組み合わせないとならないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2005/06/15 21:26

遮音、吸音を含めた大きい括りで「防音」と言ったりします。


さて、「遮音」「防音」の意味ですが。

例えば、スピーカーから出た音が壁に向かっていくと‥

・音を反射、吸収させて壁の向こうへ "透過させない事" を「遮音」と言います。
・音を吸収、透過させて "反射させない事" を「吸音」と言います。

重い材料ほど遮音に適し、比重の軽い物(繊維質等)ほど吸音に適します。

部屋の目的によって材料は違ってくるのですが、一般にグラスウールは「断熱材」であって遮音性は全くありません。が、主に高音を吸収する吸音材にはなりそうです(内部で音を熱に変換させます)

実際にはどういう風に遮音吸音を使い分けるかですが‥
部屋内部の音を外に出したくない場合(界壁、店舗等の間仕切り)は遮音、部屋内部に反響音を出したくない場合(リスニングルームや音楽室等)は吸音にしたりします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 21:25

 


 
建築環境工学では「遮音」と「吸音」は別の概念で、一般に言う「防音」とは異なります。
 
遮音:壁や窓を透過してくる(室外からの)音を減らすこと

吸音:室内で発生した音を壁などで吸収または透過させて反射させないこと
 
たとえばシアタールームなどの音響を重視する部屋の場合、「外からの音が入ってきてほしくない」という静粛性に対しての要求性能(遮音性能)と、「室内で発生した音を適度に吸収して反射させない」という残響調整に対しての要求性能(吸音性能)を個別に満足させる必要があります。ちなみに室内で発生した音が外に漏れないという性能は前者(遮音性能)と同一になります。
 
内壁のグラスウールは「遮音性能」を高めるためのものですので、吸音とは関係がありません。
 
蛇足ですが。。。
音楽などを鑑賞するための部屋の場合、遮音性能も大切ですが、心地よく鑑賞をするためには「吸音」を適度に行い反射音を抑えることが重要です。そのために室内の面(壁・床・天井)に吸音材を使用したり、ホールなどの場合は逆に反射板を使ったりして、適当な吸音率(反射率)を確保することで心地よい残響を実現しています。ただ、音源が楽器でなくスピーカのみを想定するのであれば、反射音は極力少ないほうが良いので、反射材(ガラスなどの硬い材)の前には吸音力のある厚手のカーテンをかけたりすると良いでしょう。
  
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 21:24

こんばんはm(__)m



防音の方法の中に”遮音”と”吸音”があります
もう一つ”制震”もあります
音を遮る方法と音を吸収する方法と
振動を抑える方法を合わせて防音になります
後は防音の目的に応じて使い分けですね
御質問者さんの場合は吸音材ですね

吸音材はグラスウールや不織布などの材料があります
最初からシアタールームとしての設計であれば
その程度でしょう

全く何も無い部屋からの改造であれば
防音パネルの埋め込みが多いです
それで部屋が一回り小さくなってしまいます
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この回答へのお礼

吸音材でしたか。勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 21:23

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