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楽譜をみていて、いつも疑問に思うのですが、ト音記号やヘ音記号のすぐ横についてるシャープやフラット、♯が一つだったらト長調、二つだったらニ長調といったように調号によって調が決まりますが、どうしてこういうことをするのでしょうか。

極端な話、曲は全て長調だったらハ長調、短調だったらイ短調というわけにはいかないのでしょうか。
シャープやフラットが五つも六つもついてる曲は何が目的でそうしているのでしょうか。

私は楽器なら多少ですが経験はありますが、音楽理論はほとんどわかりません。ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂きませんでしょうか。

A 回答 (4件)

ちょっと似た質問に、つい先日回答しました。



(私が回答したもの)
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1958866

(その関連)
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=913295

ぜひご覧になってください。




「極端な話、曲は全て長調だったらハ長調、短調だったらイ短調というわけにはいかないのでしょうか」
という貴方の意見は、もっともです。
クラシックについては、上記の過去質問に書かれているような音楽家のこだわりがあったようです。

(以下は、私の自論で暴走します(笑))

しかし、平均律の12音律が使われている現代では、調号(ト音記号やヘ音記号のすぐ横についてる#や♭)が何であれ、それをハ長調なりイ短調なりへ平行移動みたいに転調しちゃえば済むことです。

ところが、例えばJ-POPでさえも、#や♭がやたら多い楽曲をしばしば見かけます。たしか、サザン・オール・スターズなんかも、そういう曲が結構多かったと思います。
この理由を私が考察するに・・・



1.歌い手の声域に合わせている

一例を挙げますと、昨年のCDシングル年間1位の「青春アミーゴ」はト短調(♭2個)で始まり、サビは変イ短調(♭7個、嬰ト短調とも言える→#5個)、エンディング近くのサビは変ロ短調(♭5個)。
これ、歌ってみると分かるんですが、ものすごく声域が狭い人でも歌えるんですよ。その上、サビの前後で調号が変わってますが、サビの直前の歌の音とサビの最初の音が全く同じ♭ミですから、歌の音程を外しにくいですね。



2.演奏のしやすさを考えている

私の知る限り、ロックの曲は、ホ短調やイ短調である確率が非常に大きいです。ギターやベースギターは弾きやすいですからねー。
吹奏楽の曲だと変ロ長調や変ホ長調が多いです。
(ご存知とは思いますが、中級以下ぐらいのピアノ教本では、調号がシンプルな曲が多いです・・・・・けど、ご質問の趣旨とは逆ですね)

話がやや横道に逸れますが、「猫踏んじゃった」は、嬰へ長調だから弾きやすいんですよね。同様に、流行歌には、嬰へ長調にしちゃえば、ピアノの黒鍵だけで、曲の全部あるいは主要部分が弾ける曲は結構あります。細川たかしの「北酒場」とか坂本九の「上を向いて歩こう」とか。



最近は、電子ピアノやシンセサイザーにはキー・トランスポーズ機能(鍵盤をハ長調を弾いても、他の調の音が出る機能)が付いてるのが当たり前なので、これからの時代は、絶対音感不要の「ハ長調のスペシャリスト」が活躍する時代ですかね。(笑)

カラオケ屋さんにある機械は、現在では、もう、キー・トランスポーズ機能がついてるものが、たぶん100%でしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

歌い手の声域に合わせている
演奏のしやすさを考えている

いずれも納得です。
クラシックの音楽家のこだわりというのは私には難しくてよく理解できませんでしたが…。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/15 16:19

もっともな疑問だと思います。



>シャープやフラットが五つも六つもついてる曲は何が目的でそうしているのでしょうか。

これは僕が思うに、西洋音楽の楽譜が主にピアニストのためにあるからだと思います。
ピアノの鍵盤はハ長調の音列でならんでいます。
これを例えばヘ長調に移調しようとすると、B(シ)の音を半音下げる、という作業をするわけです。
だから調号はフラットが一つというわけですね。
ああややこしい…
だから、楽譜はそのままで、違うキーに移調して演奏するのは、それなりの訓練がいります。
こんなやり方をするのは西洋音楽だけです。
歌っている分には、ほとんどの場合、どこが♭だろうが♯だろうが、まったく関係ないのですからね。
例えば中国の数字譜の場合、ドが1、レが2、ということで数字になっており、最初にキーが指定してあります。そしてどんなキーでも即座に移調可能です。
でもいかんせん、西洋音楽がグローバルスタンダードになってしまっているので…

昔は今のような平均律(オクターブを12等分する、純な響きではないが移調がたやすい)ではなく、純正律(主要3和音が美しく響くが、他は濁るので移調は困難)でした。
ですからその頃は調が変われば著しく印象も変わったでしょうが、今は半音の音程が一定なので、「調性」はほとんど各々のイメージの世界ではないかと思います。
ちなみに僕は割と絶対音感がありますので、キーを聞き分けられますが、それぞれの固定のイメージはありません。僕がこだわるのは、曲、歌い方、音色などで、その後にキーが来ます。

日本でも以前、すべてのキーを同じ指使いで弾けるピアノが発売されました。でも普及しませんでした。
そりゃそうですよね、何百年もこれでやってきたんだから…

僕は五線譜を読むとき、調号はただのキーの表示ととらえています。
そう考えると、なんとも複雑で不便な記譜法ですよ。
よく仕事で書きますが、キーを変えると書き直さなければならないんですからね。
まあ、今はソフトで簡単にトランスポーズできますが(笑)

>極端な話、曲は全て長調だったらハ長調、短調だったらイ短調というわけにはいかないのでしょうか。

大賛成(笑)
それで楽譜の最初にキーを指定する。

でも多くのミュージシャンは対応できないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

キーにはあまりこだわらないという方もいらっしゃるんですね。

私は音感もなければ調性のイメージもないので、どうしてこの曲はト長調でなければならないのか、等という疑問がずっとありましたが、他の方の回答を見ても音楽家のイメージと捉えてもよさそうですね。

お礼日時:2006/02/17 14:57

#1さんの言うことは極めて正しいと思いますが、


私はどちらかというと#2さんの意見に近いかな。
キーを半音変えただけで、曲の雰囲気が全然違うのです。
ミュージシャンはそういう点にこだわって曲を作るのです。
キー自体が持つ雰囲気というものもあるし、
また特定の楽器、特定の歌唱者の味を引き出すのに
適した音域というのもあります。

リスナーの側もそうした「雰囲気」や「味」を含めて
音楽を味わっているはずです。

実はカラオケ好きな人の中にも「原曲キー」にこだわる人がけっこう多くいます。
メーカー側の配慮で歌いやすいキーに移してくれているのに、
「原曲キーでないと雰囲気が違う!」
「原曲キーでないと音が取れない!」
という人が意外と多く、
キーコントローラーはひたすら「原曲キーに合わせる」ために使われます。
つまり、リスナーの側にもそうしたこだわりがあるってことです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに半音違うだけでも受ける印象が違いますね。
やはり音楽家はその調の雰囲気がわかっていてその調に一番よく合う曲を作っているのでしょうか。

調自体がもつ雰囲気が自分にも少しでもわかるといいのですが…。

お礼日時:2006/02/15 16:49

パソコンで簡単に調を変えて音楽を流して説明できれば簡単なんですが・・・



聞こえる印象が違うんです。

クラシック音楽なんかだと調により想像できる「色」が違うと表現される事もあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに同じ曲でも調が違うと印象が違いますね。

すると作曲家は、この調はこんな感じだから、この調にあったこんな感じの曲を作ろうと思って作っているのでしょうか。

この調はこんな感じ、という感覚がわかればまた違ってくると思いますが、なかなか難しいですね。

お礼日時:2006/02/15 16:37

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