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草サッカーの試合中に左手首を怪我をして整形外科に行き、レントゲンを撮ってもらったのですが、「左手首の舟上骨骨折の疑い」という診断でした。医者が言うには非常に判断しにくい部位だということで翌週にもう一度レントゲンを撮ったのですがかわらず同じ診断でした。
処置としては、手首の下側に変形する当て板をあてて手首に湿布を貼り、包帯で固定してある状況です。
でまた翌週にただ手の状況を見て、2週間後に3回目のレントゲンを撮り、改めて「舟上骨骨折」かどうかを診断するという事でした。

質問なのですが、「舟上骨骨折」はそこまで3週間ぐらい時間が経過しないとわからないのが一般的なのでしょうか?
ヒビか骨折かも含めて。
それともすぐに他の病院で診断してもらったほうが良いのでしょうか?

分かりずらい質問で申し訳ありませんが、回答の程よろしくおねがいします。

A 回答 (2件)

専門家です。



舟状骨骨折疑いとのこと、さぞかし心配なことでしょう。
この舟状骨は転んで手を突いたり、急激に手首を捻られた時などに生じます。この場合、親指の付け根から手首にかけての動作時痛、腫れが見られます。

さて、この舟状骨骨折の診断ですが、専門家でもレントゲン撮影だけでは意外に難しいのです。
まあ、さすがに3~4mmもずれていれば1枚のレントゲンで診断できますが、いわゆる「ヒビ」程度のことが多いのです(ちなみに「ヒビ」も骨折です)。となると、いろんな方向から骨を見てみるしかない訳で、5~6方向から、しかも正常の手首も含めて撮影をします。これで見つけられたらよいのですが、何せ1x2cm位の小さな骨ですから、ヒビ程度では骨折線が写らないこともしばしばです。
ここで、病院にMRIがあれば即座にこれを撮影する事になるでしょう。これなら骨の中を質的に評価できるので、ほぼ100%診断可能です。CTでは旧型の画像解像度が低いものでは骨折線を描出できないことがあります。

なので、小さな病院や診療所レベルでは、時間を担保にするほかありません。数週間すると骨折線周辺で治ろうとする反応や悪い場合にはズレる(転位する)のが見えてきます。そこでやっと「骨折」という診断がつくわけです。もちろん、先生方も早く診断できるのに越したことはないのですが、施設故の限界があります。

よって、どうしても早期に確実な診断を受けたいなら、紹介状なりを書いてもらってMRIが受けられる病院への転医をお勧めします。
ただ、お話にでた先生もちゃんと副木(ギプスシーネ)をあてて下さって、万が一、骨折でもそれ以上転位しないように固定はしてくださっているので、手遅れなんてことは心配なさらなくても構わないでしょう。

補足で、
舟状骨骨折の治療は、骨折した部位や転位の程度によりますが、最近では手術することが多いようです。というのも、この骨は血流に乏しい事でも有名で、ギプス治療でズレが直せてないとしばしば癒合不全となり痛みを残します。そこで、従来からギプス治療では親指を含めて手関節を8~12週固定せねばなりません。また、このギプスをしても癒合しなかったなんてこともあります。
従って、そのようなムダな?時間を過ごすより、手術なら1cm程の切開でレントゲンを見ながら、これ専用の骨ネジ1本を入れるだけで固定ができ、締め込むことでズレを閉じる方向に圧着ができます。術後も2週間程で自動運動の許可が出せます。こういうお手軽さから手術が好まれていますし、私も手術を勧めています。

No.1574049の質問にも回答していますので参考にしてください。

とはいえ、舟状骨骨折でないことをお祈りしています。
ではでは
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この回答へのお礼

返事が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
非常に丁寧に舟状骨骨折のことを解説いただきありがとうございました。
医師に怪我した際に言ったのですが、サッカー中にボールを争った際に転んで手を突いて痛めました。
またご指摘のように親指の付け根から手首にかけての動作時痛、腫れが見られまして、怪我した当夜は痛みのあまり、一睡も出来ませんでした。
過去の投稿も「舟状骨骨折」で索引し、他の方の意見も参考になりました(看護婦の方に舟上骨骨折と教えていただい為、『上』と思っていました。)
とりあえず、今のままの整形外科に通院し、今週の金曜日のレントゲンの結果を待とうと思います。

お礼日時:2005/09/06 01:06

慶応から拝借した参考URLに手根骨の図があります。

舟状骨は手関節よりの手のひらで、複数の手根骨に囲まれて、レントゲンでみるとごちゃごちゃした固まりの中にあり、骨折はまったくはっきりしません。骨折した直後、骨折部位がずれてしまえば、レントゲンで明らかですが、ずれがない場合、レントゲンにはでない場合があります。数日たって、骨折部位から出血するのですが、その血液でようやく骨折が判明することもあります。
ちなみに、ずれがなくてもヒビと言おうが欠け目と言おうが、骨自体の連続性が絶たれた部位が存在すれば、骨折です。骨折は固定が必要ですが、今回の部位は複数の骨に囲まれ、安定したところなので、添え木でもよいかと思います。
今回は、経過を追ったレントゲン写真が必要なので、医療機関を替えることは不利になると思いますよ。

参考URL:http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/ …
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この回答へのお礼

返事が遅くなってすいませんでした。
手根骨の図は、怪我をした箇所の部位の確認に非常に参考になりました。ありがとうございました。
>経過を追ったレントゲン写真が必要なので、医療機関を替えることは不利になると思いますよ。
というアドバイスに従い、医療機関は変えずに、昨日医師に診察してもらいまして、今週の金曜日に3回目のレントゲン撮影になります。

お礼日時:2005/09/06 00:39

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