地球温暖化の番組を見て、京都議定書に批准した時よりも二酸化炭素が増えているそうです。
その後に、酸素で電気を起こす燃料電池の番組を見て思いついたのですが、二酸化炭素って何かを触媒にして分解できないんですか?
単純に酸素と、炭素に分けるとか。
まぁ、酸素があまり増えるのは、いい事とは言えませんが。
そういう研究は進んでいるんでしょうか?
二酸化炭素が安定している物質とか、コストがかかるとかは分かりますが、実用的になれば国が買い取ってくれたりはしないんでしょうか?
技術的には、他の国にも売れる技術ですし。
他にも科学的な二酸化炭素の(温室効果)対処法があったら、科学のすごい所を聞かせてください。
二酸化炭素だけ圧縮して、宇宙へ捨てる計画とかあったら、果てしなくすてきです~♪
No.6
- 回答日時:
こんにちは。
二酸化炭素は分解するよりも回収する方が困難です。
既に放出された二酸化炭素を回収し、大気濃度を変更するというのは惑星改造に匹敵する技術です。これを行なうには、現在のところ植物の機能を使う以外、人類に手段はありません。
二酸化炭素を分解する方法は幾らでもあります。ですが、そのような反応を使うにもエネルギーがいりますよね。本格的にやろうとすれば、それは莫大なエネルギーです。ですが何よりも、そのためには大気中の二酸化炭素を一ヶ所に集めなければなりません。
二酸化炭素を集めるためには「二酸化炭素吸着フィルター」といったようなものを使うわけですが、例えば仮にですよ、植物の10倍の能力を持つフィルターを開発したとしても、自然の森林1ヘクタール当たりの二酸化炭素吸収能力を得るためには、フィルターの吸着面積は、単純計算で1000平方メートルということになります。つまり、そんな巨大なものを作っても、森林1ヘクタール程度の効果しか得られないというわけです。
やってできないとは断言できませんが、いずれにしても、それだけの施設の建設・運用に必要なクリーン・エネルギーがなければ話になりませんよね。
このように、二酸化炭素を減らすには、まず、それを集めなければなりません。回収できさえすれば、わざわざ分解する必要もないかも知れません。ですが、一旦大気に放出してしまった大量の二酸化炭素を再び回収・固定するというのは、植物の手を借りない限り、人類にはまず不可能ではないでしょうか。
あ、回収で思い出したのですが、ドライアイスってどうやってつくるんですかね。
やっぱり、ドライアイスを作るにも相当なエネルギーが使われるんでしょうか?
意外と高いから、コストもかかるのかなー。やっぱり。
海底なりに捨てちゃえばとも思ったのですが。
やっぱり、植物ですか。自然は偉大ですなー。
No.5
- 回答日時:
植物が二酸化炭素を炭水化物にする仕組み(炭素固定)は、ほぼ解明されています。
(カルビン回路などです。)しかし、現在の技術では、低コストで二酸化炭素の固定(あるいは分解)を化学的に行なうことには成功していません。
現時点では、品種改良した植物で二酸化炭素の固定を行なう試みの方が現実的でしょう。
「サカタのタネ」が売り出している「ケナフ」や、昔からSFの材料になっている「クロレラ」など、一般的な作物に比べて高速に成長する(=高速に二酸化炭素を吸収する)植物が知られています。
作った植物は、パルプ源として紙の材料にするとか、バイオマスとして燃料電池の燃料に利用する、といったことが考えられます。
なるほど、成長が早い植物というのは、ケフナっぽいですね。
が、とても注意が必要そうです。
時に多年草になるらしいが、一年草なので枯れてしまうと二酸化炭素を排出してしまう。これではあまり意味がない。
東南アジア他では、ケナフがトウモロコシの害草になってる。
成長が早い分、他の作物より栄養の吸収がいいって事で、実が鳥や獣、風によって自然に畑に蒔かれれば、農作物にも被害があるかもしれない。
生態系が狂うかどうかは別としても、3,4メートルになるこの植物は、はっきり言って日本ではかなり違和感がある。
http://www.ne.jp/asahi/doken/home/charoko/kenaf/ …
これらをあまり考えずに、二酸化炭素を吸収するからとの理由で配布している団体や企業もあるらしい。
ケフナが育った代わりに、他の草が育たなくなり、それを食べる昆虫が減り、その昆虫を食べる動物が減る可能性も十分考えられる。
・・・が!!
愉快犯的な俺は、非常におもしろい。
俺は短絡的なので、絶滅するような種は、その限界を迎えている(すべての絶滅した種がそうだったとは思わないが)と思っているので、まぁ、いいかな。
それに、高さ3メートルにもなる草が、日頃目につく場所に育っていくのは、けっこう爽快かもしれない。
神奈川のどこかで、ケフナの大量発生がニュースになったら、もしかすると誘惑に負けた、俺のせいかもしれない。
No.4
- 回答日時:
炭素と酸素を混ぜて火を付ければ、勝手に二酸化炭素になります。
しかし、二酸化炭素が勝手に酸素と炭素に分かれることはありません。それは、二酸化炭素の方が安定だからです。つまり、物が上から下に落ちるのと同じように、化学反応にも進む方向があります。
しかし、下にある物も誰かが上に持ち上げれば、高いところに移動させることが出来ます。
それと同じように、二酸化炭素に、外部からエネルギーを加えてやれば、炭素と酸素に分解できるはずです。
植物が光合成を行う際には、太陽光線がそうした外部からのエネルギー源になっており、クロロフィルがそのエネルギーを利用するための触媒になっています。
ですから、今後、画期的な触媒が見つかり、太陽光線をエネルギー源とした二酸化炭素の分解が可能になるかも知れません。現実問題としては難しいでしょうが、理論的には可能だと思います。
画期的な触媒!クリーンな太陽エネルギー!!
まさに未来の科学の匂いがします。
科学とは少し違いますが、遺伝子組み換えで二酸化炭素をより吸収し、酸素を排出する植物を作る研究は進んでないんですかねー。
既存の仕組みを巧く利用するのも、科学です。
ポマトなんか作ってる暇があれば、そういうのを作ればいいのに。
No.3
- 回答日時:
もっとも簡単な方法は植物を増やすことですかね、光合成でCO2を炭素と酸素に分解し炭素を固定化しちゃいますから。
植物を増やすことはCO2の削減につながります。
前に、過激派の俺は二酸化炭素を効率よく接種する植物の種を、空き地や河川敷にゲリラ的にばらまいてやるぜ♪
だから、二酸化炭素をよく吸収する植物を教えてくれ~♪
と、書いたのですが、外国種で生態系を狂わせると、教えてもらえませんでした。
やっぱり、植物は偉大ですかねー。
っていうか、そういう環境で植物が進化した結果なんだけど。
やっぱり、21世紀の科学は万能ではないんですね。
No.2
- 回答日時:
二酸化炭素は安定した物質です。
安定した物質を分解するには、それなりのエネルギーが必要で、
そのエネルギーを得るために発電量を増やしたりするのは本末転倒ですよね。
植物は光と水と二酸化炭素から有機物を合成していますが、現状の科学では植物並みの効率で有機合成することは出来ないのです。
二酸化炭素をどうにかする方法で考えられているのは、固体化して深海に投棄する方法です。
深海は超低温、超高圧の世界で、メタンなどのガスが固体化しています。
メタン・ハイドレードといいます。
同じように二酸化炭素をドライアイス化して深海にポイしたらどうかという案があります。
これも固体化するコストやエネルギー源の問題があり、具体化はしていません。
結局「出さない」のが一番簡単かつ安上がりで確実なんですね。
やっぱり、21世紀の科学は万能ではないんですね。
固体化して深海にポイは、ちょっと原始的ですがまぁ、科学的かな。
やっぱり、排出しない。植物に頼る。のが近道ですかな。>3< ぶー
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
二酸化炭素とメタンガスを使って、カーボンナノチューブ
を作成する技術を開発しているところがあるようです。
http://www.nhk.or.jp/zero/dsp18.html
http://www.shimadzu.co.jp/news/press/020708.html
まぁ二酸化炭素を酸素(水)と炭素に分解する技術の一つです。
無駄な物から有意義なものを作り出すのが、科学の神髄な気がします。
ナノチューブですか。
衛星エレベーター(?衛星から糸を垂らしてそれを軸にエレベータを作るのは、今の技術的にも可能と聞いた事があります。)まで夢が広がりますね~♪
ありがとん♪
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