アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

通常に、「広田君と同じ意見があると思う」のような(動詞+と思う)形にしますが、「広田君と同じ意見があるだと思う」という短文が正しいでしょうか?もしかして正しかったら、違いをご説明ください!

A 回答 (2件)

結論から申しますと、「広田君と同じ意見があるだと思う」は、共通語(標準語)として正しくありません。

方言(おそらく東北弁、尾張・三河弁、北関東なども?)では、用いるかも知れません。
何はさておき、辞書を引きましょう。「だと」という見出し語は、載っていないのではなかろうかと思います(すべての辞書を調べたわけではありませんが)。
かの有名な哲学者(数学者)、デカルトは言いました。「困難は分割せよ」。このご質問も、「だと」を分解して単語に切り分けると、すぐ解決します。「だと」は、
断定の助動詞「だ」

引用の助詞「と」
です。なお、「だ」は、「形容動詞の終止形語尾。『きれいだ』など」であったり、「助動詞『た』が動詞連用形撥音便、およびイ音便に付く場合の音変化。『読んだ』など」である場合もあります。
それでは次に、各単語について説明します。

「だ」……助動詞。断定する意を表す。活用は「だろ|だっ・で|だ|(な)|なら|無し」。名詞、準体助詞「の」などに付く。「の」に「だ」が付く場合、話し言葉では「んだ」となることが多い。
(例文)
赤信号を無視して走るから事故を起こすんだ。

「と」……この場合は格助詞で、いわゆる「引用の『と』」。文や句をそのまま受けて、引用語句であることを表す。
(例文)
正しいという結論に達する。
「性は善なり」と孟子にもあるよ。

そこで、ご質問者の例文に戻って考えましょう。
(ご質問者の例文)
(1) 広田君と同じ意見があると思う。
(2) 広田君と同じ意見があるだと思う。

要するにですね、「引用の『と』」は「文や句をそのまま受ける」のだから、「と」の前で区切って、「その前の部分が文や句として成り立つか」を見ればいいわけです。
成り立つのは(1)ですね。「広田君と同じ意見がある」。これは文として成り立ちます。しかし、(2)は成り立ちません。「と」の前で区切ると「広田君と同じ意見があるだ」。これは訛ってますね。

去年、愛知万博があまりに混んでいたため、近くまで行ったが諦めて引き返しました。途中で、「あの人も行っただと思うだよ」という会話を耳にしました。共通語で言うと、「あの人も行ったと思うよ」でしょう。しかし、あの地元では「行っただと思うだよ」で正しいらしく、これはこれで味わいのある感じがします。
なお、「と」にはさまざまな用法があります。「引用の『と』」以外の場合は、以上の説明の限りではありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速ご回答いただき、誠にありがとうございます!

お礼日時:2006/03/24 11:35

「形容動詞だ(静かだ)と思う」・「名詞(休み)だと思う」


なら使えますが、「動詞だと思う」はおかしいですよね。
「あるんだと思う」と「ん」を入れれば使えますが…。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速ご回答いただき、誠にありがとうございます!
たいへん勉強になりました

お礼日時:2006/03/24 11:39

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!