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最近買った物の素材表示にABSとASがありました。この二つの違いは一体なんですか?というより一体どういう素材なんでしょうか?

A 回答 (3件)

回答内容は半分です。


参考URLをご覧ください。
当該素材が人体に与える影響などについては、他の方の回答をお待ちします。

参考URL:http://www.toynes.or.jp/nichi-sozai.htm
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高分子化合物という概念をご存じでしょうか。



一般にプラスチックと言われている物質で、
熱可塑性(加熱すると溶ける)のと熱硬化性(加熱するとかえって堅くなる)とうものがあります。

また、これらの高分子化合物は、原料となる物質(単量体という)の名称から付けられていることが多いです。

質問にあったABSとABはともに、熱可塑性樹脂と呼ばれるものです。それぞれについて、細かい説明をしていきます。ABSはASを改良して作られたものであるので、ASの説明を先に書きます。

「AS」
アクリロニトリル、スチレンの2種類の単量体を使って作ったもの。「共重合体」と呼ばれる。
性質は、衝撃に弱いが、原料の数が少なくて作りやすいことと言える。

「ABS」
アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの3種の単量体を使って作ったもの。「共重合体」と呼ばれている。これらの3種の英語表記の一文字ずつとって名称がつけられている。
性質は、ASに比べて、耐衝撃性(衝撃に対して強く成っている)がある。また、メッキがしやすい、強度がある、成形しやすいなど性質が優れているので、自動車、家電製品の外装などに広く用いられている。

なを、下にそれぞれの物質の化学式を示しておきます。

 アクリロニトリル
   CH2=CH-CN

 ブタジエン
   CH2=CH-CH=CH2

 スチレン
   C6H5-CH=CH2

蛇足ですが、C6H5はフェニル基を示します。つまりベンゼンから水素が1つとれた構造を示します。

こんな感じでいかがでしょうか。
tukitosan でした。
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この回答へのお礼

詳しいご回答有難うございました。高校生時代を思い出す化学式でした。

お礼日時:2000/12/26 11:24

補足ですが、両方とも'S'はスチレン樹脂を表していて、スチレン樹脂を改良したもので、それぞれに特徴があり、用途があります。


また、両方とも、熱可塑性樹脂(熱を加えると柔らかくなって変形後もその形を保持する性質を持つ樹脂)に分類されます。
樹脂とは、単純にプラスチックと解釈して良いと思います。

ちなみにABSは、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(Acrylonitorile Butadiene Styrene)の略称です。
特徴は、長期間使用できて、衝撃に強いことです。
用途は、冷蔵庫・テレビ・オーディオ機器などの外側などです。

またASは、アクリロニトリルスチレン(Syrene-Acrylonitrile)の略称です。(逆に表記されているのは何故か不明ですがISOではSANと略称されています)
表面が硬くて、耐熱性が高いです。
また、電気絶縁性も高いですのも特徴です。
用途は、使い捨てライター、化粧品容器、食卓用品などです。
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この回答へのお礼

具体的な使用例を挙げていただき、とても分かりやすかったです。有難うございました。

お礼日時:2000/12/26 11:25

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