No.5ベストアンサー
- 回答日時:
回答行き違いになりましたので改めてを補足を書いておきます。
万葉集巻20(防人)の歌です。4321は「畏きや命(みこと)被(かがふ)り明日ゆりや加曳(かえ)が斎田嶺(むたねむ)を*妹(いむ)無しに」が原文で現在次のように読下されています。「畏きや命被り明日ゆりや草(かえ)がむた寝む妹なしにして」作者は(物部秋持) 大意は「恐れ多くも、天皇の詔を頂きいよいよ明日からだ!防人として草に起き伏しをする日が続くのだ、ああいとしい妻よ往かねばならない」作者(物部秋持) は國造の丁(よぼろ)で丁は足腰の達者な者、二十歳から六十歳までの男子で公役に使役される者とされています。「畏きや」の(や)は詠嘆の助詞で(命)に続きます。「被り」は(かがふり)で(こうぶる)他動詞四 蒙る 受けるの意 「明日ゆりや」の(ゆり)は(より)のこと。 (や)は下の(寝む)にかかります。加曳(かえ)が斎田嶺(むたねむ)の「加曳(かえ)」は(かや)の訛で(草)のことで、(むた)は一緒にの意。
4322 は「我が妻はいたく戀ひらし飲む水に影副へ見えて世に忘られず」が原文で
「我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影(かご)副(さ)へ見えて世に忘られず」が読み下しです。大意は「遠く離れて暮らす妻はいたく私を恋い焦がれているのだろう。 呑む水にまで妻の顔が映る、ああ何で忘れようぞ忘れられない恋しい限りだ!」作者は若倭部身麿(わかやまとべのむまろ)で
主帳(ふみひと)の丁とされています。主帳(ふみひと)は郡の役所の書記役。
こんなところがお答えですが、4321番の(加曳(かえ)が斎田嶺(いむたね)については異説もあるようですがこれに付いては触れませんでした。 なお原文の意味は万葉仮名自体でありませんのでご承知おきください。補足 「いたく戀ひらし」(らし)は通例、終止形で受け(戀ふらし)になる。ここではその形になっていないが理由はわからない。方言という説もあります。
「影副へ見えて」の(かげ)を(かご)とするのは東国(遠江、駿河)地方の方言。そうすると前の「いたく戀ひらし」も同じと見るべきか(私の独断です。)「世に忘られず」の(世に)は決して、少しも、全くなど下に打ち消しの言葉を伴い打消しに用います。例えば「ー逢坂の関は許さじ」などです。ご参考まで。(前回答に一部タイプミスがありますので此れを回答と致します。悪からずご容赦ください。)
No.4
- 回答日時:
万葉集全釈 鴻巣盛広
万葉集評釈 窪田空穂
万葉集全注釈 武田祐吉
の各書の4321、4322歌についての解説部分、という意味だと思います。万葉集の注釈書のうち、現在までに全歌を注釈したものは十一種類しかなく、おのおのの説を引用したりするとき、スペースの都合で「注釈」「評釈」などと略称することがたまにあります。書物のなかの記述であれば、最初の凡例のところを見れば、書いてあると思います。
No.3
- 回答日時:
ご質問の意味がはっきりしませんので意味と読みと原文を挙げておきます。
これは万葉集巻20(防人)の歌です。4321は「畏きや命(みこと)被(かがふ)り明日ゆりや加曳(かえ)が斎田嶺(いむたね)を*妹(いむ)無しに」が原文で現在次のように読下されています。「畏きや命被り明日ゆりや草がむた寝む妹なしにして」作者は(物部秋持) 大意は「恐れ多くも、天皇の詔を頂きいよいよ明日からだ!防人として草に起き伏しをする日が続くのだ、ああいとしい妻よ往かねばならない」作者(物部秋持) は國造の丁(よぼろ)で丁は足腰の達者な者、二十歳から六十歳までの男子で公役に使役される者とされています。
4322 は「我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影副へ見えて世に忘られず」が原文で
「我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影(かご)副(さ)へ見えて世に忘られず」が読み下しです。大意は「遠く離れて暮らす妻はいたく私を恋い焦がれているのだろう。 呑む水にまで妻の顔が映る、ああ何で忘れようぞ忘れられない恋しい限りだ!」作者は若倭部身麿(わかやまとべのむまろ)で
主帳(ふみひと)の丁とされています。主帳(ふみひと)は郡の役所の書記役。
こんなところがお答えですが、4321番の(加曳(かえ)が斎田嶺(いむたね)については異説もあるようですがこれに付いては触れませんでした。 なお原文の意味は万葉仮名自体でありませんのでご承知おきください。その他のこと疑義あればまたご質問ください。http://www2.nsknet.or.jp/~yoppelin/manyos1998052 …
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/manyok/man …
お詫び 補足文と行き違いになりました。
No.1
- 回答日時:
4321と4322→万葉集には歌番号がふられています。
やってはいませんが、おそらく「万葉集 4321」と検索すれば沢山ヒットするでしょう。注釈:ほとんどの辞書に意味が載っています
評釈:ほとんどの辞書に意味が載っています
全釈:注釈のように"部分的"に文や単語を選んで(抜き出して)解釈したり説明したりしたものではなく、"全文"に渡って解釈や説明をしたものです。中には評釈も含めたものもあります。
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