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炭素の数に対して,水素の数の少ない炭化水素(C6H6など)は燃焼の際に、すす黒い煙が出るといいますが、どうしてすすは発生するのでしょう。また水素数(C3H8など)か多いものでは、どうしてすすが発生しないのでしょうか?
教えてください。

A 回答 (2件)

 燃焼時の反応というのは、非常に複雑で、酸素ラジカルなどのラジカルが主役です。

ラジカルが炭化水素をアタックすると、一般的には水素が引き抜かれ、炭化水素はラジカルとなります。この時、炭素がラジカルを持つことになります。このラジカルは、分子内の水素をラジカルとして放出するか、酸素ラジカルと結合するかして、反応が進行していきます(本当は、もっと色々な反応が起きているのですけどね)。ところがベンゼンのような芳香環が生成すると、共役によりラジカルが比較的安定になるため、他の炭化水素をアタックして、重合する反応が進行します。このため、芳香環が平面状にどんどん成長していきます。こうなるとラジカルが非常に安定となるため、さらに芳香環の成長が進行していき、ほとんどが炭素である「すす」が発生するようになります。
 結局、この芳香環の生成しやすさが「すす」の発生しやすさの目安になるわけです。となると、水素数の多いプロパンは、水素をたくさん引き抜かなかれば、芳香環が発生せず、すすが発生しにくいことになります。
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この回答へのお礼

大変助かりました。本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。

お礼日時:2001/10/05 00:17

そのことに関してはろうそくをヒントに調べてみてはいかがでしょうか?ろうそくなら、小学生にでもわかるような説明もあります。

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