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明日診断したとして。排菌しているかどうか診断されるのに
どれくらい時間がかかるのでしょうか?

あとただの大学生の自分がどうにか自分で
排菌しているか調べることは出来ないでしょうか?

A 回答 (2件)

流れに沿って簡単な説明を。



顕微鏡の検査
・・・No.1さんの仰る通り、深部痰(カーッ、ペッではダメ)もしくは胃液を採取して、チール・ニールセンという特殊染色をして顕微鏡で観察します。
検査室の混み具合や病院のシステムを除けば、当日結果が分かります。技術的にはそう難しくありませんが、顕微鏡とプレパラート、染色用試薬等が必要ですので、検査室や研究室に出入りできる人間で、経験がある場合にしか自己診断は無理でしょう。
また、排菌しているかどうかは分かりますが、生きた菌なのかどうか、そして非定型抗酸菌(結核菌の親戚のような弱い菌と考えると簡単)というものとの区別がつきません。

遺伝子の検査
・・・採ってきた検体を使って、PCR法という手技で結核菌のDNAを増殖させて調べます。
技術的にはPCRの経験があればマニュアルに従ってできそうな気もしますが、専用のDNA片、DNA増殖試薬、薬品調合用の隔離装置、反応用加熱・冷却装置が必要ですので、結核菌を扱っている研究室に出入りしていない人間には施行は難しいでしょう。こちらも検査自体は一晩で終わりますが、通常は外部の検査業者に委託する病院が多いので、その場合には1週間程度の時間がかかります。
少ない量でもかなりの確率で検出でき、非定型抗酸菌かどうかを調べることが出来ます。しかし、死んだ結核菌も検出されてしまうのが難点です。

培養検査
・・・小川培地等の結核菌専用の培地に検体を塗りつけ、その育ち方を見ます。
顕微鏡と培地があれば出来ますが、培地自体がその辺で売っているものでもないですし、作るのにいろいろと試薬が必要です。結核菌は育つのに時間がかかるので、通常は1~2ヶ月の期間を要します。自分で施行して待っているというのはあまり現実的ではないですね。
検査の質としては、生きた結核菌そのものの存在を示すので、精度は最も高いと言えます。

結核の疑いということで治療を始めるのは1~2日から開始できますが、確定診断には1~2ヶ月を要する、学生が自分ひとりで排菌を確認するのは現実的に難しい、といった結論でしょうか。
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この回答へのお礼

チール・ニールセン染色もその染色用試薬がすぐ手にはいるかわかりませんし
PCR法は案外行けそうかと一瞬思いましたがやはり無理そうです。
小川培地などの培地を使った検査も厳しそうです。
理系なので行けるかと思いましたが現実はあまくないですね(笑
素直に病院に行こうと思います。
詳しく解答していただきありがとうございます。

お礼日時:2006/07/10 20:10

こんにちは。


検査は喀痰をガラスに塗って顕微鏡で見る検査は数時間で可能ですが、普通、病院で検査する場合、培養検査と合わせて一週間程の時間を頂くと思います。

自分で検査する場合ですが、培養検査は確実に無理、顕微鏡で見る検査はチールネルセン染色という方法を知ってて、顕微鏡の扱いに習熟し、顕微鏡や試薬がちゃんとある場合は出来ない事もありません。
しかし、実験室が必要(でないと試薬の調整や扱いが無理)なので、現実的に不可能でしょう。
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この回答へのお礼

やはり自分では無理そうですね…
明日にでも病院に行ってこようと思います。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/10 19:58

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