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自分の勤める透析室では、血圧が低下してから、また予防として、下肢挙上、除水を下げるまたはカット、ECUMだけしてから除水カットの透析をしています。そのときに使用する薬として、メトリジン、カルグート、リズミックといった錠剤を飲ませています。また、生食の注入や、グリセレブを100ml注入します。透析の本を読むと、薬の使用法が違うのではと思うこともあります。特に錠剤は血圧が低下してから飲んでも、ただの気休めとしか思えないからです。他の施設ではどうなのでしょうか。

A 回答 (3件)

当院でも他の先生方と同様の見解で、リズミックなどの錠剤は透析開始前に服用してもらいます。

これは透析医学会などでもほぼ通説となっているようです。
血圧低下してからの処置としては生食を100~200mlのほかに、血漿膠質浸透圧を上げてplasma refillingを促す目的で10%NaCl 20mlや50%ブドウ糖液20mlなどを注入しています。
また、血圧低下予防として、昇圧剤(エホチール0.5~2.0ml/hr)や10%NaCl 10ml/hr、グリポーゼ(グリセレブと同様のもの)100ml/hrの持続注入も行っています。
特に糖尿病性腎症で体重増加の多い患者さんには10%NaClやエホチールは無効で、グリポーゼの持続注入のみが有効であったという発表が今年の透析医学会でありました。
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血圧が低下してからリズミックを服用させても、遅いですね。

血圧が低下しそうな時間より、1時間から2時間前に服用するのが普通です。血圧の低下時には質問者の意見通り、生食の注入をはじめ、下肢挙上、除水を下げる等を行います。最近は本当に良く書けている本が沢山出ていますので、「血圧低下」をキーワードに調べて下さい。いい加減でおおざっぱな書き方をしたものではなく、具体的な方法について詳しく書いたものが沢山ありますので、一読をお勧めします。
尚、リズミックと言えども、体内に水分が無い状態、すなわち、dry wt.が低すぎるようでは、効き目も半減です。基本は、患者さんのdry wt.と除水速度が適正かどうかを十分ご検討下さい。さらに、最近は、4時間透析が当たり前に考えられている方が大勢いらっしゃいますが、5時間、6時間しっかり行って、十分な除水、透析を症例によっては必要な方がいらっしゃいます。当院では、4時間が主流ですが、状況によっては、5時間、6時間の透析を患者さんを説得して行うのが当たり前になっています。
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メトリジンとリズミックは非カテコールアミン系の昇圧剤です、そしてカルグートはデノパミンですね。


使用順序としては、血圧低下した時に使用するのではやはり遅いのでは・・・と思いますよ。リズミックとカルグートの併用で透析前に服用させるのがベストと思います。リズミックは透析施行時の血圧低下の改善に用いられる薬剤で透析開始後の低下に対して使用してもあなたの話しにありました”気休め”程度のものでしょうね。グリセレブ(浸透圧利薬)は頭蓋内圧調整や眼内圧下降を目的としていますが、また別の意味で(副作用)血圧上昇があり、透析施行最中の血圧低下に対して有効な場合もありますので使用に関しましては間違いないと思います。
循環器内科の担当医が常駐している病院と思いますので、この件についてはあなたのおっしゃる内容が正しいと思いますので、お話されて良いのではないかと思いますよ。
私は外科医なので薬の使用については理解出来るのですが、何分”透析”は特殊な分野ですので、この回答は参考程度にとどめておいて下さいね。
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