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ウイルスが細胞に進入する場合,受容体を介してやってきますよね.例えば,エイズウイルスがケモカインレセプターを介して細胞内に進入するように.
今話題のインフルエンザウイルスも鍵(ウイルスの持つ蛋白)と鍵穴(細胞側の受容体)が合わなければ細胞内に進入して増殖できません.
そこで思ったのですが,そもそも生物はなぜ,ウイルスに対するレセプターを持っているのでしょうか.動物はもちろん,植物や細菌にいたるまで….
ホルモンをはじめとする生理活性物質のように,生体内のリガンドであればレセプターを持っているのも話は分かりますが,外部から,ましてや遺伝子を組み込むようなウイルスに対して,レセプターとなる蛋白を発現させている理由はなぜなのでしょうか.
そのレセプターは本来,生体内のリガンドが結合することもあるのでしょうか.

微生物に対してはあまり知識がありません.
ウイルスを研究されている方には基本的なことなのかも知れませんが,簡単に説明していただけたらと思います.

A 回答 (1件)

>そもそも生物はなぜ,ウイルスに対するレセプターを持っているのでしょうか


というよりも、レセプターは本来はウイルスのためのものでなく宿主(ヒト)にとって必要な生理機能を持つもので、ウイルス側が逆にレセプターに対応した形状をとることで侵入をこころみているのではないかと。

>そのレセプターは本来,生体内のリガンドが結合することもあるのでしょうか
もちろん、本来そのためのものですからね。ちなみにケモカインレセプターはそのまんまケモカインのレセプターです。ケモカインとは白血球の遊走作用・活性化に関与するサイトカイン(生理活性物質)です。

ウイルスは常に進化しており、潜伏・抗原性の変異・おとり蛋白の産生などなどの宿主(ヒト)の感染防御に対して攪乱戦略をとっているんですよ。おそろしや~
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
『ウイルス側がレセプターに対応した形状をとるのではないか』、なるほど。そしてウイルスの進化、潜伏・抗原性の変異、おとり蛋白の産生…、ウイルスってわずかな核酸と蛋白しか持っていないのに不思議ですね。

お礼日時:2005/12/04 03:25

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