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名詞と動詞が同じ形の語(use)などで名詞と動名詞の

違いがわかりません。

use of the tool と using the tool などです。

どなたかお願いいたします。

A 回答 (3件)

名詞も動名詞も、文と同じ対応関係を持っています。

つまり、普通の文と同じように主語や目的語の関係を維持しているということです。
  He objects to the idea.
   his objection to the idea(名詞)
   his objecting to the idea(動名詞)

上の例のように「自動詞+前置詞」の場合には、その前置詞がそのまま使われますが、元の文の動詞が他動詞の場合、目的語にはofが付きます。この時、動名詞にはofが付いても付かなくても構いません。ofが使われるときには定冠詞などが付きます。
  the use of the tool
  using the tool(of無し)
  the using of the tool(of有り)

ただし、いわゆる中間動詞(他動詞でありながら受動態に出来ない動詞)や状態動詞などの動名詞では、ofを使うことは出来ません。
  [誤] his having of a hat
  [正] his having a hat

  [誤] his believing of it
  [正] his believing it

このように名詞であろうとも動名詞であろうとも、基本的には文と同じ対応関係を持っています。言い換えれば「文」レベルの構造を「句」レベルに縮小したものと考えることが出来ます。

しかし名詞と動名詞では、この対応関係の範囲(もしくは弾力性と言っても良いかもしれません)に若干の違いがあります。
(1)動名詞は受動態の構造を持たない
  The committee appoints John.
   [正] The committee's appointment of John(能動態)
   [正] John's appointment by the committee(受動態)

  John draws the picture.
   [正] John's drawing the picture(能動態)
   [誤] the picture's drawing by John(受動態)

(2)名詞は完了形を作れない
  [正] having used the tool
  [誤] the have use of the tool

(3)修飾語句の品詞
  the careful use of the tool(名詞は形容詞を取る)
  using the tool carefully(動名詞は副詞を取る)

以上のような文法的な違いがあります。その他、意味の上でも違いが現れる場合があります。それは動名詞が動詞を基にしている分、やはり動作を強調することが有るからです。ご質問のuseなどの例では大した差は生まれませんが、次の文では明らかに意味が違います。
  a) I am afraid of the dream.
  b) I am afraid of dreaming.

上のa)の文では、何か怪物に追いかけられるなど、怖い夢を見て「その夢のことを恐れている」と述べているのに対して、b)の文では、将来はスポーツ選手になりたいなど、夢を見ること、つまり「空想をすることを恐れている」という意味になります。その他にも次のような場合にも意味が違います。
  the belief of these people
   これらの人々の信条
  believing these people
   これらの人々を信じること

このような意味の違いは、動名詞が何らかの「行為」を表すという動詞的な要素があり、「~すること」という意味を含むことが関係していると思われます。これに対してbeliefやdreamなどは、それ自体が「行為」とは別の抽象概念を表す名詞であるからです。一方で、useなどは名詞であっても「利用・使用」という行為を表す名詞であるため、useもusingも意味に大きな違いが現れないのでしょう。

dreamやbeliefのように、動名詞とは見た目の違う形の名詞を持っている場合には、その見分けが簡単なのですが、中にはing形を名詞として持っている言葉があります。例えばdrawing(デッサン)やswimming(水泳)やreading(読書)やsmoking(喫煙)などです。この場合には外見上の判断は出来ませんので、文脈に頼るしかありません。
  His drawing fascinated me because he always
  did it lefthanded.(名詞)
   彼のデッサンは私の興味をそそった。なぜなら
   彼はいつも左手で描いたからだ

  His drawing fascinated me because I didn't
  know he could be persuaded so easily.(動名詞)
   彼が描いたことは私の興味をそそった。なぜなら
   彼がそんなに簡単に説得されてしまうとは思わな
   かったからだ。

以上のことからして、useとusingの場合、完了形にするなど文法上の必要があるとか、動作を強調するなどの意図がなければ、その違いはニュアンスとか語調の問題だと思います。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。詳細で具体例のある説明でとても理解しやすかったです。しかも、私自身では気づかなかった問題まで提起、回答していただきとても感謝しています。
 実は私は塾の講師をしておりますが、他の講師に聞いてみても回答者さまのような実りある回答は得られませんでした。実際に生徒に質問されたわけではないのですがこの問題を聞かれたらどのように答えようかまよっていましたが回答者さまのように答えようと思います。
 ただ、もうひとつお聞かせいただきたいのですが、useに関してはどのようなニュアンスで動名詞もしくは名詞を使い分けるのかお聞かせいただきたいです。

お礼日時:2005/10/01 22:55

どちらの意味も基本的には同じだと思いますが、


use of~は、using~に比べて、「~を使用する」という意味において強調している表現に感じます。
using the toolが「道具を使うこと」と、説明的にさらっと表現しているのに対して、
use of the toolのほうはオーバーに言えば、「道具を使用(してこそ)」のようなニュアンスがあるような。
かなり微妙な差ではありますが。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。useの方がusingよりも動作を表すニュアンスが強いのですね。ありがとうございます。

お礼日時:2005/10/01 22:58

動名詞というものは一般的に、前置詞+名詞と同意です。



例の場合も左は 道具の使用 であり、右は 道具を使うこと(=道具の使用) です。

違いをあえていうのであれば左のuseは濁らないsで右のusingは濁る、といったところでしょうか。

また、英語というものは文章内での位置や構成等によって微妙に意味が変化するものです。ですから、二つのパターンで常に意味が同じ、とも言えませんし、常に違うともいえません。

それぞれの文に応じて適切な判断が必要です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。確かに直訳で考えると

「道具の使用」「道具を使うこと」になりますね。し

かし、私には実際にどのように文中において使い分け

るのか全くわかりません。できれば具体例を挙げて説

明していただけると助かります。

お礼日時:2005/09/30 14:43

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