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地方主権と地方分権は違うのですか?また、地方主権型社会とはどんな社会ですか?

A 回答 (2件)

 こんにちは。

行政に携わる者です。

 私見も混じるかとは思いますが、私の知りえる範囲で書かせていただきます。

○地方主権と地方分権の違い

・簡単に書きますと、「中央集権→地方分権→地方主権」と右に行くほど、地方の権限が強くなると考えていただければよいかと思います。

○地方分権から地方主権へ

・「地方分権」と言いますと、単に国の権限の一部を地方に移すといったことを表す場合が多いです。
 しかし、今後「地方分権」を大きく前進させるためには、「地方分権」を一歩進めて「地方主権」という考え方が必要であるということです。
 
・つまり、「分権」というと、あたかも国に属している権限を地方に分与する意味になりがちですが、自分たちの問題は自分たちで解決する権利と義務が存在していることが、すなわち地方に「主権」が存在していると言えると思います。

○地方主権方社会とは

・これまでの「中央集権」では、全国で画一的な行政・政治を進めざるを得なかったわけですが、「地方主権」間で進むと、地方ごとに異なったニーズに柔軟に対応出来るシステムの構築が可能となります。

・現在、地方自治体が地域の実情にあった政策を立案し実行しようとしても、国からの制約によって自由に出来ない状況になっています。
 つまり、いわゆる補助金行政で、国からの交付税や補助金がないと、地方の財政運営が出来ないわけで、これが国の地方自治への関与を生み出す元凶となっているのはご存知のとおりです。

・また、一方、自治体では、あまりに中央依存が長く続いたために、地方自治体が本来の自治体としての機能を失い、国あるいは都道府県の出先機関になってしまって、住民本位の問題解決を行う意欲や能力が低下しているともいえます。要するに、国に頼る方が楽だと言うことです。

・現在行われている「三位一体の改革」は、まさにその「地方分権」さらには「地方主権」を進めようと言うもので、国税を減らし地方税を増やすことにより、地方の財源を増やすことが目的の一つになっています。
 つまり、国からの補助がなくても財政運営が出来、その結果地方独自の施策が出来、さらに、地方の製作の立案能力を高めるとともに、これが大事なのですが、住民の参加というか、住民が政策立案の一翼をになうことが「地方主権」と言うことが出来ると思います。
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この回答へのお礼

やっぱり少し違うんですね。色んな事を教えて頂きありがとうございます。

お礼日時:2006/06/05 21:16

どちらから見るかの違いです。


中央から見れば分権。
地方から見れば主権。
つまり同じことですね。

〉また、地方主権型社会とはどんな社会ですか?
一番解りやすいのはアメリカのような国家ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

分権と主権は同じなんですね。勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/06/02 21:12

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