A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
いろいろと言いたいことはあるのですが、まずは政治・外交の基本原則を説明します。
○事情が変われば、関係も変わります。これは人間関係も国家関係も同じ。
○敵の敵は味方。昔は敵であっても、この論理によって味方に変わることは、外交関係においては日常茶飯事です。
第二次世界大戦後、世界はアメリカとソ連の対立による冷戦時代に突入します。
このとき、日本・西ドイツ・イタリアの旧枢軸国はアメリカを中心とした
自由主義陣営に組み込まれ、中国・東ドイツはソ連を中心とした共産主義陣営
に組み込まれます。
【冷戦時代の国家間構図】
○自由主義陣営
アメリカ・イギリス・フランス(旧連合国)
日本・西ドイツ・イタリア(旧枢軸国)
○共産主義陣営
ソ連・中国(旧連合国)
東ドイツ(旧枢軸国)
この時点で、かつての枢軸国・連合国の対立関係がぐちゃぐちゃになって
ますね。互いに核ミサイルを装備し、一歩間違えば滅亡にいたる時代において、
生き残るためにはかつての敵対関係などはどーでもいいことだったのです。
次に冷戦終結後の時代において。共産主義陣営の中心国であったソ連が崩壊
することで、それまでの国家関係は劇的に変化しました。
冷戦終結後、アメリカは世界に唯一の超大国として世界に君臨します。
【冷戦後の世界】
アメリカ・イギリス・フランス(旧連合国)
日本・ドイツ・イタリア(旧枢軸国)
中国(共産主義国家、ただし経済のみは資本主義を導入)
ロシア(共産主義国から資本主義国に鞍替え)
この中で中国は、共産主義国家でありながら冷戦途中でソ連と仲たがいした
ため、政治体制が異なりながらも外交的にはアメリカ寄りとなります。
またロシアは共産主義を止めて、資本主義・民主主義を導入しましたが、
その後民主主義が後退し、独裁色の強い政治体制となりました。
さらに冷戦期はアメリカ寄りであった中国も、経済発展による国力・軍事力
の強化と、政治的に共産党一党独裁を続けているため、アメリカとの距離を
置き始めています。
さらには、フランス・ドイツを中心としたEU諸国も、独自の国際通貨ユーロ
をもつなど、アメリカ離れの姿勢が見られます。
【現在】
○アメリカ寄りの国家
アメリカ・イギリス・日本
○EU
フランス・ドイツ
○その他独自路線
中国
ロシア
ただし、ドイツは政権が交代したことで、再びアメリカ寄りの姿勢を強めよう
としており、情勢は混沌としています。
日本とロシアの仲がいいのは、北方領土問題について日本が事実上棚上げ状態
となっているため、日ロ間で大きな問題がないこと、石油・天然ガスなどの
エネルギー提供について基本的にお互い前向きであること(もっとも石油に
ついては、ロシアが中国と日本を天秤にかけていることもあり、実質進展して
いない)、なぜかロシア国民の対日感情が良好なことが上げられます。
中国とアメリカ、ロシアとアメリカの仲があまりよくないのは、アメリカの
国是とも言える自由主義・民主主義について、両国とも否定的であることです。
中国はご存知のとおり、一党独裁を貫いていますし、ロシアも自由選挙こそ
残っていますが、大統領の独裁体制が強化されており、選挙についても、
ユコス社問題に見られるように、自由かつ公正な選挙が確立されていません。
基本理念において対立が解消しない限り、これらの問題の解決は非常に難しい
と思われます。
No.3
- 回答日時:
第二次大戦は、ナチスのヒトラーとその仲間達(新興国)が三国同盟をつくり、植民地をたくさん持っていた連合国と対峙しました。
その後、アメリカやヨーロッパを中心とする西側諸国と、ソ連や中国等共産国を中心とする東側陣営が長く対立してきました。
朝鮮戦争やベトナム戦争など、ありとあらゆる戦争には、その両者の対立が背景にありました。
日本人が北朝鮮や在日朝鮮団体の朝鮮総連に拉致されたのもそうした背景があります。
だから、当然アメリカと中国や、アメリカとロシアは仲が悪かったのですが、最近はそうでもありませんね。
どちらも共産主義を拡張しようと言う侵略主義をあきらめたので、共に金を儲ける仲間という事です。
No.1
- 回答日時:
ようは、二次大戦のあとに冷戦というもう一つの戦争があったからでしょう、その冷戦時に組んだパートナー同士は仲が良く、敵対した同士は仲が悪い、
冷戦時代は、中国とソ連(今のロシア)は仲が良く、それに敵対した、アメリカを軸とした連合は、仲が良いですねアメリカと日本とか、
ただし冷戦も終わりこういう形もだんだん崩れてきていて、中国とアメリカの関係も強化されつつあり、また、アメリカと日本の関係も多少、むかしよりは微妙な関係になりつつもあるように感じます、むかしのようにどことどこが仲間であいつらが敵という感じよりは、昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵、という感じの世の中になってきているように感じます、外交関係によってころころ変わるような、そういう時代になってきた感じはします。
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