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 twentieth, thirtieth などの発音の末尾の部分は,辞書によると,/-ti∂θ/ となっています。
 twenty が twentieth のように ie になるのは,study が studies になるのと同じようなものだと思っていたのですが,どうして [∂] の音がはいるのでしょうか。
(わかりにくいかもしれませんが,∂ はあいまい母音の「ア」です)

A 回答 (5件)

study → studies は、文法通りの活用・語形変化ですが、


twenty ~ twentieth は、直接の語形変化・派生関係ではありません。
古英語の頃は、派生でした。twentig → twenty, twentigoδa → twentieth
(δ: th有声音の発音記号にみられる文字を代用しました。)
おそらく、g があるため介在母音{o}が挿入されその音節が残ったのでしょう。
音節は、twen-ti-eth で、twen-ties とは違いますね。
five も e を取って v を f に変えて th ではなく、f の方が元だった。
( OE fif → five // OE fifta → fifth )
eighth[eitθ] の th の発音もフォニックスの例外でしょうね。

ちなみに、th有声音の発音記号の文字字体や古い語形が残っている
アイスランド語では
・ 9  niu       niundi
・10  tiu       tiundi
・11  ellefu    ellefti
・19  nitjan    nitjandi
・20  tuttugu   tuttugasti
・50  fimmtiu   fimmtugasti
で、20~90では序数辞の前の音節がはっきり表れてますね。
もっともアイスランド語では百・千の序数でも -asti になりますが。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 studies などの活用変化とは異なるものなのですね。

お礼日時:2006/02/07 22:56

wind-sky-wind さんのご回答やご質問にはいつも蒙を啓かれる思いです。

今回もあまり面白いのでいろいろと調べてみました。結論としては、よく分からないのですが。

まず、twenty, thirty などは古英語では twentig, thritig という形でした。これに序数を表す -otha がついて、twentigotha, thritigotha などとなりました。

現在の語形は 16 世紀以降のものですが、同じシェークスピアでも、版によって twentith, twentieth と違っていたりします。

ここまでが事実です。ここからは私の想像です。
おそらく、古英語の -otha の -o が弱いために落ちたり落ちなかったり、揺れがあったのでしょう。

場合によっては twentith が生き残ったかもしれません。しかし、14-15 世紀の英語(中英語)の時代、北部では twentiande、南部では twentiest という方言形もあり、結局、現在の形の落ち着いたのではないでしょうか?

#綴りはここで文字化けしないように、変えてあります。-tig の g、th は本来は別の文字です。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 Nsuika さんはいつも明解に説明されていて,とても参考になります。
 #5の方もおっしゃっているように,studies などとは違う成立過程をたどっているのでしょうね。

お礼日時:2006/02/07 22:54

「twenty」から「twentieth」という単語がうまれた時、ほかの~thという単語と同じように最後に[θ]だけがつくような読み方でも良かったのだと思います。



ですが、実際に発音してみると……話し言葉で使ってみると、「ieth」の「ie」と、「th」の音が、舌の位置が非常に近くてちょっと「th」が言いにくいんですね。

たとえば、「teeth」という単語、これはあえて書くと「ティース」で、頭の「t」をはっきりと音にしますよね。ところが、twentieth や thirtieth は、アクセントが頭にきているため、真ん中の twen"t"ieth 、 thir"t"ieth の「t」をはっきりと音にしません。あえて書くと「トゥエニー~」「サーディー~」となります。
口をあんまり開けずに、ちょっとあいまいな発音になります。これのせいで、舌の位置が次の「th」と非常に近くなる、というわけです。

ですので、「th」をちゃんと発音するために、ちょっと一回舌を[i]の位置から離して、やや口を開けてから「th」と言うため、結果的に[θ]が入ったのだと思います。

言葉は生きていますから、実際に使われながら言いやすく変わっていきます。これは、日本語も同じですよね。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 /tiθ/ は発音しにくいので,/ti∂θ/ となる,というのはわかってきました。学術的にはどうなのでしょう。-tieth というのは,形としては,studies と同じで,発音上は [∂] が入るようになった,ということなのでしょうか。

お礼日時:2006/02/04 07:23

zak



ほとんどのアメリカ人はそのように序数詞には軽い母音を入れています。入れるべきかどうかは違う観点になります。どうして [∂] の音がはいるのでしょうか。といわれると ェ 、ィを挿入することで2桁以上の序数詞を軽い母音で、thを強調しているのです。多分当の一般アメリカ人は、そう発音しているかの認識は余りありません。例えば、seventiethは、ほとんど”セブニェス”と日本人には聞こえるでしょう。

∂ はあいまい母音の「ア」は、音としては、ェ、ィにも
聞こえるでしょう。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 study が studies になるのと同じようなもの
と申し上げたように,-ieth も,/-iθ/ となっていいのではないかと思っていたのです。

お礼日時:2006/02/04 07:18

Gです。

 こんにちは。

私はこれを違った方向から見ていました。 ご説明しますね。 (学校文法ではなく誰もが持つ自己文法です)

確かに辞書の通りに必ずこの母音が入ります。 そして、これを入れないで発音している日本人がかなり多いのに驚いたことがあります。 しかし、私も知らなかったのです。 教えられていなかったのですね。

はじめこの∂ の発音が入ってくるのに気が付いた37年前まではこの母音が入っていないstudiesと同じ法則でこの母音なしで発音されていると思っていたのです。

しかし実際にはこの母音が入っているわけなので、thをつける法則とesをつける法則とは根本的に違うとその時分に自分を納得させたのです。

その法則とはty出終わる数字にthをつけて変化させるときにyをieに変えてthをつけるのではなく、yを発音的に同じiに変えてethをつける。 ethをつけるためにこのeを発音する必要がありこの母音を発音される、としたわけです。 (学術的に正しい<?>かどうかは別として、発音を覚えるためにこう理解したわけです) 間違ってもtee-thとは発音したくなかったのです。

これを感じることで理解が拡張します。 Twentiethを正しく母音をつけて発音することでthの音がはっきりしますね。 これはiを発音するときに舌が少し引き込まれますのでそれからTHに持っていくよりも、引き込んだ舌をいったん緩めた音がこのあいまいな母音なわけです。 お分かりでしょうか。 FiveのvがFifthのfに変わるのも濁音から清音のTHに変えるよりも清音から清音に移すことの方が発音しやすいわけですね。

何かのヒントとなればうれしいです。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。

この回答への補足

 日本人は,-th の発音ができてないから,母音が入ってこないのでしょうね。自分で,あらためて発音してみると,/tis/ のような発音になってしまっています。-th の発音を正しくすれば,/tiθ/ は発音しにくいのが納得できました。

補足日時:2006/02/04 07:07
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 質問にインパクトを持たせるため,あっさりと書きましたが,もう20年も前,何気なく辞書を見ていて疑問に思って以来,ときどき思い出しては,特に解決することもありませんでした。study → studies では,ies となっても,発音は [z] がつくだけで変わりませんので,twentieth が出てきたとき,同じように -th の音をつけるだけだと何の疑問もなく思いこむのが大半の日本人だと思います。私は何気なく気づきましたが,この発音について今まで説明されているのを見たことがありません。

お礼日時:2006/02/03 23:39

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