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人類は男性よりも女性が小さいです。
一方で自然界では、メスがオスより大きいのは珍しくありません。
どうして人類は女性が小さいという選択をしたのでしょうか?
またいつごろからそうなったのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

 雌雄で大きさや姿形が違う(クジャクのように)ことを、性的二型と言います。


 性的二型は雌雄に別の淘汰圧が働いていたため、と考えられています。
 クジャクの場合、繁殖相手を選ぶ行動はメスがオスを選ぶ、という形で行われます。メスは代々、より尾羽が長くより色鮮やかなオスをより好みしてきたのではないか、というのです。これがあまりに長い間続いたため、オスだけあのような姿に進化し、メスはもとの地味な姿のままだった、と考えられています。
 もしこれがオスがメスを選ぶようになれば、メスのほうが今のオスクジャクのような姿をしていたかもしれません。
 このように、雌雄の間で選別があるために性的二型が生じることを異性間競争、とします。

 性的二型にはもう一つあり、前述のクジャクなどとは違い、同性間で競争が起きている場合です。
 シカのオスなどは皆、成熟すれば非常に大きく立派な角を蓄えます。あるいはキバを持っています。しかしメスの角やキバはあまり大きくないか、あるいはまったく持っていません。
 これはメスを巡ってオス同士が闘争するため、体が大きく、より有利な武器を持っていたほうがメスを多く獲得したため、オスのみメスより体が大きく、腕力も強く進化した、と考えられています。
 一夫多妻制の動物ほど雌雄の体の大きさが違うと考えられており、有名なのはゾウアザラシでしょう。教科書的な本には必ずといっていいほどでてきます。
 このゾウアザラシのオスはメスの約8倍の体と大きなキバを持っており、数十頭からときには数百頭を超えるメスの群れを獲得するために、オスは非常に激しい闘争に勝ち残らなくてはなりません。
 このように性的二型はその動物の繁殖システムと密接な関係があります。
 哺乳類ではこの性的二型はほとんどがオスが大きく、腕力がある、という形で存在します。
 この理由は単純にいうと、メスのほうが繁殖にかかるコストが高いためです。このため哺乳類はほとんどもれなく、オスはメスを巡って競争する形になっています。従って哺乳類でメスより小さなオスというのはあまり聞きません。

 逆に、ご質問にあるような、オスのほうがメスより小さい動物です。たとえば猛禽類はほとんどが、メスのほうがオスより大きい生き物です。
 これは彼らの多くが一夫一妻制であること、卵を生むのはメスであること(鳥の卵は成体の体と比較するとかなり大きなもので、体が大きいほうがたくさん無理なく産めます)オスは小回りが利くため、もっぱらヒナに食事を与える際に小さな獲物(=大きな獲物よりたくさんいる)を頻繁に持ち帰るほうが合理的だから、等考えられています。

 他にもオスよりメスのほうが大きい生き物には、魚など卵を生むものが多いようです。卵をたくさん生むためには単純に、体が大きいほうが有利だからです。
 しかし、やはり卵をたくさん作るのには時間もコストもかかりますので、その動物の繁殖システム上なんらかの理由があって雄の間に競争が少なければ、オスよりメスのほうが大きいか大きさに違いがない生き物が多くなるようです。
 深海に住むチョウチンアンコウのように、オスが極端に小さくなることで合理的な繁殖を獲得した生き物もいます。
 他にもたとえばクマノミはイソギンチャクに住み縄張りが制限され、なおかつ性転換する魚であるため、群れの中でもっとも大きな個体が雌になります。次にもっとも大きな個体がオスとなり、卵を生みます。
 最後に、メスがオスを巡って闘争する生き物の場合です。この場合も卵を生む動物が多いようです。鳥や魚の一部には、メスは卵を生んだあとにどこかへ行ってしまい、残ったオスが世話をし子供を育てる、という生き物がいます。
 こうした種では手の空いたオスを巡ってメス同士で競争をしますので、これまたなんらかの他の理由があってオスのほうに体が大きくなるような淘汰圧がない限り、闘争に有利なようメスのほうが体が大きいようです。

 長くなっていますね。
 人間の場合、体格差はゴリラやチンパンジー、化石から考えられる猿人の雌雄の大きさとくらべると差は小さいほうなのですが、やはり文化や人種を問わず性的二型が認められる生き物です。
 人間もやはり体格差や繁殖システム、また古代から女性が貢ぎ物や戦利品の一つであることなどを考えても、女性を巡って男性が争う生き物なので男性のほうが体が大きいのではないかと考えられます。
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『Newton』 2006年02月号


上の雑誌を図書館などに行って読んでみてください。
たしか男女の身長差についての遺伝的な説明があったはずです。
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人間は一般に、性染色体がXXであるメスと、XYであるオスがいます。


遺伝子の
X染色体にも体を大きくする要素が含まれていますが、
Y染色体に、それに加えさらに体を大きくする要素が含まれています。

だから染色体異常でXXYとかの人は体が大きくなる可能性が高く
OYやOXなどの人は小さくなる可能性が高いといわれています。

一般に体が小さい方が基礎代謝に必要な消費カロリーが少ないので
食糧が豊富ではない環境下で生存するには有利です。
一方
体が大きい方が概ね力が強くなります。
食糧獲得のためには力が強い方が有利です。
また交配相手を得るために争う場合にも力が強い方が有利です。

以上のことより
人間は、生存競争に勝ち残るため、
オスはより大きいものが生き残りやすく、
メスは小さくても良かったのだが、
その遺伝的形質をオス親からも受継いだために、
それなりに大きくなったという風に考えられます。
その証拠として、原始人の体躯が現代人よりかなり小さいのはご存知かと思います。

逆にメスの方が大きい場合の理由としては、
卵や仔をたくさん産まなくてはならないとか、
オスによる食糧確保が期待できず、自身がより強いものである必要があるなどが考えられます。
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哺乳類は、だいたい、メスの方が小さいのではないでしょうか?


メスの方が大きいのは昆虫とかではないでしょうか?
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全くの自論ですが・・・。



本来、生物が生きる最大の目的は自分の子孫を残すことと考えます。逆にそれ以外の目的はないんじゃないかな?と思います。
多くの生物はメスがオスを選びます。メスは免疫力が強い子孫を残そうとします。人間であれば屈強な男ほど免疫力が強く感じられます(また、狩猟時代にあっては子育てに必要な食料をたくさん持ってきてくれそう)。現代であれば社会の変化により体の大きさだけで判断はしないでしょうが。

では、なぜ女は小さいのか?
「大きくなる必要がないから」ではないでしょうか?
必要以上に筋肉があったって妊娠出産には不都合なだけですからね。
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全くの想像ですが、食物連鎖の下のほうにいる、つまりいっぱい子供や卵を産まなければならない生物はメスのほうが大きい気がします。


食物連鎖の頂点に立つ人間やライオンなどはオスが大きいのでは?
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全く自信が無いのですが



人類は狩猟民族だったと思います
その当時だって女性は非力だったでしょう

敵が現れた場合守るのは男性ですから
かくまったり時には抱えて逃げたりしなくてはなりません
その場合に重いより軽い方が身を守りやすいからでは
ないですか?

自然界には毒などの武器を持たない生き物達は
迷彩色などだけではなく
奇怪な容姿になっているハッタリでだけ
の昆虫も多いですからね
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