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設計士に設計を依頼して自宅を新築しました。外壁に木を廻したのですが暴れて酷いことになってしまいました。設計士も初めての材料で予想以上に水分を吸ったのが原因なのですが、冬の引渡しだったので建築士、工務店との間で春に責任をもって修復するとの
文書を交わしました。ところが春になって予想以上に問題があることがわかり設計士は外壁の張替えをすると方針変更。
しかし費用の問題がありいまだ解決できていません。工務店は部分補修には応じるが全面張替えは出来ないとの姿勢です。2月の引渡しから半年。ずっと待っているのですが本当に疲れました。こういった場合設計士はどういう責任をとるのでしょうか?
何方かよい解決法を教えて下さい。

A 回答 (8件)

私は以前に材木業、兼設計業、兼工務店というものを兼務していたときがあります。

ということもあり、材木の性質や経年変化というものは熟知しているのですが、通常の設計事務所の場合、デザイン性のみに拘ってしまい、素材の本質を全く知らない方が多く見受けられます。
また施工側も無垢の材料を不慣れな業者も多いので無垢材使用は経験が物を言います。
この場合、恐らく部分補修で終わってしまうケースが多く、また言葉は悪いので申し訳ございませんが、施主様の方の認識不足もあり、双方の責任ともいえるケースです。ある程度、ご自身で負担されることを止む得ないと思います。何か他にあればご相談下さい。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
さらに質問をお願いします。外壁に廻したのはタモ材で設計士の選択した塗料に問題があったとの事です。
塗料に関しては工務店と意見の相違があったようですが(後で聞いた事ですが)設計士が責任をもつということでそれを使ったのですが、結局問題が出て工務店との間でもめているのが実情です。
松材に張替えと一度は決まったのですが素材としてタモを外壁に使うのはどう思われますか?
色々な人に聞いてもタモは経験がないようで、普通は松か杉だろうといわれるのですが・・・
宜しくお願いします。

補足日時:2006/08/06 07:46
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私、工務店の現場監督をしております。

設計事務所と仕事をする場合、各先生方の意匠もありますが、だめなものはだめ!と言うのが施工屋の役割だと思いますが。確かに言える場合と言えない場合とがありますが、前者は、
構造上絶対譲れない部分や使う材料や材質等、後者は意匠について(色や建物のかたち等)(それでも著しく納まりが悪い時は別です。)
といった具合です。
しかしそれも監督員の裁量に寄るところが多いのも実情です。
今までの経験からいくと、設計事務所って責任はほとんどあって無いようなモノ。で自分の金は絶対に出さない。問題があった場合ほとんどが施工屋負担。(役所工事で管理者(設計事務所)と施工屋(工務店)の立場が明確になっていれば話は別ですが)
一般の方はテレビの影響もあって、建物を造るのは設計事務所と思っている方がほとんどでしょうが、実際の図面(施工図という)を興すのは
現場監督が引いているのであって、彼らの図面はたたき台でしかありません。それもどうとでも取れるあいまいな書き方で、実際工事が始まるとやたらと手間の掛かる事をいう・・・で追加工事は認めない、減額は細かく言う(ま、様は追加は施主に言いにくいが減額は大手を振って言えるって事でしょうね。)等々・・ま、全てがそうかというと誤解がありますが、全般的(特に意匠の凝った先生方はこの傾向が強い)にはそんな感じなので、責任はきっととらないでしょうね。(よほど設計段階での設計ミスなら別かもしれませんが・・そんな場合でも押し付けてくる設計事務所はざらですよ。)一応設計士の方も責任を認めている様ですが、実際の痛みは(補修費用ね)は施工屋負担となるでしょう。
施工屋の立場からすると、とことん設計事務所の管理者としての責任を
追求して欲しいですね。
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この回答へのお礼

そういうものですか?
実際の中身というのは、我々が抱いているイメージとは大分、違うのでしょうね。
設計士の方も、工務店の方も1年以上のお付き合いで
それなりに親しくなったので上手く纏めて何とかして欲しいと思っているのですがそれぞれに思うところが違っていて難しいようです。
ただ思ったのは設計の方は自分がこうしたい、という思いが強くて走ってしまうようですね。
デザイン性と使い勝手がよいというのはナカナカ両立しないものだとつくづく感じました。家と言うのは毎日の事ですから僅かな事が結構ストレスになりますね。ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/18 09:10

建築に関するものとして、民法、建築基準法、品確法などがあります。



工事未完成として、工事を完成させる義務は施工業者が先ず責任を負います。

また品確法では -構造上重要な部分と雨漏り関連の部位のみ適用- 請負契約については施工業者が責任を負うということが定められています。


旧四会連合規約(4つの建築関連団体で決めた業界標準規格)では、完成物件については、瑕疵担保責任が原則として施工業者が取ることになっていたようです(このため業界では原則として施工業者が責任を取るという慣習があります)。

以上のことから、一般的には施工業者が原則として保証すべき事項で、設計者が責任を負うことは少ないです。設計者が責任を負わなければならないのは原則として、設計上の建築基準法など法的な問題についてです。

但し設計上の問題により瑕疵が発生したことが明らかな場合は、設計契約上民法により設計者に損害賠償などができると思います。
また従来の慣習や品確法の考えからに基づいて、逆に施工業者に全て責任を負わせることもできます。そして施工業者は設計上の問題により受けた損害を設計者に損害賠償請求することもできます。

事例としてあげると耐震偽造事件の話があります。
品確法では売買契約については売り主がその責任を負うことになっています。そのためヒューザーやシノケンといったデベロッパーが買い手に対して責任を取ることになりました。品確法上では施工業者や偽造をした本人やその元請の設計事務所は買い手に対して責任を取っていません。

以上のような状況の中、ヒューザーは、売り主に対して責任を負わされたが(負い切れませんでしたが)、設計上の問題があったとして、設計上の問題を見逃した検査機関などに対して損害賠償を請求しています。

問題の箇所は構造上重要な部分には思われませんが、雨漏りに関する部位に該当するかもしれません。この場合は、品確法に基づき施工業者に全ての責任を負わせることが可能です。

また交わしたという文書の内容によっては、それは1つの契約ですから、その内容に従い施工業者、設計者は契約上の責任を負います。

とりとめのない回答ですみませんが、
現状は施主、施工者、設計者の3すくみで責任をなすり合って動けない状態になっています。
施工業者、設計者のいずれか一方と手を組んで協力して、もう一方に責任を追求していくという方法が有効かもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
どうにも難しい物ですね。私は簡単に設計者がいてその図面通りに仕上げるのが施工者と考えると、設計者がその責任を持つ物と思っていました。将来的に問題の責任があいまいになるのを恐れて引き渡し時に覚書を交わしたのですが、時間の経過と共に事が変質してきているような感じです。今後のことを考えると気が重くなります。私にも慎重さが足りなかったと後悔しています。ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/07 21:35

先程のオリンピックステインについてご返答します。


亜麻仁油成分のこの塗料は一般的に多く使われております。
仕上げ塗料として使用されるのはお勧めだと思います。
撥水をする事により、長年の経年変化において汚れも付きにくくなります。オリンピックステインとは限定しませんが、亜麻仁油成分を上塗りされるのはお勧めです。
また、松材は、木目が塗装により綺麗に出ますが、腐りも早いので、頻繁なメンテナンスが必要です。
材料は、ウェウタンレッドシダーですと最低限の塗装で済みますがいかがでしょうか?外壁材はもっと慎重になって、安価だからといって、判断されないほうがよろしいかと思われます。
ご慎重にご判断下さいませ。
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この回答へのお礼

本当に何度も丁寧に回答頂きありがとうございました。言われるままに設計士に任せてしまったのが問題だったと反省しています。
素材については設計の方はプロと信じていましたので
当然リスクも考慮して最善の選択をしてくれるものと思っていました。今になっては遅きに失したと言わざるをえませんが、さらに話し合うしかないと思います。
とても参考になりました。
御手間をとらせて本当に申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/06 21:30

外壁にタモ材を使用することはありません。



工務店、施工業者は設計士にはなかなか意見が言えないんですよね。現場や性質を理解しないで自分の考えが一番だと思っている設計士が多すぎです。
工務店でもそうです。言われるまま・・・

材木の事は材木屋に、塗装の事は塗装屋さんの意見を聞いてみてはどうですか?餅は餅屋です。おかしな点を理解して設計士を追い込みましょう!

この回答への補足

すみません。
チョッと気になったのでさらに質問をお願いします。
外壁にタモ材を使用することはないとのお答えでしたが、その理由は何でしょうか?
確かにタモの外壁は殆ど聞かないので不思議には思っていました。ご存知でしたら宜しくお願いいたします。

補足日時:2006/08/08 20:49
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
そうですかタモはありえないんですね。解りました。
凄く参考になりました。
設計の方はプロだと信じていたので、いささかショックです。

お礼日時:2006/08/06 12:47

これまでのQ/Aを読んでいますと、どうも施工者サイドには瑕疵責任はないようですね。

もっとも、引渡し時にすでに問題が発生していたならば、法律的には完成引渡しを受けていないことになります。(所謂瑕疵以前の問題)

まだ未成状態の仮引渡しということで、責任の薄いと思われる工務店、あなたの依頼した設計士を相手取り工事完成を求めて折衝することです。

今までのこの業界の風習は施主のミス、設計ミス、等なにがあってもすべて施工者に擦り付ける風習がありましたが、最近は徐々に変わってきました。少し前から設計士加入できる設計瑕疵保険(任意)というものもあります。(この設計士は加入していないと思いますが)

交渉してもなかなか進展がなければやはり最終的には、弁護士に相談して交渉してもらうとか法的手続きを取るとかしかないと思います。

(一番重要なのは、この設計士に保証債務を履行する能力(金銭的に)があるかどうかということでしょうか)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
当方としては設計士とも工務店とも信頼関係で1年間付き合ってきましたので基本的には上手く解決できればと考えていますが、つまるところ金銭の問題に行き着くのでしょうね。建築費の残金、設計料とも信頼の上に支払いをしたのに、今となってはいささか悔いがのこります。
設計士は仰るところの保険に入っていて、それを使いたいとの話で半年待ってきたのですが、どうも思うような金額が出ないような感じで、それも時間がとてもかかるようなのです。最終的には法的な手段も考えざるを得ないかもしれませんね。ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/06 12:58

補足について回答します。


タモ材は通常外壁には使用しません。水には幾らか強いのですが、通常は内部の水周りの造作材などにも使用されます。
一般的外壁ざいでしたら、国産材は、杉、唐松、桧、サワラ、ネズコ、外材はウェスタンレッドシダーを使用します。
塗装も、水性の自然塗料を使用し、木材の呼吸が出来るものに致します。
タモ材は全て張り替えたほうがよろしいかと思われます。
本件は大半は設計士に問題がございます。
負けずに頑張ってください。

この回答への補足

度々、丁寧な回答を頂き本当にありがとうございました。おかげで少しづつ状況がわかってきました。
やはりタモは外壁材としては問題があるものなのですね。
塗料はロングウッドエコを浸潤させ防腐対策を施したということです。工務店はその上にオリンピックステインを塗る事を進めたようですが、設計士は必要なしという判断でしたが、結局雪解けの水により膨れて外壁が剥がれ落ちるということになりました。一般的にオリンピックステインという塗料は選択としてどう考えるべきでしょうか?もしご存知でしたらお願いいたします。
設計士は松の場合は過去の経験からロングウッドエコのみで問題は起きないと言っていますがどんなもでしょう?
当地は雪国なので私としては撥水効果があるとい聞いているオリンピックステインを塗るべきはないかと思っているのですが・・・。

補足日時:2006/08/06 12:44
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NO.1の方がおしゃっているように、木の性質を理解して、適切な処理をしなかったためと考えられます。


設計事務所は、デザインに走るあまり、材料に関して、あまりくわしいひとは少ないです。
部分補修になるとおもいますが、しかたがありません。
仮に、張り替えになった場合、あなたも負担をする必要があると思いますが、一番負担をする必要があるのは、設計事務所です。2番目があなたです。
工務店は、基本的に図面の通りに施工しますが、技術屋として、設計事務所に、提言する必要があったのに、しなかったため、この点で責任があります。
一度、スタンスをかえて、三者で話されたらいかがですか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございした。
うーん、こういう場合施主にも責任がありますか・・・。私としては当地の環境をくどいほど説明して(雪が多いので)、何度も念を押したのですが、
大丈夫との返答で任せてしまったのですが、やはり施主がゴーサインを出したという責任かな。
今となっては色々と悔やまれますね。

お礼日時:2006/08/06 13:04

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