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 日本語を勉強中の中国人です。作文を書くときにフレーズが足りないので、知っている表現をメモにまとめています。

 A選手は一位になったという意味を表したいのですが、次の書き方で自然なのでしょうか。

1.A選手はチャンピオンをとった。
2.A選手は第一位を占めた。
3.A選手は一位を占めた。
4.A選手はやっとあの貴重な金メダルを獲得した。これは長年の努力の成果だ。
5.A選手は最後まで笑った。(中国語にはこのような言い方をします。)

 B選手はA選手に負けて二位になった時に、次の書き方で自然なのでしょうか。

1.残念なことに、B選手はA選手に負けて二位だった。
2.B選手はわずかな差で敗北した。技術の高さに負けたのではなく、この日、本当に付いていないのだと思う。惜しい!一応二位をとったが、受賞台に立っていたB選手は、さぞ何ともいえない気持ちになっただろう。

 ほかに良い書き方がありましたら、教えていただけないでしょうか。自然な日本語の文章を書きたいと思いますので、よろしければ質問文の添削もお願いできると有り難く思います。

A 回答 (14件中1~10件)

◇<A選手>に関して、4以外は、意味は通じますが全て不自然な表現です。


1、
・「とった」という言葉を使えるのは、ゲーム性のあるサッカーや野球などで『首位をとった』、あるいは格闘技などで『チャンピオンベルトをとった』などという場合だけでしょう。
尤も、この場合であっても『首位に立った』『首位の座に返り咲いた』『チャンピオンベルトを手にした』『チャンピオンの座を奪った(奪い返した)』などの方が自然な表現になります。
・『A選手はチャンピオンになった。』とするのが良いでしょう。
ただ、一位の選手をチャンピオンと呼ぶ競技は限定されてくるでしょう。(詳しくないので私には特定できませんが)

2、
・「占めた」というのは「独占した」という意味ですから、『リレー部門では距離を問わず中国が第一位を占めた。』などと言う場合に使うことになると思います。
つまり、「占める」という以上、複数の競技が必要になるということです。
・また、「【第】一位」というのは、以下に「第二位・第三位・・・」について述べられるという暗黙の意図がある場合に使うように思います。
ですから、「第一位」という表現を使うのは、「A選手は第一位です。」でも間違いではありませんが、『第一位はA選手です。』という場合が多いだろうと思われます。
・A選手個人のことのみを言うのであれば、
『A選手は(が)一位になった。』と表現するのが最も自然です。

3、
『A選手は一位になった。』
『A選手は一着になった。』
『A選手は一位の栄冠を手にした。』
『A選手は待望の(念願の)金メダルを手中にした。』
などとするのが良いでしょう。

4、
自然な表現だと思います。

5、
・「最後まで笑った」という表現は誤りと言っていいでしょう。
「まで」という言葉を使っているため、「笑い続けた」あるいは「出場した全ての競技で毎回のように一位になり続けた」という意味になってしまうからです。
・『A選手は最後に笑った。』であれば意味は通じます。
但し、「最後に笑った」というのは、それまでは笑えるような成績を出せなかった、つまり成績が悪かったという意味です。
例えば、調子が出ず最下位の記録でギリギリ予選を通過したが決勝では一位になった。
などという時のように、【逆転のニュアンス】を表現する場合に限定して使われるべきです。

◇<B選手>
1、<残念なことに、B選手はA選手に負けて二位だった。>(○)
・自然な表現でしょう。
・『残念なことに、B選手はA選手に敗れて(やぶれて)惜しくも二位だった。』
『B選手は善戦したが、A選手に後一歩及ばず僅差で二位だった』
などと表現することもできそうです。

2、
a.<技術の高さに負けた>(△)
・「高さに負けた」というフレーズが多少不自然に響くかもしれません。
また、直前で「敗北した」ことを述べていますから、可能であれば「負けた」という表現は重複を避ける意味で使わないほうが良いでしょう。
・『技術の高さに屈したのではなく』(○)
『技術的に差があったわけではなく』(◎)
『技術的に劣っていたわけではなく』(◎)などとするのが自然だと思われます。

b.<この日、本当に付いていないのだと思う>(△)
・「技術はしっかりしているのだから他の日であればこんな事はなかったはずだが、【この日】に限って言ってみれば付いていなかった。」という意味でしょうから、「この日」を主題に取り上げるという意図で、「この日【は】」とした方が読点も不要になりますし、ずっと自然な表現に聞こえるようになります。
・また、ここはきちんと「付いていなかった」と過去形にすべきでしょう。
・『この日(今日)は本当に付いていなかったのだと思う』
とするのが良いでしょう。
但し、「この日」が「今日」に限定される場合で、なお且つまだB選手の出場する競技が残っているのであれば、時間的に過去であっても「今日は本当に付いていないのだと思う」と現在形の表現の方が適切でしょう。

c.<一応二位をとったが>
・間違いではありませんが「二位を【とった】」という表現は、ややゲーム性のある勝敗を連想させます。
『一応二位にはなったが』としたほうが良いでしょう。

d.<受賞台に立っていたB選手は、さぞ何ともいえない気持ちになっただろう。>
・日本では『表彰台』の方が一般的です。
・「なった」は動作の始まりです。
原文のままだと、B選手は表彰台に立っていたので何とも言えない気持ちになったことになります。
二位が決定した段階で「何とも言えない気持ち」は芽生えたはずですから、その時点の表現として「気持ちになった」と使うのは良いでしょう。
しかし、表彰台に立つ頃はその気持ちが継続している最中ですから、「気持ちであった」あるいは「気持ちだった」とするほうが自然です。
・また、表彰台に立つことによって台の高低を実感したB選手が、改めて悔しい気持ちを再認識したというニュアンスを含ませたいのであれば、「表彰台」を際立たせる意味で「立っていたB選手」よりも、立つ瞬間の気持ちを捉えるという意味で「立ったB選手」とする方が良いかもしれません。
・『表彰台に立った(立っていた)B選手は、さぞ何ともいえない気持ちだった(気持ちであった)だろう。』

◇<ご質問文の添削>
1、<作文を書くときにフレーズが足りないので>
正確に言うと「フレーズが思いつかない」ということになると思います。
『作文を書くときに、なかなか良いフレーズが思いつかないので』
とすると自然な表現になります。
2、<A選手は一位になったという意味を表したいのですが>(○)
間違いではありませんが、「表したい」の替わりに「表現したい」とした方が自然な印象を受けます。
また、「なったという意味」の替わりに「なったということ」を使うと重さが取れて文が軽くなります。

3、<次の書き方で>(○)
例が複数あるので、『次のような書き方で』(◎)とした方が良いでしょう。
「ような」というのは曖昧さの表現ですが、これを使うことによって「何か特定されたひとつ」というニュアンスを避けることができるのだろうと思います。

4、<中国語にはこのような言い方をします。>(×)
『中国の人はこのような言い方をします。』(○)または、
『中国語にはこのような言い方があります。』(◎)
としたほうが良いでしょう。

5、<B選手はA選手に負けて二位になった時に、次の書き方で自然なのでしょうか。>(×)
・「は」を使って「B選手【は】」と、一旦【主題の提供】をしてしまうと、新たな主語(隠れ主語を含みます)が現われるまで全ての述語の主体はB選手ということになってしまいます。
つまり、「B選手は次の書き方で自然なのでしょうか」という文が成立してしまうのです。
「は」を使うのであれば、
「B選手はA選手に負けて二位になったとします。」と一旦文を区切って、「その場合は、次の書き方で自然なのでしょうか。」と続ければ良いでしょう。
・これまでは一位の場合に関して書いてきました。次は二位のことを主題にします。
という意味で、「二位に~なった時に」ではなく「二位に~なった時(に)は」とすると、かなりネイティブに近い表現になります。
こうすると、以下の文は「二位になった時のこと」が主題になるわけですが、「二位になったのは誰か」ということを【特定(強調)する】ために、「B選手【は】」ではなく「B選手【が】」としておく必要があります。
・A選手のところで「自然なのでしょうか」という表現を使っているので、替わりに「良いのでしょうか」としたほうが、くどくならずに済むかもしれません。
・まとめると
『また、B選手がA選手に負けて二位になった時(に)は、次のような書き方で良いのでしょうか。』(○)のようになります。

6、<ほかに良い書き方がありましたら、教えていただけないでしょうか>
・「添削をした結果として良い文を示していただけるとは思いますが、私の原文とは全く関連が無くても結構ですので良い書き方がありましたら、教えてください。」
という意味だと思いますが、原文のままだと、「ある一つの良い書き方がすでにあって、その他に良い書き方があったら教えてください。」という意味になります。
ご質問の段階では、まだ「良い書き方」が明確に示されていないわけですから、「他に良い書き方が~」と言うのは不自然な印象を与えます。
「他に【も】良い書き方が~」とすることで、「添削で示していただけると期待している良い書き方の他にも~」という意味が表現できます。
・また、【(自然なの)でしょうか】という言葉をすでに2回使っているので、なるべく避けるのが理想です。
とはいえ、末尾で【と思います】という表現も使っています。
別の似たようなニュアンスで【助かります】という表現を使ってみてください。(頻繁に使うと卑下している感じが濃厚になってしまうので、あまりお勧めしませんが)
ただ、この「末尾の締め方」は私も含めたネイティブでも平気で重複表現をしてしまいますし、あまり神経質になる必要はないでしょう。
あくまで「ベター」という程度でお考え下さい。
・まとめると、以下のようになります。
『私のメモ内容に関連しなくても結構ですので、他にも適切な表現がありましたら併せて教えていただけると助かります。』

この回答への補足

 申し訳ありませんが、まだすっきりしていない箇所についてもう少しお聞かせください。

><A選手>に関して、4以外は、意味は通じますが全て不自然な表現です。

>また、「【第】一位」というのは、以下に「第二位・第三位・・・」について述べられるという暗黙の意図がある場合に使うように思います。

 文章を書くときに、「に関して」は「について」より改まった表現なのでしょうか。私はよく「について」を使いますが、日本の方は「に関して」を多用するような気がします。上記の文の中の「に関して」と「について」は交換できるのでしょうか。

>『また、B選手がA選手に負けて二位になった時(に)は、次のような書き方で良いのでしょうか。』(○)のようになります。

 「良いのでしょうか」の箇所で、「よろしいのでしょうか」を使っても良いのでしょうか。ばか丁寧の感じがされるのでしょうか。

>「添削をした結果として良い文を示していただけるとは思いますが、私の原文とは全く関連が無くても結構ですので良い書き方がありましたら、教えてください。

 「教えてください」で、もう十分でしょうか。「お教えください」にしたら、変に聞こえられるのでしょうか。

 お時間がある時いつでも良いので、もう一度教えていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

補足日時:2006/02/24 23:37
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても詳しいです!知らない新表現がたくさんあり、大変参考になりました。質問文への丁寧なご添削にも感謝いたします。添削理由も書いていただきどこが間違っているのかよく理解できました。同じ間違いをしないよう心がけます。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/24 23:58

#13です。

質問をたてさせていただいて、良い回答をいただけたようなので、お知らせいたします。
(下記URLご参照ください)

基本的には#3さんのご回答に同感する部分が多いです。
特に丁寧語として
「こんな言い方をしたら,変に聞こえますでしょうか」という表現が腑に落ちました。
#4さんの
「こんな言い方をしたら、変に思われるでしょうか」という表現は、「単語の変化・活用」ではなく「話しの内容」について述べる場合には頻繁に使われる表現で、最もネイティブらしい表現だと思います。
同様の意味で、#5さんからも基本に関わる貴重なご意見と共に多数の例文も賜りました。
また、#1さん、#2さんのご回答も上品な表現と言えると思います。
ぜひご参考になさってください。

awayuki_chさんに回答させていただく段階で、あやふやだった箇所が明確になったり、自分の未熟な部分に気が付いたりして、非常に勉強になります。
ですから、どうぞご遠慮なさらずに、納得いくまでご質問していただきますようにお願いをしておきます。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1992023
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この回答へのお礼

 参考ページのご質問を拝見しました。ありがとうございます。「このように申し上げると変に聞こえますでしょうか」(謙譲+丁寧)のような解決方法はすばらしいと思います。また、「気に障る」、「変に思われるでしょうか」などの尊敬語表現、および基本に関わるご助言も大変参考になりました。日本の敬語は難しいですが、使いこなしたいと思いますので頑張ります!
 心より御礼申し上げます。

お礼日時:2006/02/26 16:33

#12です。

ご返事ありがとうございます。
>どうして、hakobuluさんは「『聞こえる』というのは自動詞なので、【聞こえられるのでしょうか】ではなく」と思われるのでしょうか。
:申し訳ありません。
ご指摘のとおりで、「聞こえる」が自動詞であることと、「聞こえられるのでしょうか」が不自然な表現であることに関係はありませんでした。
知ったかぶりをして、慣れない文法用語を操ろうとしたばかりに大変失礼しました。
お恥ずかしい次第です。
「藪をつついて蛇が出た」あるいは「雉も鳴かずば撃たれまい」といったところです。

ただ、「聞こえるのでしょうか」としなければならない点は変わりません。
多分、<変に聞こえるのでしょうか。>の主語は、隠れていますが『お教えくださいという文は』ということになるからのように思います。
文に対して敬語は不要ですから、「聞こえるのでしょうか」という表現が適切ということになるように思います。

ただ、丁寧語という観点からは多少疑問が残ります。
これについては質問を立てますのでご参照下さい。
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この回答へのお礼

 昨夜夜分遅くありがとうございます。「変に聞こえるのでしょうか。」の主語は「文」でしたね。私は「あなた」と間違えました。納得できました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/26 15:23

#8です。

ご返事ありがとうございます。

1、>「に関して」は「について」より改まった表現なのでしょうか。
:特に厳密な区別を意識して使い分けているわけではありません。
学問的な根拠に基づいて述べる力が無いのが残念ですが、あえて言えば『について→主に直接的な事柄について』『に関して→間接的な関連も含む』といった個人的な印象があります。
「A選手に関して」と言った場合は、例えばA選手の奥さんのことについて触れていても不自然ではないような気がします。
「A選手について」と言った場合、奥さんのことを持ち出すのが誤りだというわけではありませんが、A選手自身の事について語られるという予測をされるのが普通でしょう。
・今回のケースでは、「A選手について」と置き換えても特に不自然ではないと思います。
ただ、より適切には
『<A選手>について述べた文で、』、または『<A選手>に関する文で、』とした方が良かったかもしれません。

・<「第二位・第三位・・・」について>の場合、「第一位はAさん」「第二位はBさん」「第三位はCさん」という単純な事実だけを述べる想定なので、『について』という表現が適当だろうと思います。
ここで、「に関して」という言葉を使うと、「単純な、あるいは直接的な事柄以外の何か」を意図しているのだろうかと期待されるニュアンスが含まれるような気がします。
・色々重箱の隅をつつくようなことを述べてきましたが、あくまで個人的な感覚で、普段何気なく使っている言葉の意味を考えてみた結果です。
特に神経質に使い分ける必要性はあまり無いでしょうから、気楽に捉えていただいて差し支えはないと思います。

2、>「良いのでしょうか」の箇所で、「よろしいのでしょうか」を使っても良いのでしょうか。
:より丁寧な表現です。
続けて同じ表現を使うのでなければ不自然には感じないでしょう。

3、>「教えてください」で、もう十分でしょうか。「お教えください」にしたら、変に聞こえられるのでしょうか。

・「教えてください」は、確かに特に丁寧な表現ということにはなりません。
ただ、このサイトを通じてすでに皆さんとも友人としての関係が強まってきている印象があるので、「教えてください」という丁寧語を使わない表現のほうが親近感の表明になるようにも感じます。
・「お~下さい」は非常に丁寧な表現ではありますが、同時にかなり改まった硬い表現でもあります。
良し悪しは別にして、非常に礼儀正しく聞こえることは確かです。
公式な依頼や、非常に重大なお願いをする必要がある時には適していると思います。
・awayuki_chさんが原文でお使いになっている「教えていただけないでしょうか」という表現が、最も無難かもしれません。
・また、「聞こえる」というのは自動詞なので、【聞こえられるのでしょうか】ではなく『聞こえるのでしょうか』としましょう。

この回答への補足

 たびたび本当に申し訳ありません。

>「『教えてください』で、もう十分でしょうか。『お教えください』にしたら、変に聞こえられるのでしょうか。」

>また、「聞こえる」というのは自動詞なので、【聞こえられるのでしょうか】ではなく『聞こえるのでしょうか』としましょう。

 私の書いた補足文までもご丁寧にテェックしていただき心より感謝しております。『聞こえられるのでしょうか』は『聞こえるのでしょうか』の尊敬語のつもりでした。「行く」の尊敬語としての「行かれる」、「起きる」の尊敬語としての「起きられる」に似ているようなものでした。どうして、hakobuluさんは「『聞こえる』というのは自動詞なので、【聞こえられるのでしょうか】ではなく」と思われるのでしょうか。

補足日時:2006/02/25 23:43
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この回答へのお礼

 早速のご返事ありがとうございます。「に関して」と「について」のご助言はとても助かりました!「に関して」と「について」が含まれる文を読んだら、いつも多少違うがあるような気がします。確かにhakobuluさんのおっしゃった感じがします!これから神経質にならないように使います。理解しやすいご回答に感謝いたします。「良いのでしょうか」と「教えてください」の件も非常に大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/25 23:27

いつも熱心な様子に頭が下がります。


補足に対する回答です。
>「断トツ」はどういう意味でしょうか。「絶対」の意味なのでしょうか。辞書を引きましたが、見つけませんでした。<

「断トツ」
そうでした。これは分からなくて当然ですね。
意外によく使われるのですが、辞書には載っていないかもしれません。
→「断然のトップ」の省略、「断」「トッ」→「断トツ」だと思います。
また、このように「断トツ」的な表現には、
★圧倒的な大差
★大差のブッチギリ(これは競馬、競輪などに使用)
★圧倒的な差をつけて
★影も踏ませず
★楽勝で
★相手を寄せ付けず
など、まだまだたくさんあります。

もう一つ気になる言葉「最後に笑う」に関してですが、
これは「最後に笑うのは俺だ!」などとして使いますが、勝利を表す表現として「最後に微笑むのは私だ」としては使いません。
「最後に」に付くのは「笑う」なのです。
「最後に笑った」「最後に笑う」は、「にっこり笑う」という動作・行為・表情などを言うのではなく、慣用句として「勝つ」を意味しています。

「微笑む」のは「勝利の女神」であって、勝者ではありません。
「最後に微笑んだ」「最後に微笑む」とは、「勝った」ことを意味するのではなく、本当にレースなどの最後に微笑んだということになります。やっとレースが終わってかすかに微笑むとかであって、勝った事を意味する表現とはなりませんのでご注意を。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。「断トツ」は「断然のトップ」の省略なんですね。また、「断トツ」的な表現もいろいろ拝見できて、とても嬉しいです。「最後に笑う」のニュアンスは中国語と同じです。ご安心ください。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/25 22:54

No3の補足に対する回答。


他の方が「日本人は最後に微笑む」と書いていますが、伝統的にはそれでよろしいです。勝負中は真剣なので、また神経質になっているのか、笑う余裕もないのが本当なのかもしれません。西欧の人から見て、「日本人は何を考えているのかわからない」態度のひとつである日本古来の「美徳意識」で説明できる部分もあるかもしれません。しかし、現在進行中のトリノ冬季オリンピックを見ていると、予選通過ごとに素直に微笑んでいます。日本人も喜びを素直に表に出すように変わってきたのかな。
さて、「ほほえむ(smile)」は文中の根幹をなす動詞と解釈して正解です。この過去形が「ほほえんだ(smiled)」となります。「挟む→挟んだ」や、「軋む→軋んだ」も同様で、「む」で終る動詞の過去形は「む」を発音しやすいように音便形「ん」とする例が多いです。英語の定形活用のように"-ed"をつけ足して済せるものではありません。

さて「笑った」についてですが、中国語→日本語の翻訳を読むと、大声をあげて豪快に笑ったのではなく、英語のsmileと同じ状態と推測します。
何位の選手であれ、全力を出し切って自己最高の記録を樹立できれば、それは当人にとって、とても嬉しいことですから、負けても微笑みますしガッツポーズもします。国によっては入賞はおろか、金メダルを取らなければいけない債務を負わされている選手がいるなか、日本人のこの精神面の表現は特異なものではなく、日本人も国際的になったんだなー、と思います。以前だったら、負ければ切腹ものですからね。
低記録でも相手に勝つか、負けても自己最高記録が出せれば「微笑む」のが最近の日本人のようですが、中にはサムライのような日本人がいるのも否定できません。これはトーナメント形式の柔道軽量級に実例があり、金メダルを確信していたために、勝ち上がっている途中は当然のような顔をして笑わないのです。これを「慢心」というのでしょうか…。
優勝を期待されていた選手が二位、三位…に甘んじてしまった場合は、「笑った」はないですが、初参加の新人が「勝つ」または「自己最高記録」の場合は素直に喜ぶと解して間違いありません。

「だったろう」についてはタイプミスでもなく、「だっただろう」でもよろしいです。しかし、発音してみてごらんなさい。日本人でもうまく舌がまわりません。そこで二番目の繰り返し「だ」を省略することがあります。口語では「だったろう」、文語では「だっただろう」と解釈していただければOKです。
今後も口語体と文語体の使いわけを念頭に置くと、意外に早く解決の糸口がみつかるかと思います。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。「ほほえんだ」は「ほほえむ」の過去形でしたね。恥ずかしかったです…「笑った」のことも「だったろう」のこともいろいろ教えていただきとても参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/23 02:48

AWAYUKI_CH さん こんにちは。


早速お答えします。

1.A選手はチャンピオンをとった。
→A選手はチャンピオンになった。
→A選手はチャンピオンベルトをとった。
2.A選手は第一位を占めた。
→あまり言いません。
3.A選手は一位を占めた。
→あまり言いません。
4.A選手はやっとあの貴重な金メダルを獲得した。これは長年の努力の成果だ。
→A選手はついに金メダルを獲得した。これは長年の努力の成果だ。
→A選手はやっと念願の金メダルを獲得した。これは日頃の練習の賜物(たまもの)だ。
→A選手はついに夢にまで見た金メダルを獲得した。これは彼の日頃からの血の滲む猛特訓のおかげです。
*たしかに金メダルは「貴重な」ものですが、金メダル獲得の時に「貴重な」はあまり使われせん。(もちろん間違いではありません)
*スポーツの場合、もちろん「努力・努力・努力」です。しかし、このような場合の表現には「努力」も使われますが、「練習」「鍛錬」「猛特訓」「猛練習」などの言葉が使用されることの方が多いと思います。
5.A選手は最後まで笑った。(中国語にはこのような言い方をします。)
→A選手は最後に笑った。
→A選手は最後の最後で笑った。(このような表現もあります)
*A選手は苦戦を強いられ、もう勝てないかと思われた。しかし、最後の最後に逆転勝利。最後に笑ったのはA選手だった。
*(「最後まで」では最初から最後まで笑っていた事になり、断トツで勝ったような時に使われるかもしれませんが実際には目にしません)


1.残念なことに、B選手はA選手に負けて二位だった。
→これでも大丈夫です。
→残念なことに、B選手はA選手に負けて二位に終わった。
→残念なことに、B選手はA選手に僅かに及ばず二位に終わった。
→残念なことに、B選手はA選手の僅差(きんさ)の二着に敗(やぶ)れた。

2.B選手はわずかな差で敗北した。
→これでもOK
→B選手は僅差で敗れた。
→B選手は敗れたがその差は僅かだった。

3.技術の高さに負けたのではなく、この日、本当に付いていないのだと思う。
→技術の差で負けたのではなく、この日、彼はツキに見放されたのだと思う。
→力の差で負けたのではなく、ツキが無かったのだと思う。
→力の差というより、運が無かったとしか言いようが無い。
4.惜しい!一応二位をとったが、受賞台に立っていたB選手は、さぞ何ともいえない気持ちになっただろう。
*「惜しい!」でも良いのですが、実況放送ではないので、競技も終了したこともあり、「惜しかった!」と過去形にした方が良いのでは?
*「一応二位をとったが」は後に続く言葉などから考えると、「一応二位をとるにはとったが」とすると、「とったが」とするよりも更に残念さが強調される表現になります。
*受賞台はあまり使われません。日本では「表彰台」が使われます。
*「何ともいえない気持」は何とも言えない良い気持」とのイメージがあります。
ここでは、素直に「悔しさで胸一杯だった」、「口惜しい思いで一杯」とか、「悔やんでも悔やみきれない気持」とか「泣いても泣ききれない気持」「言うに言われぬ気持」などが良いと思います。
*「表彰台に立っていたB選手」と過去形にするのではなく、「表彰台に立っている時のB選手」とか、「表彰台に立ったB選手」、または「表彰台のB選手」などが良いと思います。
*「気持になっただろう」は間違いです。
ここは、「気持だったであろう」「気持だっただろう」「気持だったのではないだろうか」が自然です。

☆惜しかった!一応二位をとるにはとったが、表彰台に立っているB選手は、さぞや泣いても泣ききれない気持で一杯だったのではないだろうか。

最後に、(中国語にはこのような言い方をします)という表現は間違っています。
→中国語にはこのような言い方があります。
→中国にはこのような言い方があります。
→中国語ではこのような言い方をします。
→中国ではこのような言い方をします。

以上です。頑張って下さい。

この回答への補足

 毎度お世話になります。
 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。豊富多彩の表現が拝見できて非常に嬉しいです。「一応二位をとるにはとったが」、「ツキに見放されたのだ」などの表現がとても気に入ります。大変参考になりました。質問文の添削にも感謝しております。今後気をつけます。
 本当にありがとうございました。

補足日時:2006/02/25 00:24
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この回答へのお礼

 申し訳ありませんが、回答文の中で理解できない箇所についてもう少しお聞かせください。

>「最後まで」では最初から最後まで笑っていた事になり、断トツで勝ったような時に使われるかもしれませんが実際には目にしません

 「断トツ」はどういう意味でしょうか。「絶対」の意味なのでしょうか。辞書を引きましたが、見つけませんでした。

 お時間がある時いつでも良いので、もう一度教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します。

お礼日時:2006/02/25 00:17

#6です。


5.A選手は最後まで笑った。
についてですが#4さんが挙げておられるように
「最後に笑った」という表現があります。これはスポーツでは優勝することと同じでしょう。すくなくとも、予選を通過したくらいでは使わないと思います。
スポーツ以外でも(いまは辛いが)最後に笑うのはわたしだ。といういい方もあります。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。スポーツ以外でも最後に笑うのはわたしだ。といういい方もあるんですね。非常に助かりました!
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/24 01:53

例によって、まったくの私見ですが、


1.A選手はチャンピオンをとった。

  A選手はチャンピオンになった。
  A選手はチャンピオン・フラッグをとった。
 「チャンピオンをとった」といういいかたはしません。

2.A選手は第一位を占めた。

  A選手は第一位にランクされた。
  ○○選手団は表彰台を独占した。
 他者と比較して第○位ということはあると思いますが、首位という位置をあらわす意味では聞きなれません。(特にスポーツでは)

3.A選手は一位を占めた。

  A選手は一位に輝いた。
  A選手は一位の栄誉に輝いた。
 2もそうですが、この場合「占める」がそぐわなく感じます。事実だけを述べることが「冷たい」と感じさせてしまうのでは?
 もっと感情をこめたいい方をすると思います。
 
4.A選手はやっとあの貴重な金メダルを獲得した。これは長年の努力の成果だ。

  A選手は念願の金メダルを獲得した。これは長年の努力の成果だ。
 「やっと」「あの」「貴重な」はないほうがすっきりします。かわりに「念願の」でどうでしょうか。

5.A選手は最後まで笑った。
 これと同じ言葉ではありませんが、「最後まで」「笑った」をつけることで修飾することは、日本語にもあります。
 A選手は有終の美をかざった。(A選手にとって好結果を記録している)
 A選手は最後まで笑顔を絶やさなかった。(優勝を前提にしていません。)

B選手に関しては、問題ありません。
A選手関係の短文より、ずっと日本語らしいと思います。

また、勉強させてもらいました。
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。同じ意味を表すのに表現が豊富ですね。すばらしいです!大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/24 01:45

1.(A選手=チャンピオン)


A選手はチャンピオンになった。(チャンピオンとなった)
A選手はチャンピオンシップを獲得した。
A選手はチャンピオンにまで上り詰めた。
(なお日本語では「チャンピオン」ということばは,ボクシング(拳闘)やテニスなどのような対戦型競技で勝ち残った選手権保持者というようなときに使われることが多く,陸上競技大会などで成績が1位の選手のことを表す用語としてはあまり用いられないようです)

2.A選手は第一位を占めた。
3.A選手は一位を占めた。
(一人の選手が,優勝した,一位になった などのときに,「占めた」とは言わないようです。)
例文:「長野オリンピックではジャンプ競技で1位から3位までを日本選手が独占した。」

(5)A選手の上に勝利の女神が微笑んだ。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。「チャンピオン」の使い方がよく分かりました。「上り詰める」、「独占」などの動詞は知りませんでした。いろいろな書き方を教えていただき大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/24 01:34

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